自分が汚いものとしか思えません。
はじめて相談をさせて頂きます。
現在大学に通う学生です。
自分の体が汚いものとしか思えません。
私は物心つく前からアトピー性皮膚炎を患い、顔や全身がカサブタや血だらけで、ボロボロでした。
その事について、両親は個性として認めてくれて、きちんと病院にも通わせてくれていたので、幼少期は比較的落ち着いて生活出来ていました。
しかし小学生の頃、私の皮膚を見たり、触れたりした兄弟や当時のクラスメイトに「お前汚い、気持ち悪い」と言われてから、なんとなく自分が汚いものだとしか思えなくなりました。
また、自分と接触すると他人を汚してしまう(不快にさせてしまう)から、人に触れたくない、触れられたくないと思うようになりました。
その出来事自体はトラウマになってはいませんが、度々思い出しては私って汚いし気持ち悪いんだなぁと考えてしまいます。
現在は、皮膚炎の完治には至らないものの、一頃と思うとかなり落ち着き、肘や膝など服で隠れる部分以外の症状は無くなりました。
しかし未だに家族や親しい友人を含め、他人に自分の体を触れられるのが本当に我慢出来ず、すぐに払い除けてしまったり、触れられる前に避けたりしてしまいます。
また、なるべくなら自分から他人に接触したくは無いと思ってしまいます。
講義のため、外出をしてもいつ人に触れられるか、触れなければならかいかを考えては怖くなり、動悸がします。
このような、自分が汚いという思い込み(もしかしたら思い込みではないかも知れませんが)や、人と接触したくないという思いを改善するにはどうすればいいでしょうか。
一学生のくだらない悩みではありますが、ご助言頂けると幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
主観から客観へ
こんにちは、初めまして。
「自分が汚いという思い込み」、「人と接触したくないという思い」をどのように心のなかで落ち着けていけば良いのかというご相談ですね。
あなたは、「自分が汚いという思い込み」という客観的な視点を持ちつつも、すぐその後で「もしかしたら思い込みではないかも知れません」とも述べています。つまり、自分の中では客観的視点と主観的視点が明確ではなく、曖昧になっている、曖昧になってきているのではないでしょうか。その切り離しを、今一度意識することが大切かと思います。
人が人を見る時、どんな視点でその人を見るでしょう。
その人の服装、しぐさ、身につけているもの、体調などの様子、顔の表情・・・等々沢山あるはずです。身につけているものが高価かどうか、そんな視点ばかりで通常人は観察していません。あくまで、全体的な視点を持っています。
あなたには十分わかっていることかも知れませんが、あなたは自分を「アトピー性皮膚炎」という特徴で、主観に重点を置いて自分を見ていませんか。それは、あくまであなたの一部のはずです。すぐには難しいかも知れませんが、できるだけ自分を客観的視点に持っていく。そして、人はそれほど自分のことをまじまじと見ていない、という気軽さを持つことが大切かと思います。
あなたは、どんな特徴ある人ですか。性格、趣味などはどうでしょう。
客観的に色々書き出してみると、自分をより俯瞰的に見れると思いますよ。
ここからは、専門外の指摘になりますので、そのつもりで読んでください。
あなたは、次のように書いています。
「講義のため、外出をしてもいつ人に触れられるか、触れなければならかいかを考えては怖くなり、動悸がします」と。ここに、現在のあなたの心のバランスに危うさを感じます。
自己のボディイメージについて「汚い」という「思い込み」は、精神的な障害への移行が懸念されます。より、安定的な学生生活と今後の将来のためには専門家への相談が必要かと感じました。参考にしてください。
「個性として認めてくれ」たご両親を大切にしながら、充実した学生生活を送ってください。応援しています。