還暦を過ぎ、退職目前で思うこと
おはようございます。
読んで頂きありがとうございます。
最近、ふと自分の年齢を考えると、これから先の事が不安になります。
先日も寝る前に私の父が亡くなった年齢に、後10年もしたら私もなるんだなーって思うと急に不安になり、眠れなくなりました。
元気で行動できる年数は後何年なんだろう。
退職して旅行に行ったりするのが待ち遠しかったのにコロナで行動制限!
友達とも出かけたりする事もかなり減って、楽しみが減りました。
自分がいつ死ぬかは分からないから、いつも後悔しないように生きていきたい。って思ってたのに最近は分からない不安で、もうどうせなら
早く死んだ方がいいのかなと思ってしまいます。
若い人達、息子達を見て私が今まで生きてきた道のり?を思うと、今から先、生きていくのは大変だな〜って思ってしまいます。
だけど若い人は生きていくパワーがあるから大丈夫なんですよね。
なんだか、不安というか今の状態の愚痴みたいになってすみません。
ほんとは、退職しても(暫くは再雇用で働くと思います)生き生き楽しく生活したいと思ってるんですが。
こんな私に何かお言葉をお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
「後生の一大事」
ご相談拝読しました。退職目前なのですね。再雇用で働くようですが、これまでのお仕事誠にお疲れ様です。
今、お抱えの不安は退職後の生活への不安というよりは、人生そのものへの不安であると感じました。
これまでも実は心の底にあった不安が退職目前・コロナ禍・亡きお父様のことなど…様々な縁によって表に噴出してきたのでしょう。
退職後に色んなことを楽しんで生活していくのは素敵なことではありますが、それだけでは人は本当には満足せず、不安は拭いきれないのでしょう。
誰もが老い、病み、中々楽しめなくなっていきます。すると楽しいことこそが人生の価値であったならば、段々楽しめなくなるということは自分の価値が下がっていってやがて死に至るという人生になってしまいます。私たちの人生はそんな安っぽいものなのでしょうか。
「後生の一大事」という言葉があります。(※検索するととある新興宗教にヒットしやすいワードでもあるのでご注意ください)
言うならば私は何のために生まれ、死んでどうなっていくのかという人間の根源的疑問です。
退職後は様々に人生を謳歌しつつ、いよいよ本腰入れて仏教を学んで見るのはいかがでしょうか?
後悔しない人生とは何か自分の求める条件が達成されることではなく、本当に自分自身という存在がはっきりすることではないでしょうか。
仏教はそれを教えてくれるものです。是非とも共に学びましょう。
質問者からのお礼
吉武文法様、回答を頂きありがとうございます。
回答を読み、初めて気付きました。
本当に自分自身という存在がはっきりすること。凄く心の奥に響きました。
この質問をして良かったです。
仏教とはどんなものか、学びたいと思いました。ありがとうございました。