恋愛で醜くなってしまった
こんにちは。私は以前ある男性と不倫関係を持ちました。
その経緯についてはプロフィールを見ていただけると助かります。
お坊さんのみの公開としています。
私はあるSNSを使っていて彼も同じく使っていました。
私は不倫はもうしないと告げてもまだ彼が好きで、会話や写真のやり取りを思い出に自分のアカウントを取っておきたいと思っています。
一緒にいた時間に幸せもあって、無かったことにしたくなくて…
思い出を眺めているだけの日が続いたある日彼から会話等やり取りをしないなら(彼の)アカウントを消すと言われました。
私は清い付き合いができないなら関係を持つつもりはないこと、アカウントを消したいなら消してもいいことを伝えました。
ですが彼は何故か消すことはなく、上記を伝えても見ただけで返事はなし。
彼が何を考えているのか分からず、もやもやして苦しい時間を過ごしています。
卑しい私が心のどこかで、彼が私を選んで来てくれると期待しているから苦しいのだと思います。
そんな中最近憎しみの心も湧いてくるようになりました。
都合の悪い話になると無視をして有耶無耶にして…
私は今も大切に思っているのに…
私の事あんなに好きだと言ってたのに…
パートナーのAさんに対しても思うようになりました。
かつての行いがあるのに自分を棚に上げ私を責めて…
パートナーが居るとわかっていながら関係を持ってしまった自分のせいなのに、本当は謝罪をしてもしきれないのに、憎しみや妬みが止まりません。
彼が好きだ、私がいなくても幸せになってほしいと思う気持ちと憎い、呪いたいと思う気持ち、他怒り、妬み、悲しみ、色んな気持ちが激しく動き疲れました。
彼絡みで頭が一杯になり生活にも支障をきたすようになってきています。
そして何よりこんな憎悪と欲にまみれた自分自身に腹が立ち悲しいです。
自分が撒いた種の結果だとわかってはいますが、この醜い欲や憎悪から抜け出すにはどうしたら良いか助言をいただけないでしょうか。
また、彼と出会ったことに私はなにか意味があったのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
不倫の輪から抜け出すことで、醜い自分とも決別できますよ
質問読ませていただきました。
さて、りるさんは彼に執着されておられるようですが、一体彼の何に執着しているのでしょうか?「好き」の感情が先走りすぎて、何故好きなのかが見えなくなってしまっていませんか?
冷静に考えるなら、彼はりるさんのことを大切にしていないことは明白でしょう。彼は自分勝手な欲を満たすために、色んな人を傷つけてきた・・・もちろん彼にも言い分はあるでしょうが、それが不倫をして色んな人を傷つけて良い理由にはなりません。
パートナーを憎む気持ちもあるでしょうが、一番悪いのは彼ではないでしょうか。同じことを繰り返して、たくさんの人を傷つけてきたのですから。
冷静に現状を見つめるなら、一体彼のどこが好きだったのでしょうか?そんな彼と一緒になって、幸せになれると思いますか?
このように1つ1つを冷静に分析することで、自分の感情をコントロールしていってみてください。「好き」の気持ちを野放しにするのではなく、上手に飼い慣らしてくださいね。
また、「不倫はもうしない」と告げても、かつて不倫関係にあった人と繋がっていることは不倫の輪から抜け出せていないということです。そこには、必ず少なからず恋愛感情や未練があるでしょうから。
そのような不倫の輪の中にいる限り、その醜い感情から逃れることは出来ません。人は、朱に交われば赤くなります。不倫という醜い行為に交わることで、りるさんの心はどんどんその色に染まってしまっているのです。
そこから本気で抜け出したいと考えているなら、きっぱり彼への未練を断ち切るしかありません。写真も思いでも連絡先も、一切を断ち切るのが良いでしょう。
そこまでしたくない・・・と思われるかもしれませんが、実際に今の状態で、醜い感情から抜け出せていないのが現実です。それなら、もっと思い切った決断をしなければ、抜け出して前を向いて先に進むことは難しいのではないですか?
また、出来事自体に意味はありません。出来事に対して、各人がそれぞれの意味を見いだすことで、その人にとって意味のある出来事として認識されるだけなのです。
ですから過去を教訓として、誠実で素敵な人を見つけることが出来るなら、りるさんにとって彼と出会ったことにも意味があると言えるかもしれません。
何か少しでも参考にしてみて下さい。
質問者からのお礼
藤川様ありがとうございました。
お言葉はどれも納得することばかりで、自分は盲目的になっていたことに気が付きました。
過去の振り返ってみると、不誠実だなと感じたり涙を流すことも多々ありました。
おっしゃられるように恋愛感情や未練はあり、全てを断つことにためらいがあります。
ですが今の自分から抜け出すためにも、主観に惑わされないよう自身の思いや彼を分析し決断につなげたいと思います。
この経験を活かして、次は良い人間関係を築けるように努めます。
不安定だった気持ちも今は落ち着きました。
本当にありがとうございました。