回答 1
有り難し 18こんにちは。
初めて相談させていただきます。
怖がらず話せるようになるために必要な心持ちを教えてほしいです。
学生の頃から話すことに苦手意識があり、必死に言葉を考えて話しています。
自分の意見を伝えること、それで人に嫌われてしまうことが怖いです。
話すことが苦手な理由の一つとして、親の望む回答ができないと理不尽に怒られたりしていたことも関係するかもしれません。
共感していないことでも同調してしまったり、何か揉め事があった時も私が悪いと自分を納得させてきましたが疲れてしまいました。
自分の存在に自信を持って生きたいので、人間としてペラペラな状態を卒業したいです。
皆様からお話を伺えたら幸いです。
お坊さんからの回答 1件
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こんにちは、初めまして。
「自分の存在に自信を持って生きたい」のですね。
切実な気持ちが伝わってきます。
また、「人間としてペラペラな状態を卒業したい」と書かれています。
大丈夫、あなたはきっと深みをもった人間性を獲得できますよ。
謙遜であっても、自分のことを「ペラペラ」だと省みるという厳しい自己認識がある。そして、変わろうと思った時点で人間は既に変わり始めています。たとえ少しづつであっても、あなたは内実の伴った人になっていけると私は思います。
「親の望む回答ができないと理不尽に怒られたりしていたことも関係」して、「話すことが苦手」とのことです。それは言い換えるならば、相手の指定した正解に合わせることを体で覚えてしまっている、ということでしょう。だから、常に自分の考えた正解・意見ではなく、相手を基準とした正解・意見を自分のものとして無理やり納得させるという一連の流れがあなたの中で定着してしまっている、ということだと思います。
つまり、いまは相手に合わせた自分という方向性に大きく振れている、ということです。だから、あなたの出来る範囲で、逆方向への振り返しをする必要があります。
あなたは、「自分の意見を伝えること、それで人に嫌われてしまうことが怖い」と言われています。そう、そこです。あなたの苦手な部分の見直しこそが、やるべきことです。「人に嫌われてしま」っても良いから、自分の意見を表明するということを一日一回やってみてはいかがでしょう。
といっても、いきなり意見を言う、というのは勇気がいるかも知れません。
ですから、例えば相手の言うことに簡単に頷かないようにする、これも自分の意見の表し方です。同意でもないし、否定でもない、とりあえずお話を聞いています、という中立の状態です。そして、共感したり、賛成することがあれば頷く。よくわからない、同意できない場合はウーンとちょっと唸ってみる。受け身ながら、これだけも自分の意志を表明する訓練になります。
そして、段々と相手との距離感を測りながら、これを言ったらどう反応するかを把握しつつ、少しづつ自分の言葉で表現するようにする。友人にも、そしてご両親にもそれが出来るようになっていったら、きっと将来においてあなたなりの心地よい関係を築けていけると思います。
追記
ご返信ありがとうございます
マイペースで積み重ねてください
こんばんは。
ご回答ありがとうございます。
変わろうと思った時点で変わり始めているとのお言葉に涙が出ました。
まずは反射で頷いてしまうことを減らすように意識します。
少しずつ試していれば、いつか自然に思いを表現できる日が来るのかもしれないと希望が持てました。
本当にありがとうございます。
