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生きる意味を教えてください

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詳しく書くとかなり長文になりそうなので控えますが、1年ほど前、失恋と職場での人間関係のもつれが重なり、最近になって退職しました。
問題が起こってからどうすれば良いかわからず八方塞がりのようになっていたことが原因か、適応障害を患い、仕事ではミスを多発するようになっていたことが退職するに至った理由です。
ずっと憧れていた仕事でした。
専門職なので探せば同業他社に勤めることもできるのですが、人の命を預かる仕事ということもあり、今ではやりきる自信がありません。
沢山の人に迷惑をかけて、一気に色々な物を失って、自分が何がしたいのか、なんで生きているのか全くわかりません。
こんな自分が嫌いで、生きていることの方が辛く感じます。

まとまりがなくてすみません。
何かまた生きるための自信をつける手がかりはないでしょうか。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

仕事上の問題について一言

こんにちは。
失意の中に、今後の方向性を模索しているお心が伝わってきます。

私は、今の状況に至ったあなたの退職の理由に3つあると思いました。

「失恋」
「職場での人間関係のもつれ」
「問題が起こってからどうすれば良いかわからず八方塞がりのようになっていた」

前2つは人間関係上の問題であり、後一つは仕事上の問題です。

人間関係の問題にいては、事実の経緯が書かれていないのでコメントはしないでおこうと思います。多分に想像になりますから。

ただ、仕事上の問題については、若干の思うところを書こうと思います。

卑近な例ですが、私は趣味で楽器を吹いています。
楽譜が複雑になればなるほど、スピートが早くなればなるほど吹きこなすのは難しくなります。何故なら、楽譜を読む速さ、指の速さ的確さ、次の音をイメージして吹いているか、息の量は的確か、唇の形、リズムは停滞していないか・・・など相当に考えることがあります。

これを同じ箇所を毎日毎日何十回、何百回やっても本番はとちります。

「問題が起こってからどうすれば良いかわからず八方塞がりのようになっていた」というのは、やはり事前のもしもを考えて多岐にわたってシミュレーションすること、そして実際の経験値が不足していた可能性はないでしょうか。まだ、二十代ですから経験値は仕方がない部分があるでしょう。ただ、前者の事前の用意の面はどうだったでしょうか。これは、考えても考えても考えすぎではないように思います。

そして、失敗しても次に改善しようという気持ちの切り替えが上手くいっているでしょうか。

私はあまり上手い方でありません。でも、この頃は本番中に間違っても何も無かったようにしています。何故なら、自分ではああ失敗したと思っても、聴衆で気づく人はほぼ居ないし、いてもそんなもんだ、お互い様だと理解してくれると思えるようになったからです。

私も教えてもらったのですが、ここで一番良くないのが、ああやってしまったと表情に出し、後の演奏がグダグダになることだそうです。失敗してもフィギュアスケートの選手がすぐ立ち上がって何事もなかったかのように続けて滑る、そういう気持ちの切り替えも大切かと思います。

あなたに当てはまっているかどうかは分かりませんが、参考になりましたら。

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