気持ちに折り合いをつけたい
回答 1
有り難し 5過去に勤めていた職場で、経営者や上司からのパワハラを受けました。
とにかく言われたことは出来ないと言わせないように指導し、毎日のように社員に対する愚痴を聞かされ、気に入らない従業員がミスをすれば一日中叱りつけていました。
体と精神状態に支障をきたしたので退職をしましたが、今思えばとても異様な光景で、従業員のほとんどが恐怖で洗脳されていたように思います。
私もその1人で、あるとき経営者から任された仕事に若干違和感はあったものの、目的が分からないのにハッキリ断ることが出来ず、いつもの流れで受けてしまいました。
それが違法行為だったことを後から知りましたが、時すでに遅し。
冷静に考えれば分かることだったのに、対処出来なかった無知で気弱な自分を責め、今も大変後悔し反省しています。
自分が悪いことは重々承知ですが、正直会社の悪巧みに扱われたことへのショックも大きく、人への不信感が募り前に進むことが出来ません。
そしていつか自分は捕まり、落ちるところまで落ちる未来が脳裏を過り、極度の恐怖に苛まれています。
ようやく見つけた将来の目標を持ってからの出来事で、今後も同じ職を続けていくのは許されない気がしていますが、正直諦めたくない気持ちもあります。
こんな自分にも、今後の行動や心持ち次第で、心穏やかに過ごせる時間は訪れるのでしょうか？
まだ気持ちの整理が出来ておらず、しっかり折り合いをつけたいです。
どうかアドバイスをいただけたら幸いです。
お坊さんからの回答 1件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
仏様にお任せです…
『まだ気持ちの整理が出来ておらず、しっかり折り合いをつけたいです』とおっしゃるお気持ちは真摯で、人生においてとても大切なものです。その思いは大事になさって下さい。
但し、いつ気持ちの整理がつくのか、いつ御自身の納得のいく心持ちになれるのか、そうでなければこれからもずっと悩み続けるのか…となると、それはそれで問題ですね。
詳しいことがわかりませんので軽率なことは申せませんが、御自身の行った行為が違法だったとして、それが会社側の業務命令によるもので、逆らうことが出来なかったのであれば、あなた御自身は罪には問われない可能性は高いと思います。
なにより、過去の行為は今更無かったことには出来ませんので、公的機関から何らかの追求があった場合は、そのときに対処しましょう。御自身の思いをきちんと告げて下さい。少なくとも文面からは違法性は読み取れませんが…。
大切なのはあなたの将来…ではなくて「現在」です。
心身の状態はいかがなのでしょうか…きちんと治療を続けていらっしゃいますか。
『今後の行動や心持ち次第で、心穏やかに過ごせる時間は訪れるのか』…心穏やかになるのは御自身、また心穏やかに出来るのも御自身ですので、私の側で絶対大丈夫ですよと申すことは出来ません。
仏教では、我が心を煩悩と見なし、その煩悩を捨てる、離れることを説きます。
どうぞ、御自身の思いを捨てて下さい…離れて下さい。
そして、浄土真宗では阿弥陀仏に帰依することを説きます。もっと申せば、仏に帰依すること＝我が心を離れることです。
その意味から、仏を信ぜよとは申さず、仏に任せよと説きます…つまり、仏を頼みとして 頑ななる我が心を手放すということです。
我が思いを離れる…実はとても難しいことですが、あなたの、また私の苦悩を取り除くために、仏が「我をたのめ、任せよ、あなたの思いを私に預けよ」とおっしゃり続けて下さっていることを最後に申し上げます。
あなたの速やかなる心身のご回復を念じ上げております。
