hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

義母の死 後悔

回答数回答 1
有り難し有り難し 18

はじめまして。よろしくお願い致します。
義母が亡くなりました。
入院してからわずか数週間でした。
その際、自分の両親が義母に最後のお別れをできないまま義母が旅立ってしまった事に後悔しています。
私自身、義母に対して精一杯の事をしたつもりですが、両親の事を二の次に考えておりました。
入院前に義母の病状等は話したのですが、手術すれば落ち着くと医師から説明があった事や、当時義母が体調が悪く携帯に出るのが難しかった事もあり、義母に電話をするのはもう少し落ち着いてからでいいよ、と私から両親に話してしまいました。
それからすぐに危篤状態、コロナ渦で面会が難しい中、私自身は少しの時間面会できましたが、その時に両親の事は全く頭になく、面会できない子ども達にビデオ通話を繋ぐのが当時の私としては精一杯でした。
後から思い返せば、その時に同じくビデオ通話する事も、入院前に私が義母の側にいる時に両親に電話を繋ぐ事もできたと思います。
しかし、そういった事が少しは頭をよぎったものの、自分の両親はここにいる夫側の家族にとっては他人だから…という遠慮もあり、考えないようにしていたのかもしれません。
色々とバタバタしている中、自分の両親が義母をとても心配している事を分かっていながらその橋渡しをするという事に意識が向きませんでした。
病状は逐一報告していたのですが、直接話すという行為を私自身が断ち切ってしまったように思っております。
葬儀も終わり落ち着いた今、ふと後悔の念が沸き出てきてそれからは止まりません。
両親も後悔はあるでしょうが、今はそれを出さずに私や夫、子ども達を支えてくれております。
一番辛い立場の夫には話せず、私はひとりでこの気持ちを反芻し続けております。
以前、身近な人の死を経験した中で、次に何かあった時は絶対に後悔しないようにと思ったはずなのに、また同じように後悔している自分がいます。
この気持ちをどう処理したらよいのか。また、この気持ちを両親に伝えた方が良いのか、その事によって両親が逆に悩みを深めてしまうのかも…という事も考えております。特に母は私と性格が似ているため、今も同じように後悔しているのではと心配です。
とりとめのない文章で申し訳ありません。
よろしくお願い致します。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたの立場で、精一杯に配慮なさり努めてこられたと思いますよ

立場が変われば、想いも違ってきます。
あなたは、あなたの立場で、精一杯に配慮なさり努めてこられたと思いますよ。

一番は、義母さまが優先されることです。
義母さまが、あなたのご両親に会いたいと望んでおられたのでしょうか。

皆に会わせることが何より孝行か、と言えば そうではないこともあります。周りの励ましも、元気な人と会わせる(会話する)ことも、反対に しんどい中にある人には、余計な気を遣わせ、情けなく、辛くなることもあります。そんな想いになる方も、いらっしゃるということ。

お見舞いは、その方の想いが最も優先されるべきであり、優しさの押し付けにならないようにするのが、身近な方がその方にしてあげられることです。

関係者全てと会わせられなかったことを悔やむよりも、義母さまがお望みのことに、そのお気持ちに寄り添えたのか。

あなたのご両親なら、会わせてもらえなかったと、あなたを責めるようなこともなさらないと思いますよ。

家族間の関係性(どれだけ親しくしていたのか)は、私には分かりませんが、その前から関係が築けていたのであれば、亡くなられた後も、ありがとうと手を合わせて、亡き人を大事に想っていけるのではないでしょうか。

{{count}}
有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

中田 三恵様

お答え頂き本当にありがとうございます。
とても救われました。

義母がどう感じたか…確かに、弱った姿を私の両親に見せたいと思ったかと言われれば、それは望まなかったと思います。

義母と両親は、孫を通じて何度も顔を合わせ、いつもお互いを想い気遣う間柄だったので、きっと今も思いは通じていると信じたいと思います。

昨日久しぶりに両親とゆっくり話しました。
その話は出ませんでしたが、義母の人柄や健康の大切さなどについて語り合いました。
これからも夫の実家の手助けとなりたいと言っておりました。

私は私の立場でしっかりと…は分かりませんが、その時にできる精一杯をやったんだなと信じ、未来に進みたいと思います。
本当にありがとうございました。
また何かありましたらよろしくお願い致します。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ