息子の死
はじめまして。
先月、不妊治療の末授かった大事な息子がわずか10ヶ月で亡くなりました。
死因は解剖の結果もわかりませんでしたが、私の寝かせ方が悪かったのではと今でも思っています。
息子は本当にかわいくて優しい良い子で、息子から愛される幸せを毎日感じ、とても幸せな日々でした。
あんなにかわいい良い子がなぜ死んでしまったのでしょうか。沢山の幸せをくれて感謝している一方で、こんなに早く死んでしまうなら生まれてこなければこんな絶望を感じることもなかったのにと思ってしまうことがあります。
あの時こうしていれば、今も生きていたかもしれないと考えると余計に辛くなるので、あれが息子の運命だったんだと思うようにしていますが、それでもなお「なぜ死んでしまったのか」と毎日のように考えてしまいます。
主人や両親は、また赤ちゃんを産んで母親になれると励ましてくれますが、30代も後半で不妊治療を再びして授かることができるのかとても不安です。
息子は帰ってこないことはわかっていますが、もう二度と母親になれないかもしれないと思うと、人生に絶望します。
もう生きていても良いことなんて起こらないから死んでしまいたいとも思いますが、両親にこの辛さを味合わせる訳にはいかないので両親が亡くなるまでは死ねません。
なぜ息子は死んでしまったのでしょうか。
私の行いが悪く、その罰として息子は死んでしまったのでしょうか。
もう生きていく自信がありません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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くまさんへ
心中察するに本当おつらい事と存じます。
くまさんをはじめ、ご主人さま、ご両親さま、皆さま。
しかし、一番につらく、悲しく、寂しいのは、お亡くなりになられた息子さんであろうかと思います。
そして、ただただ悲しいと思うだけでなく、愛する息子さんの命について考えてあげてほしいのです。
愛する息子さんは様々な人々との関わりの中で沢山の事を吸収し、成長されたと思います。そしてそのお返しに、たくさんのご縁あられる方々に癒し、喜び、力を与えてこられました。
たとえ人生が短くとも、くまさんの関係する皆さんにとっては中身の濃い、完結された人生を精一杯歩まれた息子さんに感謝し尽くしきれないほどのご恩があられるかと思います。
その歩みを精一杯お世話されたあなたの報いで悲しい我が子が旅立つことなど考えられないと思いませんか?。
必ず息子さんは短い期間であったとしても慈愛に満ちたあなたの懐に抱かれたことに深く感謝し、お喜びのはずではないでしょうか?
そして、あなたをこれからも支えて下さる色々な関わりを思ってあの世から力になって下さるでしょう。
何よりものご供養はあなたが愛するお子さまを思い、糧にしながら、元気なお姿を1日1日あの世に向けて見せてあげることだと思うのです。いかがでしょうか?
もし、よろしければ同じ悩みをお持ちのお母さま方々の集まりがあるのでは?
お気持ちを共有されてはいかがでしょうか?何か感じる救いがあるのではないでしょうか?
あなたとそして愛するお子さまに関係する皆様方のご健勝と、それをあの世からいつまでも応援してくる愛するお子さまのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
合掌
罰で人は死にません
不妊治療で授かった大切なお子さんを10ヶ月で亡くされたのですね。
これは先に、断言しておきたいのですが、くまさんの行ないが悪くて、その罰として息子さんが死んでしまった、なんてことはありませんよ。
死因が特定できなかったとのこと、また、ご自身の寝かせ方が悪かったと疑っておられること、わからないことが不安だったり、くまさんがご自身を責めておられる様子がうかがえます。
けれども、仏教や宗教の視座から、くまさんの行いが悪くて起きたことではないということは、はっきりと申し上げておきます。
くまさんは、毎日のように、どうしてお子さんが死んでしまったのか考えておられるとのこと。そうですね。たとえ答えが出なくても、止むことのない問いかけというのは私はあると思います。また、問いかけることが悪いことだとも私は思いません。
ご主人やご両親から、また母親になれるとの励まされているのですね。次があると励まされることも、もし、くまさんがお辛いようでしたら、気にせずに今は悲しんでも良いと思いますよ。くまさんの言葉から、その事で傷つかれているかどうか私には推察できませんでしたが、お子さんを亡くされた母親で、次があるからと励まされる言葉が辛いという声も聞いたことがあるので、少し心配です。
くまさんの悲しみを、誰かと比べる必要はありません。支援者や当事者の会を訪ねることは私も良いと思います。今は気分にならないかもしれませんが、もし今後、必要になれば思い出してみてください。
くまさん、お辛い気持ちを聞かせていただき、まことにありがとうございました。また声を聞かせてくださいね。
質問者からのお礼
お礼が遅くなり申し訳ございません。
先日、四十九日法要を終えることができました。
何をするにしても息子を思い出し、いまでもなぜなのか考えてしまいますが、少しでも前向きに生きて息子に元気な姿を見せていきたいと思います。
もう少し気持ちが落ち着いたら、似た境遇の人の集まりにも参加してみたいと思います。
ありがとうございました。