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不安定な気持ち

回答数回答 2
有り難し有り難し 32

娘が自ら命を絶ってもうすぐ3ヶ月になります。

少しずつ自分を責めることや、泣き続ける日々を脱してきて楽しかった事を思い出すことが出来るようになってきました。

娘の四十九日の翌日、自分の身体のことで入院し数日後、大手術を受けました。
当初は私だけが助かろうとしていることに申し訳ない気持ちで、いっぱいで病室のベッドで泣いてばかりいました。
無事、手術も終わり退院して自宅に帰って来たとき娘に、いつか必ずそっちに行くから。
そして必ず探しだしてみせるから、もう少しだけ生きることを許してね。と手を合わせました。

ですが、最近になり
まだ夢にも出てきてくれない娘に逢いたい気持ちが大きくなり、亡くなったら何処にいくのか、寒くないのか、寂しくないのかなどを考えるようになってしまい、娘が亡くなったであろう時間帯に目が覚めたり、生前よく聴いていた音楽が聴こえてくると涙が出てきたり。

なんだか、また悲しんで泣いてばかりいた自分に戻ってしまっている気がします。

亡くなった娘の妹にあたる次女も、まだ不安定なのか
「ねえねが夢に出てきて、私の手を引っ張ってお仏壇の部屋に連れていこうとする!側にいるママにいくら叫んでも気付いてくれなかった!」など、似たような夢を何度も見ては泣きながら夜中、私を起こしてきたりします。

まだ日が浅いため、仕方のないことなんでしょうが、しっかりしないといけないと思う傍ら弱い自分が情けなくなってしまいます。

納骨はしていません。
離れたくなくて少しでも側にという気持ちから、今もお仏壇の側に長女はいます。
私は良いのですが、次女の事を考えると、納骨した方が少しでも気持ちのムラが無くなったり次女が落ち着いたりするのでしょうか。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

生きていくということは、手を伸ばすということ。

前回の質問も読ませてもらいました。
ご家族それぞれに、どう気持ちに向き合っていけばいいのか、なかなか整理がつかないですよね。
どれだけ涙が出るのかと思うほどに、泣いてばかりの日々だろうと思います。自責の念もあるでしょうから、自分が生きていることに申し訳なさが生まれたり。

あの日に戻れたら。決して離さないのに。
そう思ってしまいますよね。

妹さんとは、不安な夜は、一緒のお部屋で休んでみてください。誰かがそばにいるだけでも、違いますから。

また、お骨ですが、側で離したくない気持ちもわかります。仏教では、骨壷の中に亡き人がいるのではなく、仏様の世界へと(浄土へと)参ってくださっていると理解していきますが。心理的に、遺骨、遺品というのは、亡き人を強く感じますので、そばにいるように思いますよね。
納骨に関しては、ご家族皆さんが、納得できる時に、納骨していかれるのがいいです。妹さんとも、どう思う?と話し合ってみてください。

同じ悲しみを共有している家族だから、分かり合えることもあれば、遠慮して言えないこともあります。
 
ですから、こういった場で、その時その時の気持ちを、話していかれることは、自分の気持ちに向き合い、気づき、越えていくためにも必要なことです。

遺族会、分かち合いの場もありますが、他の方の話も聞いていかねばなりません。
個別には個別のペースが守られます。
そうしながら、周りのサポートも上手く利用していきましょうね。

大事な娘さんを亡くされたのですもの。
涙が出て当然です。
強くなんてなれないですよ。

残された側も、苦しい。。。
だから、サポートが必要なんです。
生きていくということは、手を伸ばすということ。
どうか、ひとりで苦しまないで。

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有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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あわてずゆっくりご供養なさって下さい

拝読させて頂きました。
大切な娘さんがお亡くなりになられてあなたもご家族の皆さんもとてもさみしい思いをなさっておられるのですね。またあなた自身大変な手術を受けられて急死に一生を得た中で余計に娘さんへの様々な思いが募っていることでしょう。あなたのお気持ち、ご家族の皆さんのお気持ちを心よりお察しします。

お亡くなりになられた娘さんが必ず仏様に導かれて心安らかになります様仏様にお祈りさせて頂き心を込めてご供養申し上げます。至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
娘さんは必ず仏様に導かれご先祖様方や沢山の方々からも優しく迎えられて心から安心なさり、皆さんと一緒に一切の迷いや苦しみから救われて心から安心なさることでしょう。そして仏様のもとにて清らかに円満にご成仏なさっていかれます、娘さんはこれからもあなたやご家族の皆さんを優しく見守り続けて下さいます。
娘さんとあなたやご家族の皆さんとのご縁はこれからもずっと続いていくのです。
あなたもご家族の皆さんも様々な思いや悲しみやさみしさはなかなか消えることはないでしょう、起きていても眠って夢の中にいてもいつも娘さんのことが気がかりでしょう。そのような時には娘さんを心から思い手を合わせてご供養なさって頂きながら、あなたのお気持ちやご家族の皆さんの思いを素直に娘さんに心から伝えて下さいね。娘さんはあなたの思いもご家族の皆さんの思いを全てありのまま優しく受けとめて下さいます。そして心から寄り添っていて下さいます。
あなたやご家族の皆さんが悲しみに暮れている時には娘さんは皆さんのそばで共に悲しみ、皆さんが不安に思っている時には皆さんを包みなぐさめて下さいます。また皆さんが仲良く幸せにお過ごしなさっている時には共にお喜びなさって下さいます。
そしていつの日か皆さんがそれぞれに天寿を全うなさる時には仏様がお導きなさって下さり、娘さんが沢山のご先祖様方を連れて優しくお迎えなさって下さいますからね。そして再会なさり共に喜び合い分かち合うことでしょう。
それまでは娘さんにどうかこれからもずっとそばで優しく見守り続けて下さい、とお願いなさって下さい。
あなたや皆さんがこれからも娘さんとのご縁を大切になさりながらお互いを思いやり分かち合い心豊かに生き抜いていかれます様心より娘さんにお祈りさせて頂きます。
ご納骨はあわてずに皆さんでゆっくりご判断下さいね。

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おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

お礼が遅くなり申し訳ありません。
私自身の身体が思うように回復せず、二度目の手術をしました。

手術は成功しましたが、その際に神経を誤って切断してしまったとのことで今も療養中にあります。

三度目の手術を控えていましたが、コロナの影響で延期になってしまい、ちゃんと仕事することができず、また違った悩みが増えてしまいました。

人生、上手くいかないものですね。

ですが、一つずつ、少しずつ前進しています。
納骨はせず、毎日抱きしめて娘に「頑張ってるよ。ちゃんと見ててね。」と話しかけています。
最近は次女も落ち着いてきて、よく笑うようになりました。

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