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彼氏のリアルとネットの区別

回答数回答 1
有り難し有り難し 10

私には恋人がいるのですが、
Twitterで病み垢というものをしており、そこが居場所になっているように感じます。Twitterの使い方は自由だと思うのですが、自分に伝えてくれないつらさや、ほかの病んでいる女の子の心配をしていると、自分の立場がないようでつらいです。
Twitterはプライベートなので見ないでくれと言われております。
それは理解できます。
ただ、自分も辛い時や、彼氏を支えるのが恋人でなくインターネットですと先程書いたように自分の立場や居場所が分かりません。私には友人も殆どいないので尚更です。
ネット社会とは言いますが、現実に生きてる以上ネットに振り回されたくないです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

いい顔 別の顔 沢山の顔 を持つ人間は信用しない

単純に信じるに値する人間であるかどうか。
恋人と言っても家族的、家庭的になれる相手であるかどうか。
フツーに考えて「おかしな」ことはおかしいと直感で感じるでしょう。
秘密が多い、別の顔があるということは、他の人にも同じことをやっているのですから、人間として信用するに値しない相手であるということではないでしょうか。
誰もが自分が一番大事なものです。
だからこそ、あなたもあなたを大事にしてもらいたいと思います。
彼氏がいるということはステータスでも何でもありません。
ダメ男と一緒にいて人生がおかしな方向に傾いてしまうことよりは御独り様の方が「独り尊し」。
まともな人間と縁があるということの方があなたにとって重要です。
直感、女の勘、第六感を大事にしましょう。

ネットだろうがネットでなかろうが人は「別の顔が作れる」という前提があるわけです。人が人との血の通った関わりあいで大切なのは共鳴・共有・互いに良いことでかかわりあえる供養(人+共に+養い)の精神。
大好きな人にだって亡くなってからプレゼントするようでは本当は遅いでしょう。
自分の人生市場の最高の宝は何か。お金ではない最高の財産は何か。
そういう宝を共有しあえる相手があなたに必要なのではないでしょうか?

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

質問者からのお礼

お礼が遅くなり大変申し訳ありません。
有り難いお言葉感謝致します。
自分には全くない考えだったので、ためになりました。ありがとうございます

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