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強い心の持ち方を教えて下さい

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有り難し有り難し 28

以前、育休中の妊娠について相談させて頂き 丁寧のアドバイスをいただき私も男女雇用機会均等法について学びました。無事に会社復帰できたとしても、第一子のときにうけたマタ二ティーハラスメントや 今回はまた妊婦として復職するにあたり さらなる風当たりの強さを感じると思います。耐えるのが母親の務め。ですが 私は涙もろくすぐ泣きべそをかいてしまいます。どうか、凛とした強い心を持つにはどうしたらよいか 教えて下さい。くじけそうになった時の折れない頑丈な心をもつ方法を教えて下さい。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

最初から自分マインドを持たない

多くの人が思っている「自分」って、本当は自分ではないものを自分だと思ってしまっているんです。
だから、それを失うまいと、凹む、傷つく、悩む、苦しむ、落ちる、折れるものがあるんです。
あ、わたくし、心のキズ・凹みの修復屋、丹下と申します。
結論から申し上げます。
凹むボディーを持たない。傷つく心、傷つくおのれを持ってはならない。のです。
たとえば「郷に入っては郷に従え」という言葉がありますが、これも捉え方によっては、自分を無くしてその場の環境に適応しなさいと言う意味にもなります。
凹みやすい人は、実はしらずのうちに自分ルールが出来てしまっているということを覚えておいてください。素直な人は「ハイ」で済みます。自分をさらに、追いがつお的に後から責めたりもしません。
スッキリ、あっさりなのです。
最初から、自分ダシが無いからです。
自分を職場で出すことは自分ダシです。
自分ダシが濃い人は、職場ダシ、公ダシと調和できません。
長くお家に居た分、オフィシャルモードを忘れてしまっていると思います。
道の世界においても、わたくしが無い人ほど臨機応変、縦横無尽な働きができます。
それを周りから見ると「つよいひと」と言うのです。強さの本質とは、縦横無尽な働き、融通無碍、臨機応変さなのです。
しなやかに やはらかで まるくあれ

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おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

質問者からのお礼

丹下さま

ありがとうございました。
凹みやすい人は自分ルールができてしまっている…なるほど。
わたくしがない人ほど 臨機応変…なるほど。
確かに、です。気づきませんでした…。
今まで私は「自分は柔軟性があり臨機応変に対応している」と思っていましたが それは勘違いだったことに気づくことができました。
自分ダシは 不要ですね。

努めてまいります。

ありがとうございました。

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