hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

後悔と今後

回答数回答 1
有り難し有り難し 12

こんばんは。以前もこちらで御相談させて頂いたものです。その時に頂いた温かいお言葉は今も心にとめさせて頂き、私の生きる支えとなっております。本当にありがとうございました。

ですが、今回も以前と同じような内容で御相談させて下さい。

前回私の状況等を書かせていただきましたので、ここでは詳しい事は省略させていただきますが、私は過去に人を虐めている現場に遭遇した過去がございます。ですが私には恥ずかしい事に断片的な記憶しか残っておらず、最近ではその断片的な記憶(事が始まった時に、「私は関わらないようにしよう」と考えた事や、事が終わる時本当に後悔した気持ちなど)に頼り、自分はもしかして加担していないのではないか。
などと正当化してしまう事が多くあり、後悔から逃げている自分が愚かで堪らないのですが、どうしても対処する事ができず、自分が覚えてない部分で人を傷つけていたかもしれないのに無かった事にしようとしてしまいます。

自分の状態がこのようになってしまっている中、最近新しく入塾した塾にいじめを受けていた方が在席されていました。自習をしに行くような塾なので直接他の生徒さんと話すこと、関わる事はほとんどありませんが、同じ塾内にいるからには顔をあわせるのも時間の問題だと思われます。

1度御手紙にて謝罪をさせていただいたのですが、このように顔を合わせられる状況になったからには、やはり自分の口から謝罪の言葉を述べさせていただいた方がよろしいのでしょうか。

また、こんな事をしておいて自分の未来がどうとか言う資格は無いのかもしれませんが、私には進学したいと考える大学が御座います。親にも多額のお金を支払って頂き、塾に在席しているため自分勝手なのは承知の上ですが、退塾はしたくありません。

そして最近今までよりも更に、自分との向き合い方も分からなくなってきてしまい、この気持ちと共に人生を歩む為には何をしたら良いか、お言葉を頂戴出来たら幸いです。

拙い文章で長々と失礼致しました。そしてここまでお読みいただきありがとうございました。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

慈悲の心を育む

白昼夢 様 相談ありがとうございます。

前回と前々回の相談で、素晴らしい回答を得ているように思います。
それでもなかなか、後悔や罪悪感がどうしても自分を苦しめるとしたら・自分との向き合い方がわからないとしたら、まずは、自分のことも他人のことも含めて、善悪の判断をせず、ただ客観的に眺めるようにするマインドフルネス的な瞑想と、身体と心を落ち着かせる呼吸の練習をされればよろしいかと思います。
そして、誰かに癒してもらうことです。信頼でき安心できる人に安全な環境の中で、ゆっくりとあなたの思いを聴いてもらうことです。思いのたけを充分に傾聴してもらってください。

おそらく、あなたの中に居る、トラウマとして残っている、いじめられた子供と、いじめたかもしれない子供の両方に、思いやりを向けて癒すような、安らぎを与えるようなことをすると、今のあなたも癒されて、後悔を抱えていても、前を向くことができるでしょう。もしかしたら話をしに行かなくてはいけない人にも、優しく思いやりをもって真摯に話ができるようになるでしょう。

そして、自分や他人に後悔や罪悪感の恥の感情に慈悲(思いやり・優しさ・寛容さ)の心向けるには、癒されることと自分で育むことが必要なのです。勉強をして何かを習得することやスポーツで上達するのと同じで、練習が必要なのです。
受験勉強で大変かと思いますが、慈悲の心を育むということも考えてみてください。
一礼

{{count}}
有り難し
おきもち

お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

釋様、ご回答ありがとうございました!
お返事が遅くなり申し訳ございません。
マインドフルネス的な瞑想や、慈悲の心を育むことなどを少しずつ意識して日常に取り込んでいこうと思います。
自分と時間をかけてゆっくり無理なく向かい合い、また自分の思いを誰かに頼り話すことで、落ち着いた視点で物事を考えられるようにしていきます。
新たな視点を得ることが出来ました。本当にありがとうございました!

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ