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愛犬が亡くなり死を受け入れられません

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有り難し有り難し 39

はじめて質問させていただきます。
先日、14年も一緒に生きてきた愛犬が亡くなりました。死の3、4日前までは、変わらずに元気でした。食欲は少し落ちていたものの、いつもどおりの様子だったんです。

でも亡くなった日の朝は、息遣いが荒く「危ない」と感じ、病院に連れていきました。病院の先生曰く、心臓病などがあると言っており、いつ亡くなってもおかしくない状況との診断でした。

その言葉どおり、自宅に帰ってきてすぐに息を引き取ったのです。別れがこんなに早くくるなど、思ってもいませんでした。心の準備すらできていなかったのです。

もともと首の病気を持っていた愛犬は、全身麻酔をしての手術が一切できない身体でした。なので、できるだけ自然に、寿命をまっとうしてほしいとの願いが私たち家族にはありました。

そうした理由から、病院にあまり連れて行かなかったのです。はたから見れば、「病気を見て見ぬふりした」と思われても仕方がないかもしれません。

ただ飼い主として、もう少し早く病院に行って治療を受けさせていればよかったのだろうか…と後悔の思いもあるのです。そうすれば、もう少し長く生きられたかもしれない…と。今となっては、どうにもできないのですが。

私たち家族の選択は、正しかったのでしょうか。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ワンちゃんはその人生を全うされましたよ。

ワンちゃんは、ホントに生き抜いたと思います。
私も愛犬の秋田犬ヒロくんを亡くしています。フェラリアでした。わずか6歳のホントに短い命でした。
予防接種はしていたんですが、陽性でした。
草むらのいれなければ、蚊の防止スプレーをもっとしっかりスプレーしてあげたら。
後悔は今でも続きます。
今は、チワワの大吉くん、可愛がっています。子ども同然ですよね。
仏教では、六道輪廻と言って、生まれ変わり死に変わると言われます。
同じ時間、同じ場所を一緒に生きるとこができるのが、
人間と畜生です。後は魂だけの世界で我々にはわかりません。
ですから、私が死んだときに、どうしてもお世話になったあの方を、
励ましたい、慰めたいと思い、あの世の世界のことはわかりませんが、
仏様がお許しになれば、ワンちゃんや猫ちゃんになってに生まれ変わることは
できるんじゃないかと思いますよ。
そうして、ご主人様のあなた様、いっぱいの愛を与えて極楽浄土に還っていきました。
逆にいうと、ワンちゃんはあなた様から、前世かその前かは知りませんが、
あなた様とご縁があったんです。だからあなた様にご恩を返しに戻ってきたんですよ。
ワンちゃんは、立派に役割を果たして還って行きました。
立派な子だったと思います。本当に立派です。あなた様をそれくらい支えたんだから。
大した子です。褒めてあげてください。
人間に比べて、ワンちゃんのライフサイクルが短いのは、仕方がないこと、
宿命でございます。短い人生をこの子は精一杯生き抜いたんです。
また、会えますよ。必ず会えます。会えないハズがありません。
来世は、どういう出会いにあるのか、仏様のみが知っています。
この子の供養、たいそれたことは必要ありませんが、
この子に感謝の気持ちを捧げてあげてください。
それが何よりの供養です。
どうか、みなさまお幸せに! それが何よりもこの子に対する供養です。
南無阿弥陀仏 合掌

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おきもち

浄光寺の三浦康昭です。 くよくよと考えてもしかたがありません。明るく前向...
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祈りましょう

愛犬はあなた達と14年間も一緒に居たのです。
あなた達の気持ちもきっと分かってたと思います。
最後まで一緒に居られて嬉しかったと思います。

すぐには受け入れられないと思いますが、愛犬のご冥福を祈りましょう。

極楽浄土に行くか、あるいは人間に生まれ変わるか、阿弥陀仏のお導きは私には知る由もありませんが、きっと良い方へ導いてくれることでしょう。
合掌
南無阿弥陀仏

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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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質問者からのお礼

聖章さま、三浦さま、あたたかいコメントをありがとうございます。おふたりからお言葉をいただき、「愛犬との楽しかった日々を思い出そう」と考えられるようになりました。
家族を幸せにしてくれた愛犬に感謝して、またこれからも瞬間瞬間で思い出しながら、生きていこうと思います。
本当にありがとうございました。

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