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親として自信がなくなりました

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初めて相談させて頂きます。

詳細はプロフィールに書かせて頂いた通りになりますが、2ヶ月程前から中3の子がいきなり不登校になりました。
友達も多く勉強も出来る方で、今迄なんの問題もなく育ってきたので青天の霹靂でした。
学校の雰囲気が怖かった、ずっと辛かったと言われました。これ以上辛い気持ちにならないのを最優先して、学校へ無理に行かせる事はしていません。

そんなタイミングで、今度は専門学校に通う上の子が、学校から就職先を紹介するのは厳しいと連絡がありました。
コミュ障と勉強が苦手でもあるので手に職を的な学校で就職率もいいので何とか自立をと思って通わせていただけに、世間の厳しさに打ちのめされ、子ども達の将来の不安から時々私自身死にたくなってしまいます。
何でも何とかなるよと子ども達には言っていますが、正直不安しかありません。

もちろん子どもの為に生き抜かなきゃと分かっていますが辛いです。
親として人間として自信も生きる気力もなくなりました。かれこれ10年以上辛い日々が続いています。
どうしたら辛い人生から逃れられるのでしょうか。お知恵をお貸し願います。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

親としての在り方

ご相談ありがとうございます。

今日までがんばって来られたのですね。毎日お疲れさまです。
親としての責任を背負いながら生きるための努力を毎日続けることの大変さは、並大抵のことではないと思います。
私も人の親なので、多少なりともお気持ちがわかれば良いなと。

生きるうえでの「辛さ」からは、どうしても逃れられないものです。たとえ目の前の不都合をどうにか回避できたとしても、直ぐに代わりの困難苦難が我が身を襲います。
残念ながら生きるということはそういうものなのです。そしてそこには必ず老いと病が付いてまわり、最後には…そう、それが真理なのです。

ですがこれをもって悲観せよというわけではありません。「我が身を見据えよ」ということです。
過去に囚われず、未だ見ぬ明日をも憂うことなどなく、一日一日を大事に使い、冷静に自己を省みて、今この時を迷わず生きることを肝要と明らむるべし。ということです。

親として今できることをできるだけやる、それで良いのです。
この先の自分がどうなるか、それは誰にもわからないこと。わからないことに今の大事な時間を削がれては勿体ない。目の前のリアルな今この時にのみ真実があります。

貴女の10年は無駄じゃなかった。
お子様達に必ずやそのお気持ちが届いているはずです。
大丈夫です。いつでも等身大の自分で居てください。後悔ばかりの日々かもしれませんが、今日一日の終わりに、貴女が笑っていてくれさえすれば、お子様達は明日を生きられます。

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有り難し
おきもち

現代は実に「背負い込んでる」人が多いと思う。 別に自分が背負い込まなくて...
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質問者からのお礼

TAIKEN様

ありがとうございます
この10年は無駄じゃなかったと言って頂けてとても嬉しかったです
いつか心からそう思える日が来るといいのですが

先の事ばかり考えすぎず、まずは目の前の事を一つずつやっていきたいと思います
そして、私が笑顔でいる事が子どもの幸せに繋がる事を忘れずにいようと思います

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