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仕事の指導方法について

回答数回答 2
有り難し有り難し 7

初めから何でも人に聞くのではなく自分でやってみろという教えがありますが

自分の考えでやったらやったで叱られたり笑われたりする。

これは正常なコミュニケーションだと思いますか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

型に入り、型より出でる。

ワタナベ さま

この度はお悩みを打ち明けていただきありがとうございます。
お悩みに対しまして端的に答えさせてください。
➡︎最初は仕事の段取りや型を学んで、一度は言われた通りにしてるみるのは無難ですね。
しかしながら勝負はその先だと思います。
一度入った殻からまた出でることです。
言われた通りにやり続けるのではなく、そこから教えられた内容を自身の工夫と経験で超越してゆくことです。
我々僧侶の修行時代もそうです。まずは聞く。誰も教えてくれないから。
そして答えを吸収して実践。
そして時と共にその型を破る。

修行時代での個人的な経験をどうぞご参考までに。

私自身は外国に長く住んでおりましたので、型がない世界にも長く居ました。その良さもあります。正しい、正しくないではなく、自身は今どういった世界にいるかを見極めて、それに自身を合わせていく。
水の如し。
暑いと蒸発する。
寒いと凍る。
常温ではどんな形にもなる。

どうぞ心をお大事に、お身体をお大事に。

Work is life, life is beautiful !

願修寺 
岩山宗應 合掌

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有り難し
おきもち

岩山宗應(独・日)
こんにちは、 禅僧の宗應(ソウオウ)と申します。 現在は神奈川県の小さ...
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悪意があるかないか

指導する側に悪意があるかないかを気にされているのでしょうか?
指導する側にもされる側にも能力に個人差があります。
また、欲・怒り・怠け・プライドなどの煩悩も双方にあります。
ですから、まったく悪意がないことは珍しく、多少の悪意や怠け心(指導が面倒、尋ねるのが面倒)や、プライド(自分の優秀さを確認して他人をバカにしたい心)は、誰にでもあります。
しかし、それでもたとえば双方の能力が高い場合、指導側が手抜き指導をしても教わる側が機転を利かせて理解できてしまうとか、指導側がたいした苦労を感じていないがめっちゃわかりやすく説明したり後輩に伝わりやすい仕事をできてしまうとかはあり得ます。
要は、今、うまくいっていない場合は、お互い又は片方の能力不足があります。
能力不足がある場合は、コミュニケーションを多くして情報のやり取りを増やすなど、やり方を変える必要があります。
もしくは、能力の高い上司又は能力の高い部下とチェンジするか。
バカにしてくる上司先輩は、バカにされている部下をつぶして能力の高い部下に入れ替えようとしているのか、そこまで考えずただ単にイライラしたりふざけたりしているだけなのか、どちらかは現場にいる人にしかわかりませんね。
結論。
悪意(煩悩)は誰にでもあるが、それでも能力が高いならうまくいく。能力が低いならコミュニケーションで補う方が良い。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

回答ありがとうございます。

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