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別れを想像して悲しくなります。

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子供の頃は家族が苦手だなぁと思っていましたが、最近とても大切に思えるようになりました。

自分の為にたくさんの時間と労力を割いてくれていたんだなぁとようやく気付く事ができ、家が好きになれました。

そうすると、いつか来るであろう別れの日を想像しただけでとても悲しく涙が出るようになってしまいました。

過去の言動を反省し、申し訳ない気持ちでいたたまれなくなります。

この間までは「世の中は変わっていくのが当たり前。変化を受け入れるしかない。」と思っていたのですが、
今は変わるのが寂しく、怖いです。

新しい出会いを求める事も、気が引けてしまいます。

最近は特に心がコロコロと変化し、疲れてしまいます。

芯のある人間になりたいと昔から思っていますが、難しいです。

後悔しないように生きたいのですが、その時正しいと思っていても感情がコロコロ変わるので後悔ばかりです。

どうすればいつもやさしく、思いやりのある人間になれますか?

伝わりにくい文ですみません。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

幸せを感じて、感謝の思いで生きていきましょう…

 いきなりで上手く説明できませんが、あなたの疑問、お悩みへの答えの全てが仏教にはあります。是非今後 仏教に親しみ、学んでくださいませ…。
 御家族との『いつか来るであろう別れの日を想像しただけでとても悲しく涙が出る』のは自然な感情です。逆にその日が来ることを思っても悲しくない…ことの方が「悲しい」とは思いませんか。今のそのお気持ちを大切になさって下さい。又そのような気持ちになれる御家族の中に生まれ、暮らしていらっしゃったことに感謝なさって下さい。
 そして、人の世の別れがつらく寂しいからこそ、阿弥陀という仏様はそのような私達の為に「浄土の世界」「仏のいのち」を約束して下さいました。
 「あなた」「私」のこの世の命終わった次の瞬間が、浄土の仏のいのちであり、先立たれたお方々との再会の場面であるということです。
 にわかには信じ難いでしょうが、それが阿弥陀仏の私達に対するおすくいなのです。 
 あなたは今、生きていらっしゃいます…『過去の言動を反省し、申し訳ない気持ち』であるならば、今から御家族に優しい言葉を掛け、温かい心で接していかれれば良いのです。後悔などする必要は全くないんですよ。
 『「世の中は変わっていくのが当たり前。変化を受け入れるしかない」と思っていたが、今は変わるのが寂しく、怖い』…あなただけではありません。皆そうなのです。人間は新しいもの、新しい刺激を好むけれど、基本的に自分は変化したくない…そんな矛盾した存在なのです。
 『どうすればいつもやさしく、思いやりのある人間になれますか?』…それには「優しくなく、思いやりをもつことのなかなか出来ない」そんな私を心配し、優しく支え続けてくださっている仏様の存在に気付き、受け止め、感謝をすることです。
 この「感謝」ということが仏教でのキーワードです。なかなか出来ないことではあるけれど、この感謝の人格こそを目指して下さい。
 今に感謝、御自身に又家族に感謝、周囲の人達に感謝、全ての物事に感謝…そこにこそ本当の幸せが恵まれます。
 幸せは将来掴むものではなく、今気付くことで実感するものです。
 もう、あなたはその幸せに出遇っているのです。仏様の慈愛のおはたらきに気付いたことで…どうぞあなたに真の幸多かれと念じ申し上げております。

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

ありがとうございました。
感謝の気持ちを忘れないよう、
日々大切に過ごしていこうと
思います。

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