今の私にできること
はじめて相談します。つたない文章ですが、よろしくお願いします。
私の父と母は長年の別居を経て、熟年離婚しています。
離婚の経緯など今までの出来事から、私自身、父への不信感を拭えず、両親の離婚を機に父とは連絡をとる事もなくなりました。
先日、父が亡くなったと兄から連絡がありました。
兄夫婦は定期的に父と連絡を取って会っていました。
亡くなった父には内縁関係の方がいらっしゃり、その方と兄夫婦で近年やり取りをしてくれていました。
数年前に一度、私自身が父との関係に一歩踏み込むタイミングもあったのですが、ちょっとしたすれ違いにより、私と兄夫婦の溝も深まる事になりました。
父が亡くなり、葬儀が執り行われる事になったのですが、兄夫婦は私の疎遠だった今までの行動を良く思っておらず、通夜、葬儀には参列しないでもらいたい旨をやんわり伝えられました。
私も疎遠になっていた後ろめたさもあり、私が参列しなければ兄夫婦の気持ちもおさまり、その方がよい御見送りになるのならと思い、辞退する事にしました。
内縁の妻の計らいで、兄夫婦には会わない形で父とお別れの時間を作ってもらえる事になっております。
誰にも相談する事ができず、どのように気持ちを整理していけばいいのか分かりません。こんな私が最後に父に出来ること、これから父に出来ることありますか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなた自身の思いをお父様に語り掛けてみてください
ひまわり 様
相談ありがとうございます。
まずは、お父様のこと、ご愁傷さまでございます。お悔やみ申し上げます。合掌礼。
お父様とのこと、お兄様夫婦のこと、すぐに水に流すとか、何かの形でおさめようとか思わなくてもいいので、あなた自身の思いを、お別れの時間にお父様に語り掛けてみてください。それでいいのです。怒りの感情や不満の気持ちをぶつけていいのです。泣いてもいいのです。そして、余裕があったら、お父様の立場に立ってみて、自分を眺めてみましょう。あの時の自分をお父様からみたら、どんな自分に映っているでしょうか、お父様のその時の感情を思い描いてみてください。お顔を見る最後かもしれませんので、感情は出し切った方がいいのです。
難しいようでしたら無理にお父様の立場に立たなくてもいいですが、命をいただいたこと、この世のご縁があったこと、それだけでも感謝して、合掌礼拝をしてください。それでいいのです。
後は、自分自身の心を癒すことを心掛けてみたらよいかと思います。
さらにもし、葬儀後もお墓参りや法要など、できそうでしたら、お兄様とトラブルにならない程度に、ひまわり様ご自身でなさればよいかと思います。
参考までに。一礼
追伸:お礼メッセージありがとうございました。自分を責めてはいけませんよ。
過去のことは、あなたが最善と思って判断したはずです。それはあなたの思いやりや優しさから、出てきているはずです。お母様に寄り添ったのが何よりの証です。短所を責めたのではありません。あなたの優しさや思いやりがそうさせたのです。お父様にはそのことを伝えてみてください。
最後にあるように、生活のリズムは大切です、哀しみから癒えるためには、リズムから元に戻すと、心の方もついていくことがあります。やがていつもの笑顔が出てきますようにお祈り申し上げます。再礼
追追伸:お気持ちありがとうございました。あなたのお気持ちは、きっとお父様に伝わると思います。悲しみや混乱の中、自らをしっかりと保っていらっしゃるので、大丈夫かと思いますが、気持ちの整理がつかない時など何なりとまたご相談ください。合掌礼
逆にあなたは何をしたいのか?
ひまわりさん、お父様示寂され、お気の毒様です。ご自愛下さい。
あなたの文章を読んだ私の見解を述べます。
結論はお別れのお参りが出来たなら今後別に何もしなくても良いと思います。あなたの文章を読む限り、離婚したのは父親の浮気が原因であなたは母親の味方、でも、お兄様はあまりにも大人の対応をしてきたため、何だか複雑な心境。自分が悪者みたい。私にはそのように写りました。
最近では有名な芸能人が熟年離婚したように、子どもが独立し、それぞれ家庭を持ったから、お互い夫婦でいるよりはそれぞれしたいことしましょうと離婚でなく、卒婚する夫婦も増えていると言います。私は夫婦は偕老同穴で死ぬまで一緒にいますというのも一つの形。色々な夫婦関係があっても良いと思います。私はあなたに柔軟な思考を持ってもらいたいですね。
ところであなたはどんな夫婦関係を築いていきたいですか?自分はどのような人生を歩みたいですか?あなたが健康で堂々と人生を歩むことこそあなたが今後、お父様にしてあげることなのです。
人の短所はもう責めないで、自分の人生の道を歩みましょう。
最後に、一言だけ。葬儀をした僧侶は何もしなかったのか。
質問者からのお礼
お礼が遅くなり申し訳ありません。
釋孝修様
何度も読み返しています。心にしみわたっていくようなお言葉をありがとうございます。父の立場になり自分を見るという事、全く思いもしませんでした。最後に会う事ができる貴重な時間にしっかり父と向き合い、自分を見つめ直したいと思います。
今後は兄夫婦の迷惑にならない範囲で私にできることをはじめていけたらと思います。
大鐵様
ズバッと当たっているお言葉もあり、心にちくっと感じています。
どこか人のせいにして、向き合ってこなかった、自分をかばってきた結果が現状に至ったと思います。
最後、父に会える貴重な時間をどのような気持ちで迎えるのか、改めて自分の心と向き合いたいと思います。
すみません、一点だけ…おっしゃる通り私は母の味方です。父と母の夫婦間での事は私にも分からない事が沢山あったと今の自分なら理解できます。ただ、小学生の頃、母が泣き悲しんでいる姿を何度も見てきて、何か一歩間違えれば母はこの世を去ってしまうのではないかと思うくらい切羽つまった時がありました。
私は今でもその時のことを鮮明に思い出してしまうのです。本題から脱線してしまい、申し訳ありません。
「人の短所はせめず、自分の人生の道を歩みましょう」というお言葉、ありがとうございます。きちんと心にとめておきます。
それぞれ違った視点からのお言葉、本当に感謝しております。
今はまだ、私自身色々な感情がいりまじり、ぐわっと涙が出たり、なかなか寝れなかったり、夜になると頭痛がひどくなったり、食欲もなく不安定です。
感情はため込まず、発散し、まず、食べる、きちんと寝るなど1日1日丁寧に過ごせるようにしていきます。