人付き合いが苦手な自分に嫌気が差す
お久しぶりです。
前回はご回答をいただきありがとうございました。
前回も申し上げた通り、私は発達障害を持っており、人付き合いが苦手です。そのため仕事や家庭以外では人と会話する機会がほぼありません。
このままではいけないと思い、自粛期間が終わってから少しずつ人と会話する機会を増やしたり、休日も外出(感染予防や三密に注意しながら)を増やしたりしてみました。
その結果、ストレスで体調を崩しました。仕事中に呂律と頭が回らなくなり、凡ミスを繰り返す。免疫力が低下し、唇にヘルペスができ、胃腸炎にかかりました。
ストレスが如実に体に現れ、自分が如何に人付き合いに向いていないかを改めて実感しています。なんだか疲れ切ってしまいました。
コミュニケーション能力が高い人間にはなれないことはもうわかっています。せめて疲れにくくなりたい。どうすれば心の切り替えが上手く出来るようになるでしょうか。
とりとめのない長文で申し訳ございません。何かアドバイスを頂ければ幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
仏様の大悲の中で、自分に出来ることを精一杯するだけ。
こんばんは。亀山純史と申します。
親鸞聖人が著した『唯信鈔文意』に、次のような文言があります。
「すべて、よきひと、あしきひと、とうときひと、いやしきひとを、無碍光仏(むげこうぶつ)の御(おん)ちかいには、きらわず、えらばれず、これをみちびきたまうをさきとし、むねとするなり。」
(現代語訳「善い人も、悪い人も、身分の高い人も、低い人も、無碍光仏(=阿弥陀仏)の人々を救いたいという誓願においては、嫌うことなく、選び捨てることなく、これらの人々をみなお導きになることを第一とし、根本とするのである。」)
阿弥陀仏という仏様は、どのような人の上にも、「必ずあなたを救うぞ。」という誓いを立てているのです。
そして、次のような和讃も親鸞聖人はお詠みになっておられます。
「弥陀成仏(みだじょうぶつ)のこのかたは
いまに十劫(じっこう)をへたまへり
法身(ほっしん)の光輪(こうりん)きはもなく
世(せ)の盲冥(もうみょう)をてらすなり」
(現代語訳「阿弥陀仏が仏になられてから、十劫という長い時間が過ぎている。阿弥陀仏の智慧の光は全ての世界に行きわたり、本能に迷っている人々を照らしてくれている。」)
つまり、阿弥陀仏という仏様が立てられた「あなたを救うぞ。」という救いのはたらきの中に、今、私たちは居るんですね。
これは私の考えですが、どの人も障害を持っていると思っています。ただ、その度合いが強い人、弱い人と別れているだけだと思っています。そのような世界で、全ての人の上に仏様の大悲(「あなたを救うぞ。」という救いのはたらき)が降り注いでいるのです。ですから、私たちは、ただ自分に出来ることを精一杯やるだけで十分なんだと思います。
以上が私からの回答です。発達障害に関しての専門的な知識が乏しく、十分な回答にはなっていませんが、少しでもお役に立てればと思います。
最後になりますが、良い年をお迎えください。
質問者からのお礼
コメントを書くのが遅くなってしまい申し訳ございませんでした。
ここ数ヶ月、さらに体調を崩していました。今は仕事をしながら回復に努めています。無理のない範囲で、自分なりに精一杯やっていきたいと思います。
ありがとうございました。