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どうしても夫から離れられない

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結婚3年目、30代子なし夫婦です。
私(妻)は10年前から摂食障害を患っており、結婚してからは強迫性障害や不安障害などの兆候も見られるようになりました。

約3年の交際期間中はそれほど症状が見られませんでしたが、夫に対して執拗に愛の言葉を求めたり、束縛をするようになり、それが苦しくて私から離れた時期がありました。

が、どうしても夫を忘れられず、また私から復縁を申し出ました。

病気のことは勿論夫に伝えていましたが、夫は「君は君だ、大丈夫だよ!」と献身的にサポートしてくれました。

度重なる引越し(夫の仕事の都合)に加えて夫の超激務による孤独感に耐えかね、パートをしたり色々工夫をしましたが、夫への依存が増してしまいました。

友人関係やお金のこと、夜の性生活のことなどとにかく全てが不安で不満で、全てぶつけていました。すると1年くらいで夫の様子がおかしくなり、仕事ができなくなってしまいました。
夫も精神を病み、その頃ようやく自分の幼稚さに気づきましたが時すでに遅し、夫から暴言や暴力を受けるようになり、「お前のせいで俺はこうなった!恨んでやる!死ね!」とまで言われるようになりました。

その後1年半くらいかけて夫は私への恨みをぶつけていますが、一向に収まらず、その間何度も離婚届を持ってきます。怒鳴ったり物を壊したり、暴れたり、出て行けと言われて1ヶ月ホテル生活をしたこともあります。両家を混じえた話し合いもしました。
それでも、「また二人でやっていこう」と二人で話し合い、ボロボロになりながらも旅行へ行ったり楽しく過ごす日もあり、周りからは「よくわからない、理解できない」と言われています。

こんなことが続きましたが、先日改めて夫から「愛してる。でももう限界だ。離婚しよう」と言われました。
その後私が泣いていると、離婚してからも一緒に暮らせるし、色々な方法がある!と言われました。冗談ではなく本気のようです。また、今週旅行へいこうと言ったり、急に前向きになった感じもします。

受け入れなければと思うのですが、叩かれても何されても、夫がいない世界は考えられないのです。

現在扶養内勤務をしていますが、まずは正職に戻り、そしたら違う世界が見えるかもと思っていますが、何かと理由をつけて現状維持を試みてしまいます。

苦しいです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「愛してる」からこその決断を受け入れる

こんにちは。

「夫がいない世界は考えられない」という一文に、あなたの切実な思いが凝縮されているように思います。お辛いでしょう。

ただ、その思いは重々分かった上で敢えて申しますが、お二人の今後を考えた時、「離婚」を選択した方が良いのではないかと感じました。

ご主人は、粘り強く誠実にあなたを支え続けて来られたのだと思います。
ご結婚時に、「病気のことは」ご主人に「伝えていた」けれども、「君は君だ、大丈夫だよ」と「献身的にサポートしてくれた」。

しかし、ご主人の仕事上の「超激務」+「友人関係やお金のこと、夜の性生活のことなどとにかく全てが不安で不満で、全てぶつけ」た結果、ご主人も「精神を病み」「仕事ができなくなってしま」った。また、「暴言や暴力を受ける」までになった。

もし、現状あなたが「摂食障害」「強迫性障害」「不安障害」が落ち着いて、ご主人の精神が安定しているのなら、今後の行く末に希望が持てると思います。しかし、文面から判断するに、ご主人はあなたといることでこれまでの蓄積した精神的な負担を「暴言や暴力」で吐き出すことを止めるのは難しい様子です。現況では、あなたの病状にもますます悪影響を及ぼすでしょう。

この意味で、ご主人の「愛してる。でももう限界だ。離婚しよう」の言葉は、苦渋の決断ながら現実的です。「現状維持」では、経済的にも、精神的に共倒れになる可能性が高いと第三者からは見えます。

辛いとは思います。
けれども、ご主人の「愛してる」からこその決断を受け入れるのも、愛の一つの形として飲み込むべき時が来ているのではないでしょうか。

お大事になさってください。

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おきもち

釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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質問者からのお礼

ありがとうございます(_ _)
心に響きました

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