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仕事の悩み

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初めてこちらのサイトを使わせて頂きます。

私は販売員です。コロナ禍ではありますが、店の皆で日々頑張っています。

職場ではお店の目標の他にノルマ程ではないですが誰がどれだけ売ったかの成績が出ます。
最近副店長に昇進したこともあり(年功序列でですが)、前より自分の数字というのが目につき、人に劣等感を抱いてしまうことが増えました。副店長なんだからちゃんとやらなきゃ!と思ってしまいます。

私がこの仕事に着いたのは、なにかして人に喜んで貰うのがとても好きだと思ったからでした。
数字に拘ってもやもやした気持ちのままでは心地よい接客をすることは出来ないですし、ちょっとでももやもやに気づいた時はレジ点検や備品補充などで気を落ち着かせています。

ですが忙しい日は、1人で複数人に接客をしたり、他スタッフのお客様を把握できないこともあります。
そんな中、他スタッフのお客様でも私が代わりにレジに入ったらそのまま出られなくなることが、最近とても多いのです。
他のスタッフの売上のために、私の担当のお客様を待たせてレジに入ることもあります。もちろん逆に誰かに助けて貰うこともあるのですが。
私がレジにいる間私の担当していたお客様が帰ってしまったり、ちゃんと接客できなかったことも、自分の売上だけ伸びないことももやもやします。

一対一での接客をしようというのが店長の指針ですが、その店長が誰より複数人接客が多いのです。お店自体の売上や自身の格や、私には計り知れない理由があるのかもしれませんが…。
でも、私や他スタッフが手隙なのに代わらない様子から、自分の売上が欲しいのかな、任せられないと思われてるのかな、と悪い方向に捉えてしまいます。

お客様には、担当が違っても「皆いい店員さんだったな」と思って欲しいです。自分の売上よりそれが一番大事だと私は思っています。
それなのに、個人売上や人のレジに入ることを嫌になり、私はこんながめつい人間だったかと自己嫌悪してしまいます。

よく気が利くねと言われることが多い分、レジで待っている人にもすぐ気づくのでしょうが、売上に対しても人はもっと実績をあげているなとも考えてしまいます。私はなんて器が小さいのかと嫌気がさします。

今日あったことをそのまま書いてしまい拙い文章で大変お見苦しいとは思いますが、どうかよろしくお願い致します。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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個人プレーの部分も大事ですし、チームプレーも大事です

 御商売なら、仕事の評価の第一は売上ですよね。無論、利益も大事であるとと思います。一つの目安として、一人一人の売上グラフが表示されるのは止むを得ないと思います。店員もモーテイベーションを上げるためにも致し方ないことだと思います。

 ご質問にありますとおり、「個人売上や人のレジに入ることを嫌になり、」という感情は誰しも持ってしまいます。商売で、店員個人個人の売上成績を集計していけば、当然売上高の序列がつけられます。その数字というのは必ずしも商売の実態を伝えてはくれません。最初自分が接客していたのに、店長もしくは他の店員が割り込んできて、店長の売上にされてしまったというようなことも少なくないと思います。
 但し、そのことをお客さんの立場で検証してみることも必要です。「途中から他の店員が出しゃばってきて、感じ悪かった。」という場合もあると思います。一方で「どっちの色を選ぶか迷っていたら、店長が来ていいアドバイスをしてくれたので、決められた。」という場合もあると思います。以前、妻が娘の成人式の着物に合わせる帯や小物を買う際に迷っていたら、ベテランの方が途中から入ってくれて草履と帯とバックのコーディネートを上手くアドバイスしてくれて、納得のいく買い物ができたことがありました。客の立場からみれば、「いいチームプレーのお陰でいい買い物ができた。」という場合も少なくないと思います。ほぬさんの「お客様には、担当が違っても「皆いい店員さんだったな」と思って欲しいです。」と願いは、良いチームプレーが発揮されたときに成り立つと思います。

 今、プロ野球の投手は勝ち星のほかに、ホールド(中継ぎで抑えた)とセーブ(試合の最後を抑えてしめくくった)の数でも評価されています。店長は、野球でいえば監督兼プレーヤーなんでしょうねえ。自分個人の勝ち星(売上げ)達成も大事だとは思います。でも、店員をうまく動かして、チーム全体の成績(売上)を向上させ、観客やファン(お客)を満足させることが大事だと思います。
 勝ち星だけでなく、ホールドやセーブポイントも正当に評価して、人事考課やボーナス査定等に反映する。これが、強い球団(店舗)になるための道だと思います。ほぬさんの考えは正しいし、素晴らしいと思います。其の考えを実践するには、正攻法だけでは駄目です。上手く根回しして、硬軟工夫していくことです。

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