hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

『友達』じゃなくなったし…。

回答数回答 1
有り難し有り難し 10

お久しぶりです。今回、思うところがあって一年振りに質問させて頂きます(最初に言いますが、今回は仕事に関する悩みではありません)。

自分には2年程前に偶然知り合った「友人」がいました。ですが、直接会ったり声を聞いたりましてや顔を見た事もありません。 相手は自分より一回り年下の女性で、偶然ブログを読みコメントしたのがきっかけで交流が始まりました。その人は…というか、その人「も」複雑な家庭環境に育った上に体調不良が続いているらしく、ブログの内容は半分が女性らしい美容や趣味に関するもので、もう半分は仕事や日常生活のストレスを吐き出すものでした。
当然、自分は本名や居住地等を教えませんでした(唯一正直に伝えたのは年齢くらいです)し、逆にお互いの素性がはっきりしないからこそ気兼ねなく話せたんだと思います。
でも、残念ながら去年些細なきっかけから絶交してしまいました。 詳しくは書けませんが、自分が死んだ父親や入院中の母親に対しその時抱いていた気持ちを伝えたところ、彼女も両親とは決して良好な関係ではなく、それなのに健康面の理由から実家を離れられないのが心底辛いと言っておきながら『アキラさんてちっともご両親に感謝してませんよね?』と言われた事に腹を立て『貴女に一体何が分かる!? もういい、さよなら!!』とコメントしてしまい、結局それっきりです…。

不本意ですが、自分は少なくともまだ両親への負の感情を捨てきれてはいません。 けど、それは自分とは違い若くて父親が健在な彼女にはきっと分からないに違いない、と勝手に決めつけてしまったのも事実です。しかし、実はその後も彼女のブログを時々閲覧しています。

もう二度とコメントは残しませんが、たまに誰かが分かりやすい誹謗中傷をしては彼女がそれに返信(自分の時と同様に超のつく正論で)する様を見てしまい、何とも言えない複雑な気持ちになります。何故なら、大抵コメントした相手の言葉使いやブログをけなされる事に対する怒りで、そんなの別に放っておけはいいのに…と呆れてしまうからです。かといって、助け船を出したり便乗して傷つけてやろうとは思いません。

どうすれば楽になれますか(そもそもブログを読まなきゃいい、と頭では思ってるのですが‐)教えてください。最後に、いつもながら長文失礼しました。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

痛いところ、突かれちゃった

 今晩は。「共感していると思っていた相手から、思わぬ攻撃を受けてしまい、反射的に対応してしまった」という話ですね。
 お互い異なる人生を歩んでいるのに、何となく「自分を否定してこないだろう」と期待していたのが裏切られた、と。それは、そもそも貴女が相手との距離感を勘違いしていたのではないでしょうか。自分のことを100%肯定するのは自分だけです。つまり、どんな人間関係でも「全てを話せばどこかしら衝突する」というのが自然な姿です。今回、貴女が狼狽するに至ったのは、どこかしら彼女の言葉が正しかったからでしょう。そうでないなら、「ううん、私はこうして感謝を表してきたよ」と訂正すれば済む話ですよね。
 ですから、「攻撃された」と感じたら反射的に反論しないで、「ああ、痛いところ突かれちゃったわ」と、まずは受け止めましょう。そのワンクッションが貴女に落ち着きを取り戻させてくれます。体を切りつけられたのとは異なり、心の場合は貴女に新しい気づきをもたらしてくれることが多いです。
 それがコミュニケーションの醍醐味ですよ。

{{count}}
有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

こんばんは、回答ありがとうございました。 お礼が遅くなってすみません。

言い訳がましいですが、両親に感謝したくてもできない、または絶対にしたくないという人は自分以外にもこの世の中に沢山いるでしょう。けど、そういう方の方が親元を早く離れる事で物理的に距離を置いて気持ちを安定させていて、そう考えると何故自分は今までそうしようとしなかったのかと腹立たしくもなります。

彼女とは、あわよくば一度でいいからネットを介してではなく直に会って話したいとまで思っていたので余計悔しいですし、友人だった人にも未だに退院できてない母親にも今さらどう接したらいいのか分かりませんけど、焦らずにいくつもりです(答えになってないかもしれませんけど…汗)。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ