犯罪を犯した後のこと
私はつい1ヶ月ほど前に犯罪を犯してしまいました。職場の女性の家に入り相手の彼氏に現行犯で捕まりました。
家に女性が留守なのは分かっており家に入ってみたくて犯罪を犯してしまいました。
自分の行いのせいで被害者、会社の人達、また親にも迷惑をかけてしまいました。
まだ、判決は出ていないけど自分の罪が前科になることが怖くて仕方ありません。
被害者の女性には謝罪することが出来たのですが自分のした事が恥ずかしくまた、罪の意識でご飯が全然食べれなくなりました。
仕事も自宅待機で出勤できず、一日家で居ると後悔と起訴される恐怖から心がしんどいです。
判決が出て前科持ちになった場合どう生きていけばいいでしょうか?
また、不起訴になってもやはり罪を犯したという事は真実なのでどうやって償っていけばいいですか?
本当に後悔しかありません。
自分の幼稚な考えで欲求も抑えられず、たくさんの人に迷惑をかけ心の底から反省しています。二度とこのようなこと、また警察にお世話になるようなことはしません。
生まれ変わりたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
事実から逃げないで
ご相談拝読しました。罪の告白と懴悔をお聞かせいただきました。どうか今のその気持ちを忘れずに胸に刻んでください。
>生まれ変わりたいです。
とのこと。本当に生まれ変わるとはこれまでのことが無かったことになるのではありません。それではまた同じことの繰り返しになる恐れがあります。これまでの事実を引き受けた上で新たに歩み出していくことこそが生まれ変わりなのでしょう。
そのためにも、まずはきちんと社会的制裁を受けましょう。今お待ちの法律による裁きです。続いてそれに準じて会社内での処分がくだされるのでしょう。
お相手に関しては既に謝罪することができたとのことですから、これ以上はもう関わらない方がよろしいかと個人的には思います。許されたいという思いから接触するのはエゴでしかないのではないでしょうか。
ですから社会的制裁の先はあなたの罪悪感をきちんと自分自身で受け止めて、そのことを自らの課題として歩んでいくことです。
綺麗サッパリ忘れてしまうのでなく、これでもう十分と開き直るのでもなく、自分に何が出来るか主体的に問うていく。
あなたは沢山の人に迷惑をかけました。きっと厳しく責められたり、あるいは「どうしてこんなことをしたのか」と嘆き悲しまれたり、あるいはあきれられたりもしたかもしれません。
でも、今ここ存在しているということはある意味では許され認められているのです。
だからあなたがあなた自身から逃げないことです。これから先、むやみやたらに前科を語る必要はありませんが、自分の中ではきちんと今回の罪を逃げも隠れもせず堂々と引き受けていることです。あなたがそうするならば、あなたの他の失敗してしまう人へのあなたの眼差しは変わるでしょう。
人は縁(条件・環境)がととのえば何をしてしまうかわからない。だからこそ忘れずに歩んでいってください。
厳しい環境になるのかもしれませんが、その中であなたが生きる道を探してやりたいようにやってみましょう。自責自罰することだけが償いではありません。あなたが現実の中を必死に生きようとする歩みがあなたの償いの表現になっていくことと思います。
反省と自戒と誓いを
現行犯として逮捕された訳ですね。警察で取り合いらべを受け、保釈された状態だと思います。警察から書類送検となり、検察官が起訴するか起訴猶予するか検討中だと思います。
仮に起訴された場合、現行犯逮捕ですから、有罪判決が降りるでしょう。但し、過去に犯罪歴が無ければ、執行猶予付けに判決になる可能性が高いと思います。
起訴猶予となるのは、被疑者の境遇や犯罪の軽重,犯罪後の状況(謝罪等被害者側への対応、示談がまとまったかどうかなど)を鑑みて,検察官の裁量によって不起訴とする場合です。
たかさんの場合、反省の意を示しているとのことですし、被害者の方へ謝罪されておられます。そういう状況が検察官に伝わっていれば、検察官も情状を考慮してくれて、起訴猶予になるかもしれません。但し、警察に逮捕されたという「逮捕歴」は警察に残ります。ですから、仮に起訴猶予されたとしても油断は出来ません。もし、今後何らかの刑事事件を起こし逮捕されれば、確実に起訴され裁判で実刑判決を受ける可能性があるからです。
それだけに、反省の気持ちを忘れないことです。自戒することです。但し、人間の心は弱いものです。揺らぎやすいものです。今回の事件は「魔が差した結果、起きたこと。」と弁明したい気持ちが捨てきれないのではないでしょうか?
過ちを繰り返してはならない。それくらいのことは、頭ではわかっていると思います。でも、同じ過ちを繰り返すしてしまう人間は、多いのです。逮捕され取り調べられたことは思い出したくないでしょうし、そういう取り調べを二度と受けたくないですよね。sののためには、自分の弱さを自覚することです。そして、弱い自分が同じ過ちを繰り返さないよう、神仏に祈ることです。
どこか近くのお寺か神社を決めて、定期的に参拝しましょう。「二度と罪を犯しません。過ちを繰り返しません。」と神仏に祈り誓いましょう。「自分は弱い人間です。心がぐらついたりしないよう、守ってください。」と願いましょう。お札かお守りを授与しているいたら、戴いてきてお札なら部屋に置き、お守りなら肌身離さず身につけて、守ってもらいましょう。
質問者からのお礼
返信誠にありがとうございます。
そうですよね。自分のしてしまったことに逃げず生きていきたいと思います。
一生胸に刻んで償っていきます。