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息子が強情で何を考えてるのか分かりません

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80代の男性です。
40代後半の一人っ子の息子が何を考えているのか全く分かりません。

私と妻は子供の頃から息子の弱音を1度も聞いたことがなく、どれだけ我慢しながら生きているのと思うと可哀そうで仕方がありません。
あまりに強情で全く人間らしくないのです。

幼稚園の頃に友達に意地悪をされた時も「僕にも悪いところがある」と自ら謝りに行き、意地悪をした友達ともあっさり仲直りをしてしまいました。
小学校に入って長期間いじめを受けていた事を学校の先生から聞かされた際も、救いの手を差し伸べようとしたら息子はいじめの首謀者を話し合って解決し、なんとその首謀者と仲良くしているのです。
私どもが問いただすと「あの子も家が色々大変だから仕方なかった、悪い子じゃない」とどこまでも冷静なのです。
中学校の頃に新任の教師に酷い暴力を受けた時も「先生も社会に出たばっかりでいろいろ大変なんだよ」と許す始末ですし、高校の時に学校の行事の進行役で大きなミスをして他の生徒たちに吊し上げにされても、解決して攻め立てた生徒たちと仲良くしてしまいます。

息子が大学を出る頃には就職氷河期が到来し、誰もが正社員になれない中、息子は突然一人暮らしを始めてあっさりと正社員になりました。その内情を聞くと、なんと400社近くを受けたらしく、私は腰を抜かさんばかりに驚きました。
その会社は数年後に倒産してしまい、今度ばかりは息子も傷ついたのかと思えば「さっさと次を見つけなきゃ」となんと…個室を与えられていたにも関わらず、引っ越しや工事現場の日雇いの仕事をしながらまた正社員を決めてしまいます。この辺から私は、息子が少し恐ろしくなりました。

その後息子は自分で会社を起こしましたが、リーマンショックと東日本大震災のあおりを受けて10年で倒産し、その後も平然と会社勤めに戻り、涼しい顔で実家に顔を出していました。
あまりに弱みを見せない息子に私と妻はとうとう、息子を激しく攻めてしまいました。
すると息子は「自分の弱音を1つ見せるとしたら、あなたたちがそうやって僕を落ち込ませようとしてるのが小さい頃からストレスだった」と暴言を吐き、以降息子は3年間私たちの連絡を無視しています。
共通の知人に聞くと「親の暴言に耐えられない」とのこと、私たちは労いの言葉をかけたいだけなのに…。
私たちはどのように息子と接したら良いのでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

問題は息子さんではない

こんにちは、初めまして。

以下の回答はあなたに不本意である可能性が非常に高いです。
そのような回答を望まない場合は、以下を読まないでください。

一読したところでの感想は、息子さんと親であるあなたとの心の接点が、とても希薄なまま今に至っている、ということです。

文章中、とても気になったのは、「あまりに弱みを見せない息子に私と妻はとうとう、息子を激しく攻めてしまいました」とある所です。「弱みを見せない」と「激しく攻め」る、というのはよく分かりません。「弱みを見せない」から、どうか本音を話してくれないか、と懇願するのなら分かりますが。

文章表現の間違いかな、とも思いました。

しかし、次の文章にこうあります。
息子さんが、「自分の弱音を1つ見せるとしたら、あなたたちがそうやって僕を落ち込ませようとしてるのが小さい頃からストレスだった」と唯一、本音をぼろっとこぼされているところがあります。しかし、その「弱音」、本音をあなたはなんと表現したでしょう。「暴言を吐き」と表現しています。

先の文章と併せて考えると、あなたは本音を出せと「激しく攻め」、「弱音」を吐いた息子さんを「暴言を吐」いたと嘆いている。息子さんが今まで、弱音を、本音を吐けなかった理由がよくわかります。

あなたは、本音を、弱音を吐くことを許さなかった、或いはそういう雰囲気を漂わせていた親だからこそ、息子さんは本心を打ち明けたり、頼ったり出来なかったのです。

息子さんが「あまりに強情で全く人間らしくない」とあなたは書いています。
私には全くそう思えません。

「強情」だから、弱音を吐かなかったのでありません。吐けない親だったからです。学校でのいざこざを処理するときも、就職の時に一人で頑張っていたのも、あなたに頼れないことを知っていたからです。

しかも、「私と妻は」「息子を激しく攻めて」とあります。あなただけではなく、奥さんもあなたと一緒だったのでしょう。両親のどちらかが緩衝材になるということもなかった。「息子は3年間私たちの連絡を無視しています」という反応も宜なるかなです。もう、話しても無駄だと思ったのでしょう。本音を話そうとした唯一の機会を、「暴言」と完全にはねつけたのですから。

出来ることと言えば、ご夫婦共に完全に自分たちの非を認めた手紙を書くことです。後は息子さん次第でしょう。(字数制限)

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浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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