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結婚を控えている彼氏が親離れできていない回答受付中

回答数回答 3
有り難し有り難し 9

お世話になります。
この度、お付き合いをしている方からプロポーズを受けて結婚することになりました。

しかし結婚に向けた段取りの中で、婚約者がことあるごとに母親へ相談をしていて、両家顔合わせのおおまかな日程や場所、これから住むところなどの話に関わってきます。

婚約者から「母親と相談して〜」という言葉が毎度聞かれるので、もしかして親離れ・子離れできていない…?と思うようになりました。元々休日も頻繁に外出している話も聞いていたので、仲が良いんだなという認識でしたが、ここまで関わってくるとは…と悩んでいます。結婚に関わる話については私と相談して一緒に考えてほしい、お母様の意見にあまり振り回されないでほしい思っています。

相手のお母様とはすでにご挨拶も済んでおり、私にも優しくしてくださいますが、良くも悪くもおせっかいな感じです。優しさゆえに色々意見しているのもわかるので、無下にもできず…。
私の両親は、結婚するならこれからのことは2人で考えて決めなさい、というスタンスなので特に私からは相談などはしていませんし、口出ししてくることもありません。あくまでも私から方向性や決まったことを伝えて問題があれば教えて、としています。

彼をなるべく傷つけず、母親ではなく私と一緒に今後について相談や考えてもらえるようにするにはどうしたら良いのでしょうか?

2025年2月2日 16:12

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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

結婚は、ゴールじゃなくてスタート。

質問いただきありがとうございます。

まずもって、結婚っていうのは「2人の人生のスタート」ですよね。
その中にお母さまが入って3人で始まろうとしているように感じます。
もちろん、彼のお母様は悪気があってやってるわけじゃないでしょうし、むしろ「息子が幸せになれるように」って親心で口出ししているからなおさら、彼に対してのスタンスが気になってしまいますよね…

毎回「母親と相談して~」と言ってるおられるということは、彼自身が自分の意思で決めることに慣れてないように感じます
つまり、今までずっと「お母様の意見が正しい」って生きてきたのかもしれません。その状態で、「私と2人で決めて!」って言われても、彼はすぐには変われないと思います

ここからが大事なのですが 「あなたが彼を変えようとしてる」 ことです。
はっきり言いますが、今の状態では無理です。人は、基本的に変れません、変われるとしたら、本人が「このままじゃヤバい」って自覚した時だけです
つまり、彼は今「ヤバい」って思っていません。むしろ「いつも通りの安心感」の中におられるのではないでしょうか?

「結婚するなら、これからのことは2人で考えて決めたい」 っていうのは、ありささんの価値観であり、彼の価値観は 「大事なことは母親と相談して決める」 になっておられる
つまり、「彼を変えたい」という思いが、お互いの価値観のぶつかり合いを起こしている状態にあるわけです

そこで、お勧めすることは 「ルールを作る」 こと
「2人で決めるべきこと」と「親に相談してもいいこと」、ここをハッキリさせること。
たとえば、 住む場所 → 2人で決めること(だって住むのは2人だもの)。結婚式のスタイル → ある程度親の意見も聞く(でも決定権は2人)。金銭面 → 絶対2人で決める(親は関与しない)。

こういう感じでよいので線引きを作って、みてください。
「結婚って、家族になることだから、これからは2人で相談しながら決めていきたい」「お母様の意見も参考にするけど、最終的に決めるのは私たち2人がいいな」
って、ちょっとずつ言っていくこと。
それでダメなら、「この人は一生お母さんとセットなんだな」って受け入れるか、「私が求めてるパートナーとは違う」って別れるか、どちらかを決断することが必要だと思いますよ。ありささんの人生は貴女自身が幸せになることです。

2025年2月3日 10:21
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有り難し
おきもち

お金や日程の話なら仕方ない面も

結婚資金を親から援助してもらう場合や、親族との日程調整が必要な場面などでは、親の意向を無視するわけにもいかないでしょう。
「母親に」という言葉にアレルギー反応的に拒絶するのではなく、個別の確認事項ごとに親から反対されるか賛同されるか、反対された場合に彼どう対応するかを見ていきましょう。
少子化の時代、親子関係が強くなるのは仕方ない部分もあるかと思います。
話の進め方としては、まずは二人で方向性を決めてから親に意見を聞くのは良いと思いますね。

2025年2月3日 12:58
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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

お二人で決めていきましょう

拝読させて頂きました。
結婚を約束なさった彼とお母様が親離れ子離れなさっておられないことをあなたは悩んでおられるのですね。あなたはお二人でしっかりと決めていきたいと思っているのですね。あなたがそう思うのもとてもわかる様に感じます。お気持ち心よりお察しします。
これからお二人で決めていくことになりますからあなたが不安を感じるのももっともかと思います。これからのことを鑑みるとやはりあなたの、そのお気持ちやお考えをしっかりと落ち着いて彼にお話しなさることが必要だと思います。
これから何でもお二人で相談なさってご判断なさっていくことになるのですから、あなたのお考えをしっかりとお話しなさりお伝えしましょう。
なかなかのそれでも彼が変わらない、或いは変われない場合もあるかもしれません。それでもしっかりと二人で話し合っていきましょう。
あなたと彼がお互いのことを本当に大切になさり、お考えや姿勢を理解し合い共に、助け合いながら幸せに生きることできます様に切に祈っております。至心合掌

2025年2月2日 21:11
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有り難し
おきもち

個別相談可能
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラーメンが有名な処です。)これからも皆様のご質問に対して誠心誠意回答させて頂きたいと存じます。まだまだ修行中の身ですので至らぬ点あろうかとは存じますが共に精進して参りましょうね。お寺にもお気軽に遊びに来てください。
ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。 人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。 仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。

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