母の死が頭から離れません
母が亡くなり3ヶ月経ちました。
急過ぎて
受け止めきれません。
私も40才を迎えるので子供みたいなことは言ってられないのですが、
ずっとずっと母に甘えていました。
一人暮らしなどはしていましたが、
とにかく母が好きでした。
母は私に自立させたくて、逝ってしまったのでしょうか?
そんな運命だったのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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かけがえのない人
ご質問を拝読しました。
急のことだったのですね。親しい方が急に亡くなると、ぽっかりと心に穴が空いたような気持ちになるものです。生きているはずなのに、生きていない。もういないんだと、毎回気持ちを切り替えようとする度に、何とも言えないあの気持ちがやってくるのです。
ご縁には、出会うご縁もあれば、別れるご縁もあります。あなたとお母様にこうして別れるご縁がやってきました。ご縁は不思議ですね。なぜ出会ったのかも、なぜ別れるのかも、不思議に満ちていますね。お母様と出会えて本当に良かったですね。あなたの大切な人、かけがえのない人。そのような人に出会えたことは貴重なことです。
この別れによって、あなたはお母様とのつながりを断ち切る必要はありません。むしろ、より強くつながりを感じて、そのお母様への想いを活かして下さい。お母様の存在によって、あなたの慈悲はこれからよりいっそう育まれていきます。
何も後悔する必要はありません。恩返しはこれから何度でもできます。また次の生におけるお母様のこれからの幸せを願うのです。そして、お母様の幸せを願うように、他者の幸せを願うのです。何度も、何度もです。
自立とは何でしょうか?仏教には自立という言葉はありません。私たちは関係性のなかにしか見出せないからです。ひとりで何十年も洞窟に篭っている修行者ですら、関係性のなかにあるのです。
だから、自分のためだけに生きるのは辛いことです。自分の自立のために生きるのも辛いことです。誰かを思いやる心で生きるならば、それは簡単なことです。活力も容易にでてきます。
それ故に、お母様はいないと自分に言い聞かせてはいけません。お母様をこれからも大切にされて下さい。それはあなたの力の源です。お母様はあなたの中にいるからです。
質問者からのお礼
ありがとうございます。
お礼が大変遅くなり申し訳ありません。
いただたいた回答を何度も読み返し、自分に言い聞かせて日々過ごしていきたいと思います。