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夫に疲れます

回答数回答 1
有り難し有り難し 6

以前にもこちらで夫婦関係について相談させていただきました。アドバイスを心に留めて生活していますが、なかなか難しいです。
結婚15年目で子供が2人おります。
夫に対して不満があると言うか、何というか。。一緒に居るのが苦痛とまではいきませんが、精神的に疲れます。
私は私なりではありますが、家庭が明るい雰囲気であるよう努めますが、彼は自分の考えを貫きます。歩み寄ろうとこの15年ずっと努力してきました。価値観や考え方が違っても伝えてきました。私が彼を理解できないのと同じように彼も私の考えが理解できない部分もある事も想像しています。ですが、夫が私に歩み寄ろうとしている様にはなかなか感じられず、一緒にいると我慢を沢山している自分に気がつき、時々ものすごく嫌になります。
例えば、夫が何か失敗してしまってもその事を責めても彼は反省するよりも逆ギレしたり、私や他の人、事に責任転嫁するのはわかっていますので、失敗を受け入れ、夫が嫌な思いをした事にも大変だったねと心の底からではありませんが、寄り添う時もあります。ですが、逆に私の失敗に対しては、明らかに馬鹿にした態度や困った顔をします。そんな事は自分が1番分かっているし、申し訳なく思っていてもそういう態度です。なので、私はゴマかす事、嘘をつく事も時々あり、ますます疲れてしまいます。

離婚は考えないわけではありませんが、子供たちに負担はかけたくありません。子供たちが自立するまで待つ事も考えています。ですが、その間どうやって自分の気持ちと折り合いをつけたらいいか、人生を明るく過ごす友人を見つけたいとも考えています。恋愛というものでなくて、親友と言いますか、信頼できる友人が男女問わず欲しいです。
今いる友人にはみんな家族が居ますし、誰にもこの話はしていません。話せそうとも今の所は思えません。コロナで新しく何か活動をするのも今はできる状況ではありませんし、家庭で過ごす事も多いので、なるべく心穏やかに過ごしたいです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

拝聴させて頂きました。
あなたがその様にご主人様のことで我慢して毎日辛い思いをなさっておられることなんとなくわかります。夫婦は分かり合っているようでも全く分かり合っていなかったりするものです。まして昭和以前の男尊女卑や亭主関白を地でいく人は全く人の話を受け入れられないかと思います。
世界的にも日本中でも男女平等・男女共同参画が叫ばれていますが日本はジェンダー指数が世界的に見ても甚だ低い状況です。一言で言えば「意識が低い・遅れている」ということですけれども等の男性・夫はその事実に気がついていないですし、自分の意見がすべて正しい、妻の意見など一切聞かないという方々は少なくありません。大変残念なことです。私も十分気をつけなければならないと思って肝に銘じています。
とはいえそのように自分ことは棚に上げて相手を誹謗中傷したり、相手のことを尊重することができないのはやはり本人の自覚の問題です。つまりその人の心のキャパシティはないのです。本人は自覚ないでしょうけど、自分の言うことや行動は正しくそれ以外選択はないのであればその人の心の余裕はないのです。

いつの日か本人が目が覚めて自分が悪かった、今までなんてひどいことを言ったりしてきたんだと気がついた時には遅かったということもよくあります。無くしてみて初めて人の有難みがわかるということもあるでしょう。

ただそう言ってばかりいてもあなたは余計に疲れがたまってしまいますし、疲労困ぱいしてしまうでしょう。ですからその様な人の考えや価値観を変えることはムリですから適度に割り切ってしまうことも必要かと思います。心から協調できたり同意を得られないのであるならば振り回されて辛くなる一方ですので認識としてその様な人だと割り切ってしまうのも一つの手です。

或いはそのそもご主人様は人と協調したり同意することができない心の持ち主なのかもしれません。精神的に疾患になるかどうかは私はわからないですけれど、人の気持ちを想像することができない・人への思いやりの気持ちを持てない・人の意見や考えを受け入れない・人に歩み寄ることができない・ものごとを一方的にしか見れないというのは本人の成長過程や心のあり様に原因があるかもしれません。その点もこれからよくよく洞察していくことも診察することも必要かもしれません。

いずれにせよ先ずはあなたの心を大事になさって下さい。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

コメントありがとうございました。

そうですね。。一見すると分からない何かを持っているのかもしれないと考えると何となく腑に落ちます。
夫は仕事はおそらくよくできます。ですが思い返してみれば、失敗する事が苦手だったり、簡単に言えば怒られたり否定される事が特に苦手で、対処できないように思います。そう言った場面で可能な限り逃げている姿も思い出せます。過去に仕事上どうしても逃げられない状況に直面して、軽い鬱状態にもなりました。失敗が怖くて仕事をきっちりやっているのだと思います。

これがどんな疾患にあたるのか分かりませんが、性格とも言えるのかもしれませんね。私自身は元々前向きな性格なので、何かあって落ち込むことももちろんありますが最終的には、まぁ大丈夫かな、と自分のことも他人のこともそう考えて育ってきましたので、結婚していい事ばかりではなくなった時に、一緒に辛い場面を共有できない夫に疑問や苛立ちを感じ、自分自身も夫に対しては優しくなれなくなっていた事も改めて分かりました。
私ばかりが夫に寛容になり、彼は私を理解しない状況が続くと思うと正直キツイですが、その状況で私自身が負の感情ばかり見てしまわないように、本来の明るい自分を心がけて子供たちと接して行けたらと思います。

当たり前のことでしたが、できない事を悩むより、出来る事で明るくなると言うことを思い出させてもらいました。ありがとうございました。

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