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恋人との死別から12年後

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19歳の時に高2から付き合っていた彼氏がバイク事故で亡くなりました。
それから12年が経ちます。

時間が経てば、色々と解決すると思っていましたが、こんなに時間が経ってもまだダメです。

彼の家族との関係と自分のこれからの生き方について相談させてください。

私の両親は教員で多忙で、夜は21時~23時帰宅、休日は部活か自宅で寝ているという状態が続き、ほとんど話したことはありません。おせち料理をはじめ食事は私が自流で作っていました。

私は、学校では生徒会や部長を務め、歌も英語も作文も絵もやれば学校代表になり、「さすが●●先生の子ども」という評価を受けながら、親からすれば「手がかからない子」として育ちました。

そんな私が初めて弱みを見せたり、甘えたり、感情を爆発させたりできたのが初めて付き合った彼氏でした。

彼氏の家族(祖父母・父母)は私が行けば、盛大に歓迎してくれ、いろんなところへ連れて行ってくれたりしました。

ただ、私の両親は恋愛や遊びに大反対で、「発情期の猫」などと言われていたので、私は彼と隠れて会うようにしていました。

彼が亡くなった後、私の両親は、「バイクに乗るから事故に遭うんだ」、「結婚しているわけじゃないから、元カレの家に行くな」と言います。
でも、彼のお母さんとはずっと連絡を取っていて、大学進学後に県外へ出た私は帰省するたびに訪問しています。

私の両親は仕送りをしたことはないですが、彼のお母さんからは季節毎、私が病気の時、頑張っている時、誕生日などに必ず何かを送ってくださいます。

2年前、中絶した相手と結婚しました。これらのことを私の親は知りません。
旦那の両親は男尊女卑がひどい価値観で、自分が神だから言ったことには従うように言われます。

結婚直前も結婚後も家出する先が亡くなった彼のお家です。
急に訪問しても抱きしめて泣かせてくれ、落ち着くまで泊って行くように言ってくれます。

カウンセリングに通っていますが、彼と彼の家族以外に自分を出せていない、と言われます。

命日や誕生日は泣き崩れます。
いつも「もし…」と考えて泣けてきます。

彼のようないい人に出会うまで、自分の足で立っていかないといけないと思いつつ、今日までできていません。

ご助言をいただけましたら、ありがたく存じます。
よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

諸行無常なるが故に、状況も変わるし、自分の力で変えられるんだ

 質問文を読んで、そして前の質問を読んで、正直「そんなに我慢することがあるんかいな。(どこの方言かな?)」と思いました。でも、あなたは聡明な方だから、私のような阿呆なことを言わないで、一生懸命耐えておられるんだと思います。

 12年たっても忘れられない。いいんじゃないですか。それだけ素敵な出会いがあり、それだけ素敵な交際期間があったのだから。彼との思い出はこれからもあなたにとっての大切な宝物にしてください。人生の中で、そういう素晴らしい時があった。それだけで、この世に生きてきてよかったのではないでしょうか。

 無論、突然の事故死はショックだったと思います。何故自分を置いて先に逝ってしまったのと言いたくなりますよね。でも、そう言いたくなる人に出会えたことは、幸せだと思います。あなたは自分の両親を仮面夫婦としてしか見れないのですよね。それに比べれば、期間は短くても本当に心を許すことが出来る恋人に出会えたことは、幸せなことです。素敵な出会いが無くても、人生では辛い別れは必ずやって来ます。例え突然の辛い別れがあったとしても、素敵な出会いがあったことを否定できません。出会いの価値が失われることは有りません。

 共に人間として成長し固い契りを交わし温かい家庭を築き、長く寄り添って行きたかったと思います。私でさえ、質問文を読んでそう感じました。でもね、人生は諸行無常です。思い描いたようにはいかないことも、多いんです。但し、諸行無常なるが故に、現状はいつか変わります。

今の状況だって変わっていきます。神のような力のある義父だって、10年後20年後には其の神通力が弱っていくでしょう。家庭が夫とあなた中心になる時が来ます。耐え忍ぶことも大事ですが、あなた御自身の努力を添えて変えていくことで、あなたにとって望ましい状況に変えていくことは出来ます。出来るんです。耐えるべき時は耐え、画策できることは画策し、夫とお子さんはしっかり教育していきましょう。

 仏教では、此の現世を「娑婆」と言います。娑婆とはサンスクリット語のsahāの音写語です。中国で意訳された時は、忍土と翻訳されていました。ただ我慢するのだけではなく、物事を正しい目で見据え正しい道を歩みましょう。正しい道を歩むことを通して、素敵な人との出会い(恋愛関係に限らず)や共生きを可能にしていきましょう。

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質問者からのお礼

ご回答くださり、ありがとうございます。
何度も何度も読み直しました。
いただいたお言葉を大切にいたします。

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