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母が大きな手術をするかもしれません

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有り難し有り難し 12

はじめまして。タイトルの通りです。よろしくお願いします。

調べたところ、手術や、その合併症などで死に至る可能性は2%ほど、ということでした。

まだ手術も確定してないですし、精密な検査の結果、手術の必要は無いと診断される可能性もあります。手術が決まったとしても、もちろん、それが成功する可能性もあります。
しかし今は、悪い方、悪い方にばかり考えてしまい、毎日毎晩泣いてしまい、何も手につきません。

実際に手術の成功率を見て、急に実感が沸いたのでしょうか、怖くて仕方がないのです。あんなに元気で、いつもと変わらない母がが、もしかしたら、いなくなってしまうかもしれないなんて考えられません。

世の中には、もっとリスクの高い手術も沢山ありますし、難病に苦しむ人も、若くして父母を亡くしている学生も、沢山いるのだと思います。
しかし、いざ自分もその立場に立つかもしれないとなると、やはり不安で悲しくて、想像もしたくないです。なのに、考えない方がいいと分かっていても、すぐ悪い未来ばかり考えてしまいます。

まだ現時点では、全てが「かもしれない」でしかないです。しかし、その「かもしれない」だけで、私はもう心が壊れてしまいそうなのです。一番辛いのは母自身でしょうに、私がこんな調子では駄目だとは思いますし、こんな姿、絶対に見せられません。
どうすれば、前向きになれますか。悪い風に考えなくて済みますか。
そして、決してあってほしくないですが、もし、もしも、最悪の未来が訪れてしまった時に備えて、私はどう生きればいいですか。

稚拙な文章を読んでいただきありがとうございました。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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この段階で余計なことは考えない。

ももさんのお悩みお察し申し上げます。

お母様のご病気心配ですね。悩まれるもの当然です。しかも、医師からは最悪な状況を説明されますから余計に不安になります。でも、医師は言うべきこと伝えるべきことは事前に説明しておかねばなりませんから、又、すべてに同意書のサインを求められますから、さらに心配は増します。

私事ですが、2年前、悪性リンパ腫(血液癌)となり、3ヶ月ほど抗がん剤治療や放射線治療を受けました。その後、改善されましたが定期健診は受けていました。ところが、今年5月の検診で、腹部に異常があるとの事で、6,7月の間、計35日間3回に亘り検査入院となりました。最終的には開腹手術まで行い、結果、虫垂大腸癌と分かりました。原因が分かるまで、徹底的に検査を行いますので、体重も10㎏弱減り体力もかなり落ちました。今は3回目の抗がん剤治療が終わり、週明けには4回目を受けます。
この間、家族の心痛は大変であったと思います。自分自身の事でないゆえ余計に心配は募ります。当事者は、ただ医師の言われるままでしかありません。ただ、私は一度も「わたしはがん患者である」とは思っていませんし、今も思っていません。

ももさんのご心配は分かりますが、今はマイナスを考えるなと言われても難しいかもしれませんが、一番は家族が大丈夫と思ってくれることが、お母様にとっても不安や心配は減ります。ただ、お母様が今回の病気に対してどのように捉えておられるかによりますが、まずは、必要以上にご家族が心配しないことです。
そして、その都度の状況に応じて対処していけばいいので、今の段階で勝手にマイナスを想像するのは意味がありません。

まずは、お母様の仮に手術であれば成功を祈り、病気が一日でも早く良くなるように、現実的には日々のお母様の体調がいい状態、痛みがなく、前向きな考え方ができるように応援してあげてください。

家族の方の病気は、家族の方の思いがとても大切です。そして心強いのです。特に娘さんの力は大きいです。今こそ、親孝行と思い家のことは任してと思ってください。それがお母様にとっての最大の癒しになるでしょう。

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質問者からのお礼

ありがとうございます。余計な心配の種にならず、ちゃんと支えられるよう、穏やかな気持ちでいる努力をしたいと思います。

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