戒名に関しての考え方
私は、茶道を志しています。
先日、お家元より茶名を頂きました。
(お家元は、京都のお坊様です。)
しかし、その名前が我が家の亡くなった方の戒名の上二文字と同じである事が分かりました。
その戒名の方は、父方の祖父の奥さんで、私の祖母はその方が亡くなった後に後妻に入りました。
父は三男ですが、上の兄弟(祖母の産んだ子)が若くして亡くなり、家を継ぎ墓守をしています。
亡くなった長男は12歳で亡くなり、亡くなる間際、譫言で女の人に足を引っ張られていると言った後、間もなく亡くなりました。
それを聞いた親族は、亡くなった前の奥さんに連れて行かれたと思っているそうです。
今回、私の茶名が偶然同じになってしまい、茶道への志を知っている両親はとても動揺してしまいました。
そして、私に禍いが降りかかるのではないかと、とても心配しています。
茶名を無かった事にして、新たな名前を頂くことが出来ればいいのですが、それも出来ない状況です。
私は、昔あった出来事に対しての父の気持ちもわかりますが、逆に名前を名乗る事でご先祖様として大切に思っている気持ちが伝わり、守って頂けるのではないかと思っています。
ただ、戒名の意味やそれにまつわる事が、分からないので、本当にそれで良いのか迷って、とても悩んでいます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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戒名の文字
日日好日さま
何とも言えない奇縁となりましたね・・
しかし、せっかく賜った家元からの茶名を返上したり、改名したりというのも、誠に気が引けるところであるかと思います。
まあ、戒名の文字(特に院号・道号など)は、多くは経典からの出典であり、縁起が悪いものではありません。清らかな仏の道を歩むために付けられたものでありますから、あまり気になさられることはないかと思います。
また、戒名の文字は仏縁となるものが工夫されており、残された者たちにとってもその文字に触れることで、良い仏縁へと向かわしめる願いも込められてあるものです。
そのようにご両親さまにもお話なさられると良いでしょう。
川口英俊 合掌