学歴コンプレックス
学歴コンプレックスです。
高校3年間、有名大合格に向けて塾に通い、両親にさんざんお金を出してくれたのにもかかわらず、
私は関東の人ならもしかしたら知っているだろうレベルの女子大に入学しました。
努力が足りなかったのだと思います。飽きてなにも勉強しない日もありました。
当然の結果です。
しかし大学の校風は好きです。小規模なので、面倒見はよいです。
ただ、知名度が低いのが悲しいです。知名度がある大学に行きたかったのですが、国語が苦手すぎて叶いませんでした。
せめて資格を取得しようと簿記を勉強し始め、2級を来月受けます。
ちなみに、3級は取得しました。そのおかげで経理のアルバイト先はあっさり受かり、春からそこで正社員として働きます。
学歴コンプレックスのために勉強したことがいま活きているので、どんなコンプレックス・悩みも無駄ではないのだと気付きました。
しかし、やはり有名大に通い、高い塾代を出してくれた両親を喜ばせたかったなと思うのです。
これからこのコンプレックスとどう向き合うべきですか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
こんにちは
私はサラリーマンの経験がありますが、社会に出てしまうと、出身大学のことなど誰も気にしなくなりますよ。逆に出身大学自慢をしたり、自分の学歴を卑下してみせたりすると、周囲から煙たがられます。会社においては学歴ではなく、目の前にある仕事を、いかに丁寧に正確にこなす事ができるか、それがその人の評価につながると思います。
ご両親も、あなたが将来楽しく働いて安定した収入を得られる可能性があると思って有名な大学をあなたに望んだと思います。これからあなたが就職して、そこで楽しく働いている姿を見せれば、それが一番の親孝行だと思いますよ。学歴の事など気にしないと思いますよ。
本当に善い働きになっていくその活動のためにその活動をする
あなたとしゃべる人、出会う人、今日お店で出会う人、すれ違う人がどこの大学だとか、どこの学校出身だとかそんなことをあなたですら気にしていないでしょう。
仮に知ったらどうなるのでしょうか。
優劣や勝ち負けの意識で一喜一憂を今後も繰り返して比較や競い合いの心に一生振り回されるのでしょうか?だったら、その学歴コンプレックスそのものを無くした方がいいでしょう。
いい学校、いい大学を出た人が立派なのかというと全然そんなことは関係ありません。
私はたまたま松下政経塾という超エリートさん達が集まる塾生さんたちとのご縁がありまして、いろいろな方とお話をしました。その中である方がこういう話をされていました。
「ここにいる人たちもコンプレックスがある。」と。
松下政経塾に集まる人たちはみんな東大や京大や県のエリート大学出身。それだけではなく、リーダーシップを発揮する立場にいた人たちが集まる。
その人は立場を捨てて、国防最前線に身を投じておられました。
政治家になるのでもなく、政治家に政策を提供する政策プロデューサーの道を選んでいたのです。
政治家とはだれもが自分で政策を考えているわけではありません。単なるパフォーマーやスピーカーも多く、自分で政策を作れないナリスマシやアピール芸人も多いのです。
真の見識とは自分の見識をきちんと理解してその見識が一番力を発揮する場所に身を投じて、自分の持っている特異な才能を十分に発揮するように自分を自分で導く。
お釈迦さまも祖師がたもそうだったのではないでしょうか。
天才料理人や天才プレイヤーが自分のスキルを十分に発揮するためには、自分の作用をきちんと理解して肩書きやネーム・ブランドではなく「実質」を選ぶのです。
あなたは自分のスキル、技術、能力がある。肩書とは無関係に実質がある。
親を喜ばせたければキャリアや肩書よりも内容で喜ばせてあげるとよいでしょう。事実は先。名前は後から。
実質が先。肩書は後から。
世間は内容や中身がない人が立派な肩書を欲しがるところでもありますが、あなたはそういう風潮や本質もきちんと見極めて、名前や肩書に騙されない本質を見極める目を養うべきでしょう。
もちろん、それでも社会は肩書き至上主義な面もあるにはあります。
だからこそ、どちらもおろそかにしない。
本当の笑顔にはスキルや肩書や根回しはありません。
いい笑顔になれますように。
質問者からのお礼
光禪様
お答えいただきありがとうございました。
目の前にある仕事に、学歴のことなど気にならないくらい集中して取り組みたいと思います。
本当にありがとうございました。
丹下さま
お答えいただきありがとうございました。比較や競い合いの心に振り回され、毎日暗くなるくらいなら、学歴コンプレックスそのものを無くそうと思いました。
コンプレックスのことなど気にもならないくらい、まずは簿記の勉強や、春からの正社員に向けて1つ1つ教えられる仕事を確実にこなします。お答えいただき本当にありがとうございました。