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生き方

回答数回答 2
有り難し有り難し 14

最近は比較的人といる時間が増え病む事も減りましたが1人になると過去の辛いことや今起きている怖くて辛いことや現状の不安でいっぱいになって不安で怖くてしょうが無いです。
どうすれば過去の辛い出来事や今の辛い出来事等から抜け出せますか。
本当に辛い辛い怖い怖い思っている時間は時間の無駄だと思います。改善して時間を上手に使って普通の人みたいに生きたいです。
生き方について教えていただけますか...?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

辛い出来事は、今のあなた、これからのあなたを作るエネルギー。

こんにちは。亀山純史と申します。

過去の辛い出来事や、今の辛い出来事は、思い出そうとしないようにしよう、あるいは考えないようにしようとしても、かえって意識して思い出したり、考えたりするものです。これは、決してあなただけに起こることではありません。

では、どうすればよいのでしょうか。私は次のように考えてはどうかと思っています。

過去の辛い出来事は、今のあなた自身を作っているエネルギーになっているのです。そして、今の辛い出来事は、これからのあなたを作っていくエネルギーになる、ということです。過去の辛い出来事、今の辛い出来事を、このような見方で捉え直してはどうでしょうか。

仏教では、厳しく辛い修行をします。それは、修行のための修行ではないのです。悟りを開くための修行なのです。それと同じように考えてみれば、過去の辛い出来事や、今の辛い出来事も、単なる嫌な出来事としてではなく、自分にとって意味ある出来事へと変わることと思います。

以上が私からの回答です。この回答が、あなたの人生に少しでもお役に立てれば幸いです。

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有り難し
おきもち

hasunohaを訪れてくれた皆さん、こんにちは。私は浄土真宗本願寺派の僧侶です。令和6年3月に、公立高校の教員を勧奨退職しました。その後、縁あって、令和6年4月からは「まちサポ雫石」というNPO法人のお手伝い、また、令和6年10月からは公立高校の非常勤講師をしています。 浄土真宗における僧侶は、仏さまの教えに生き、その教えを伝える者であり、人を悩みから救う能力を有した者ではありません。人の悩みを救う救いの主は阿弥陀さまです。ですので、hasunohaにおける私の回答では、仏さまの教えに救われているこの私の生き方、考え方を、皆様にお見せするだけです。そして私自身、お答えできるご相談の範囲はそう広くはありませんが、皆様のお役に少しでも立てればと思い、回答させて頂いております。

三時門破

さくらさま

さくらの花びらは散りゆきを見ると、どこか切ない気持ちになりますが、来年も咲いてくれると思うと、その切なさも和らぐものとなります。

過去や現在の過ぎ去る出来事も同じで、色々な次の新しい自他における発見や出逢いが先にあると思えば、少しは前向きになれるのではないだろうかと思います。

また、仏教では過去、現在、未来のそれぞれは実体の無いものであり、縁起(因縁)によりただ成り立っているに過ぎないものであるという「三時門破」がございます。

過去や現在、また過去や現在の出来事、感情などに過度に囚われない心を養う上でも役立つ考え方となります。

もし宜しければ龍樹大師の「根本中論」から学ばれて頂けましたらと存じます。

川口英俊 合掌

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有り難し
おきもち

最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断しています。 https://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k

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