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大切な家族(ペット)の死と生まれ変わり

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有り難し有り難し 6

先日、1年9ヶ月を一緒に過ごしてくれた家族のシマリスが亡くなりました。
彼は私の大切な息子でした。
年齢は1歳10ヶ月でした。
寿命の半分も生きていさせてあげられませんでした。

お迎えした時から、嘔吐したり、薄毛になったり、病院に通うことが多い子だったので、いろいろと情報を集め、いつか大きな病気をしないようにと予防を考えながら暮らしていました。
彼の1日は私たち人間の10日分。彼の1日1回の食事は私たちの30食分。比較すること自体が意味のないことかもしれませんが、大切に、大切に育てていました。

急に元気がなくなって1週間。突然旅立ってしまいました。家族で交代で24時間見守って、私が仮眠する順番の時に亡くなってしまいました。

もっと一緒に居たかった。もっと一緒に遊びたかった。生きていてくれるだけで幸せだったのに。

私がどれだけ大切にしていたかを知っている家族が、私の事を心配して、新しい家族を迎える事になりました。早すぎるのは理解しています。心配してくれる家族に申し訳ないのと、何より私自身が弱いせいで苦しいから、そうする事にしたのだと思います。
亡くなった子の代わりではありません。新しい家族も、ひとつの命として、大切にします。

ただ、別な動物だけど、亡くなった子が許してくれるかな。怒らないかな。私だけ楽しそうにしてたら嫌だよね。と不安で仕方ありません。
私は亡くなった子に、生まれ変わってまた私のところに帰って来てねと伝えていますが、もう来てくれなくなるのではないかと不安です。

他の子をお迎えしておいて、自分は愚かで自分勝手なのはわかります。でも、亡くなった子が生まれ変わったらもう一度、私のところへ来てほしいのです。いつでも迎える準備はできています。私はどうすればいいのでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

その子は幸せに生き抜いていかれたのです

拝読させて頂きました。
家族である大切なその子がお亡くなりになり、あなたは深く悲しみにくれていらっしゃるのですね、さみしさや深い後悔のお気持ちがあなたの心の中をうずまいていらっしゃるのですね。あなたのその悲しみの程いかばかりかはわかりませんがあなたのお気持ちを心よりお察しします。
そしてお亡くなりになられたその子が必ず仏様に救われます様にと仏様にお祈りさせて頂き、心を込めてその子をご供養させて頂きます。至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
その子は必ず仏様がお導きなさって下さり、あなたのご先祖様達がその子を優しく迎え入れて下さいます。その子は皆さんに囲まれて安心なさるでしょう、仏様のもとで皆さんと一緒に円満にご成仏なさることでしょう。そしてその子はご先祖様方と一緒にあなたやご家族の皆さんをこれからも片時も忘れることなく優しく見守り続けて下さいます。
その子はあなたやご家族の皆さんと出会い素晴らしい毎日を皆さんと一緒に幸せに生きたのです。そして皆さんに見守られながらその天寿を全うして生き抜いていかれたのです。
その子とあなたや皆さんとのご縁は永遠ですからね。
あなたが悲しみ時さみしい時にはその子はいつも優しく寄り添っていて下さるでしょうし、あなたが辛い思いをなさっていらっしゃる時には優しくなぐさめて下さいます。あなたが嬉しい時や楽しい時にも共にそばで喜んでくれるでしょう。
きっと新しく家族としてご縁があり迎えられた子のことも喜んであたたかく迎え入れてくれることでしょう。
いつの日かあなたがその天寿を全うなさる時が来るでしょう、その時にはあなたを仏様がお導きなさって下さり、その子は沢山の親しい方々やご先祖様方を連れてあなたをあたたかく迎えて下さいます。そして共に再会を喜び合い分かち合うことでしょう。
あなたの生命や人生もとても尊く、その子の生命や人生もとても尊いのです。そしてそのつながりの中でかけがえのない時間を共に過ごしていくのです。
あなたや皆さんがこれからもその子とのご縁を大切になさりながら、皆さんがお互いを思いやり仲良くお健やかに毎日を過ごし、心から幸せに分かち合いながら生き抜いていかれます様にと心からその子にお祈りさせて頂きます。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

とても暖かいお返事をありがとうございます。
そして、祈っていただき、ありがとうございます。

お見送りして少し時間が経ち、悲しい気持ちはまだまだ消えませんが、最後の苦しそうな表情を思い出しては後悔し謝るのを繰り返してばかりだったものが、我が家に来てくれたこと、一緒に過ごしてくれたことへの感謝の気持ちも伝えられるようになってきました。
また一緒に遊ぼうね、といつも伝えています。

暖かなお返事にとても励まされました。
ありがとうございます。

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