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うつ病は心だけでなく身体の不調から治せます
どのような病気もルサンチマンから起こる、とニーチェという哲学者は言っていますが、怨恨の心をルサンチマンというのです。僻んだり怨んだりする、不平不満と言ってもいい人間が持ちやすい心です。現代医学的な見地からも佛教の教えを取り入れて瞑想など指導される専門家も少なくありません。
食事作法などでお唱えする五観の偈などでも、三つには心を防ぎ過を顕すは三毒に過ぎず、とお唱えしますが、過を顕す、つまり病気になるのは、貪瞋痴、つまり欲張りで、すぐ腹を立てたりする、無知で愚かだからですよ、という戒めですね。三毒から抜け出せたら、物事が明瞭にわかる進化した人間になり健康に暮らせます。
私は楽健法という身体をほぐす健康法と楽健寺の天然酵母パンというのを40数年普及してきましたが、多くのうつ病の人も、身体の緊張がほぐれると、うつ傾向がたちまち遠のくことを経験してきました。
以下はアメリカでぼくの教え子のアジェイ・島さんが最近、アメリカでの普及のために撮影した動画です。
https://vimeo.com/156089584
もしやってくださる人がいられたら、動画を見ながら試みてみてください。
からだとこころの相関関係を自分で自覚できることでしょう。
追記
この回答をアップしましたら、うつ病の母に楽健法をされた体験がコメントされました。
私の母も、更年期障害から鬱を10年近く患っておりましたが、私が楽健法を習い母に施しておりましたら、あっという間に回復していきました。今ではすっかり元気に飛び回っております。
自律神経のバランスがよくなるのは確かです。(Wさん/広島)
質問者からのお礼
山内様
「三毒から抜け出せたら、物事が明瞭にわかる進化した人間になり健康に暮らせます。」
うつ病とは、人間が変わる節目なのですね。
様々なアドバイスをありがとうございました。