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旦那のことが信用できません

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私は今年で35歳になる専業主婦です。
結婚して今年で3年経ちました。
旦那(42)は優しいし仲も良いのですが、度重なる嘘や隠し事に信用出来なくなってしまい、離婚した方がいいのか悩んでいます。

まず、借金のことです。
結婚前から数十万あったらしく、自分で返せると思いずっと隠してたそうですが、結局返せずに自転車操業になってました。
1度私の母が立て替えてくれて、それを知った彼の両親が私の母に返すようにとお金を用意してくれたのですが、後になって50万くすねていたことが分かりました。
そのお金はまだ私たちに隠していた借金返済に使ったそうです。

2つ目は、パソコンの画像から見つけたのですが、過去に2回ほど盗撮をしていたことが分かりました。
これは犯罪だよ!と言って何時間も話し合い、彼も反省して今はしたいと思わないと言っていますが、かなりショックでした。

3つ目は、婚約してから転職したいと言い出して、そのことを私たち家族は信じていたのですが、履歴書から実は出会った時には既にやめてフリーターだったことが分かりました。
本当のことを言うと婚約破棄されると思ったからと言ってましたが、どこかのタイミングで打ち明けてほしかったです。

なぜこんなに平気で大きな嘘をつけるのか理解できませんが、それがもうクセになっており、自分の中でハードルが低くなってるのかもしれません。

こんな旦那ですが、今までの楽しかった思い出や、まだ好きな気持ち、なにより夫婦仲は変わってないので、別れるという選択も辛くて仕方ありません。
でも別れない選択をしても、私の母との関係はもう前には戻れないですし、それも辛いです。
旦那の家族も全て知っており、残念だけど借金癖、盗撮は治らないから別れた方がいいよと言われています。

普段は優しくて大好きなのに、何でこんな事をして悲しませるのか、残念でたまりません。
自分の嘘でみんなを巻き込んでしまったと後悔している旦那を信じていいのか、それとも辛いですが別れた方がいいのでしょうか?


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

継続は手放した方が

こんにちは。
今後を含めたご主人との関係にお悩みのようです。
お気持ちをお察しします。

結論から言うと、他ならぬ義両親が「残念だけど借金癖、盗撮は治らないから別れた方がいいよ」と言われている通りだと思います。「優しくて」も通常の社会生活を成り立たせられない人、だと感じます。

まず、「借金癖」です。
ご主人自ら作った借金について、両家が肩代わりして返済しようと用意したお金を、まだ発覚していない借金返済に使っていた。これでは、借金の全体像がいつまでたっても見えてこないし、「くすねていた」と表現しているように黙って流用するなどという事は、周囲の好意を踏みにじる行為であるし、甘く見ている証拠でもあります。自分では上手く立ち回ったつもりだったのでしょうが、そういう他者を出し抜いてもいいという侮りは簡単に抜けないと思います。

次は「盗撮」です。
これは、性的倒錯の一種です。もし、婚姻の継続するのであれば、心療内科で継続した治療が必要になるでしょう。ご主人は自ら受診して自分に向き合おうという意思があるでしょうか。また、この先その意志が芽生えると思いますか。借金に対する自己管理の甘さから考えると、自分の欠点に向き合う可能性は大きくないと思います。また、あなたは徹底的にその障害を引き受けていく心の覚悟がありますか。

最後は、虚言癖です。
嘘の「ハードルが低くなってる」とあなたが言っている通りです。
「婚約」当初から仕事の嘘をついていた。これは、結婚生活の重要な基盤である経済そのものが揺るがされる事態です。実像より大きく見せるために虚像を表にし、都合の悪いことも虚像でかわす(かわしたつもり)。これはどこまで行っても、自己中心の意識が強い証拠であり、あなたを傷つけても自分を守りたいという事であり、そもそも自己中心であるという事自体にもご主人は気がついていないでしょう。

「自分の嘘でみんなを巻き込んでしまったと後悔している」とは書いていますが、その認識の程度はとても浅く、しばらくほとぼりが冷めたら同じことを繰り返すだろうと思います。

以上、3つの点から継続は手放した方があなたの将来にとってはベストであると思います。もちろん最後はあなたで結論を出してください。

では、お大事に。

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有り難し
おきもち

釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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良く考えて、御自身で決断して下さい…

 そんな大事な決断を他人様に委ねて良いのですか。
 決断は御自身でされるより他ありません。
 そして、その決断をされるにあたっては…あなたが良く考え、夫君と今一度しっかり話をして、その後又良く考え、決断して下さい。
 そして残念ですが、別れると決断されたならば「もう後は振り返らない」で下さい。その時のあなたの決断は正しかったのです。そう心に決めて絶対に後悔しないことです。「もし、あのとき そのまま結婚生活を続けていたら幸せになれたかも知れない」と『決して考えない』ことです。
 またいろいろと考え、相談なさって「別れない」と決断されることも尊重します。ただその際には、もう二度として欲しくないこと全てを夫君に伝え、そのことを約束してもらって下さい。そして万一…その約束が再び破られたなら、今度は話合い無しで別れるということまで宣告しましょう。キツいようですが、ご夫婦での話し合いの結果はそれだけ重く、拘束力があることなのです。そのことを夫君に納得してもらいましょう。
 いずれにせよ、あなたには二通りの人生を生きることは出来ません…人間皆がそうですが。
 だから、『あちらの人生を選んでおけば良かった』と考えることは絶対に止めましょう。それは過去の自分の決断の否定であり、結局今の自分自身の否定に繋がります。
 しっかり考えた上でのその時々の決断は、必ずその時においては正しいのです。
 もちろん、それでうまく行かなければ、又その時立ち止まってしっかり考えれば良いのです。
 あなたの決断を尊重します。仏様もあなたの決断を、そしてあなたの今の思い、そしてあなた御自身を尊重して下さっています…。

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有り難し
おきもち

今のままと、別れるのと、どちらがより辛いですか?

文面からだと
あなたは旦那さまを信じたいのですね。
好きな気持ちもあるのだから
離婚したくないのも理解できます。

今までのような苦労が
また出てくるのも覚悟で
婚姻を続けるのもアリだと思いますよ。

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有り難し
おきもち

和田隆恩
 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生ま...
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質問者からのお礼

ご返信ありがとうございます。
もし離婚しないのであれば、また裏切られるのを覚悟しなければいけないなと思いました。
それに耐えられるのかよく考えて、答えを出そうと思います。

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