出家と在家、得度と受戒の違い
仏教初心者ですが、
僧侶として生きることに漠然と憧れを持っています。
(とはいえ現実には出家などは無理ですが。)
そこで基本的な質問をさせて下さい。
在家得度と出家得度がありますが、
僧侶(お坊さん)となるには
あくまで出家しないとだめなのでしょうか。
また、得度と受戒の違いがよくわかりません。
お教えいただけると幸いです。
宜しくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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違い、違い・・・
出家をする、ということは読んで字の如く「家を出る」と理解してみてください。
在家は「家に在る」と書きますが、家に在りながら仏法僧の三宝に帰依されてる方ですね。
今は世襲が多いので出家と言いましても家を出ることはなく、自分のお寺で仏道修行に励まれる方も多くいらっしゃるとは思いますが本来は出家をするというのは家を出て、お釈迦さんの弟子になることですので「出家する」と言います。
在家は「在家者」、「在家信者さん」と言ったりしますが、上記でも簡単に書きましたがいわゆるお寺ではないけれども仏縁に恵まれて関わっている方、ですかね、書き方が難しい、すいません。
昔言われたことがあるのは「出家をしたのだから親の死に目に会えなくてもしょうがない」ということを言われたことがありますがそれはどうなんだろう、と思ってしまったことがある、という余談。
得度、というのは出家とタイミングはだいたい同じです。
仏門に入り、お釈迦さんの弟子になって僧侶の卵になった瞬間です。
僧侶としての僧名をいただいたり、頭に剃刀を当てたり、五戒を犯さないように保つか誓ったり、などなど、そういう儀式です。
僧名は今はお寺の子供ですと命名の時点からそのままの読みか、読み方を変えるだけで僧名になるように名付けられる方もいらっしゃいます。
私は在家でしたので、翔玄は得度のときにいただいた僧名であり、名前は翔です、書類に書くときはややこしいですが改名予定はありません。
受戒は「戒を受る」と書きますね。
これは広い意味で様々な場面で使われるとは思いますが「戒を授かること」を総称するかと思いますので、そういった場面で使われると認識してください。
その宗派において決まった通過儀礼などで戒を授かる場合があります、もしくは師匠から授かる場合があります、それらを総称して「受戒」と表現するわけです。
分かりにくい書き方しか出来ません、ご了承ください
もっと上手に書けたらいいのにね、難しいね!
質問者からのお礼
翔玄様
早速のご回答ありがとうございます。
質問自体が漠然としていましたが、
わかりやすくお答えいただき感謝です。
どこから「僧侶(お坊さん)になった」といえるのか知りたかったのですが、
制度上はやはり出家得度して宗派の僧籍に載ることを意味するのでしょう。
でも、お坊さんになるということをもっと広く、
「仏門に入りお釈迦さんの弟子になって僧侶の卵にな」ることだと理解すれば、
必ずしも制度上の意味にとらわれなくてもよい気がしました。
これからしっかり勉強したいと思います。
ありがとうございました。