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母と離れるべきなのか

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うちは3年前に熟年離婚をした母子家庭です。母は離婚をする前、父や義両親からのモラハラに耐え続けていました。

そんな母ですが、離婚して以降、行動がかなり過剰になっている部分が目立つようになってきました。

例えば、私が友人と遊びに行く際には「どこで、誰と遊ぶのか」を絶対報告。さらに遊びに行くのも母の許可制です。時には遊んでいる様子を写真で送りなさいと言われることもあります。また、門限も母に決められます。大抵は日付が変わる前です。

仕事で帰宅が遅くなってしまった(22時頃)時には10件以上の不在着信と、「捜索願いを出す」との旨のメールが10件近く入っていたこともあります。

先日職場の同僚と遊びに行った時は、逐一行動を報告(これから帰りますなど)していた上に、門限に間に合うように送っていただいていたにも関わらず、「こんな状況下で遊びに行く神経がおかしい」「家族がコロナにかかったらお前のせいだ」などのメールが10件以上送られてきました。

また、母と同業者であるため、よく仕事の話をするのですが、母は正論ばかりを口にし、正論ではどうにもならない状況もあると説き伏せても、「そんなのはおかしい。お前が戦わないのが悪い」と話になりません。

先述した、職場の同僚の一人が、仕事で落ち込んだ私の話を聞いてくれたこともありますが、1度目に電話をかけてきてくれた時は「また男引っ掛けたの?簡単に電話してくるなんて気持ち悪いねー」と。2度目は家に来てくれて、家の駐車場に停めた彼の車の中で話をしていたのですが、母はそれが許せなかったようで、以降も遊びに行く仲間に彼がいると、「男なら誰でもいいんだね」「あんな非常識な男、私は認めない」などと毎回嫌味を言うようになってしまいました。

これらのことを母に話せば「親として心配をしている」と一点張りです。

自身も離婚という失敗をしているので、特に男性関係を心配をしている気持ちはとても分かるのですが、私自身も25を越えていますし、そろそろ自由がほしいと思ってしまいます。

幸い、仕事部屋と称して一人暮らしができる程度の部屋を借りているので、そちらへの移住も考えているのですが、母は体が弱く、年に1.2回強い目眩を起こして倒れることがありそれも心配で迷っています。

私はこれからどうするべきか。
どうかお知恵をお貸しください。
よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなた独自の人生を歩み出す時かもしれません。

お母様が離婚されてから、あなたへの監視のような態度が過剰になっているのですね。色々な面で母様と離れた方がいいと思っておられる。一方で、お母様の体調等が心配で葛藤しているのですね。

あなたはどこかで「離れた方がいいのではないか」と感じておられる。私も相談を読ませて頂いて、あなたのその直感を大事にした方が良いのではないかと思いました。文章から分かる範囲ですが、やはり、お母さまは、お父様がいなくなり、全ての関心があなたに向いていると思います。これはあまり良い状態ではないと思うのです。お母様はあなたに依存してしまっている。親は往々にして愛と称して子供をコントロール・支配します。しかし、それはあなたの全く固有の人生を本当に尊重したものとは言い難いものだと感じるのです。

お母さんが思うような「あなたの幸せ」でしかない。しかし、本当はあなたはこれから多くの人や世界に出会っていくでしょう。今まで出会った事もないような、それこそお母さまが考えたことも想像できないような、人生の広がりを持っているのです。

恐ろしくても、殻を破って、そういうあなたなりの人生を切り開くべき時なのかもしれませんよ。でも何がその方にとっての幸せかは分かりませんが…

一時は別れるのが辛くてもあなたがあなたの人生を歩み出すことが結局はあなたにとっても、お母さまにとっても大切な事かもしれないのです。(おそらくあなた自身もお母様に執着しているのでは…)

人間は親子と言えども全く別の人格です。本当に大事なのはあなたの人生でしょう。そして、あなたが本当の意味で何とかできるのも「あなたの人生だけ」です。他人(母親)の人生は思い通りになりません。思い通りにならないことは思い通りにしなくて良いのです。思い通りにならないことを思い通りにしようとして私たちは苦しみます。

離れてみて、お互い冷静になれることがあると思う。あなたも、一度離れることでまた違った形で親子の愛というものを考えることができると思うのです。心を鬼にして、一度物理的に離れてみることが大事かもしれないと感じます。
実は私も親子関係に深く悩んできました。どんなあなたでも応援しています。
【読んでみて欲しいおすすめの図書】
・『おやときどきこども』(鳥羽)『母と娘の「しんどい関係」を見直す本』『逃げたい娘諦めない母』『私は私母は母』『母と娘はなぜこじれるのか』

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浄土真宗本願寺派の僧侶です。 産業カウンセラーの資格を持っています。...
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「私を侮るな!!」おかんのかなしさ

"「親として心配をしている」と一点張りです"
もしかすると、
お母さんは今、あなたに先輩風を吹かせて娘のマウントを取ることくらいでしか、自身の存在価値を見出だせずにいるのかもしれませんよ?

安直に母親に従うことで安心してもらうのではなく、【優越コンプレックス】からお母さんを開放してやることで心にゆとりを持たせてあげたいものですね。

hasunoha.tenrakuin@gmail.com

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