夫の死をどうとらえたらよいかわからない回答受付中
アラフォーで夫を病気で亡くしました。
もうこの世に夫が存在しないということがとても苦しいです。Xで、「毎日、夫との思い出の日々から遠ざかるのが辛い」とポストしたところ、同じ境遇の方から「また1日故人に近づいた、と思っています」と返信があり、とても救われた思いがしました。自分が死んだ時に、夫にまた会える、迎えに来てくれる、という想像は、非常に優しく甘美なものに感じました。
しかし、私は個の魂の永遠を信じていません。生命は、肉体の死とともにその意識も永遠に失われると信じています。魂の存在は、科学的に証明できないからです。
私の中に矛盾した考えが同時に存在し、混乱しています。私としては、夫と出会ったことで愛を知り、夫との生活がこの上なく豊かで素晴らしいものであったがゆえに、また別の男性を愛して、共に生きたいという思いがあります。そのために、夫との人生には区切りをつけ、新たな独り身の人生をスタートさせたいと思っています。
しかし、夫は目に見えないだけで寄り添ってくれているのではないか、もう一生分の愛情をもらっているから、私は独りで生きられるのではないか。夫に対して、次のパートナーを探すのは不義理ではないか、最期の時に後悔するのではないか、という思いも湧いてきて、新しい出会いに躊躇してしまっています。
今後幸せに生きるには、夫の死をどのようにとらえていけばよいか、助言をいただきたいです。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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新たな人生に、意味をつけていく。そんな生き方があっていい。
共に過ごし一緒に生きてきた人ですから、「死」と向き合うことだけでも悲しく辛いものですね。これからもずっと一緒に生きていくと思っていた存在を失ったのですから、その人がいない人生を描きなおすプロセスはとても迷うものです。
私は遺族会を開催しています。参加される方は、それぞれの想いを「亡き人」「自分」に向けて語っていかれます。亡くした相手は同じ人でも、抱えている気持ちはそれぞれに、みんな違う。置かれている状況も、これから先の生き方も、違うからです。こうでありたい未来も気持ちとともに変化していきます。
「亡き人」の存在も形を変えて意味づけしていくものなのかもしれません。待っていてくれる、私の心の中に生きている、幸せになることを願ってくれている…… そうやって新たな人生に、意味をつけていく。そんな生き方があっていいのではないでしょうか。
あなたの今の気持ちのままに、心の支えに出会ったら、その縁を大切にしていくのもいい。その時々の自分の気持ちを、語っていくのも前に向くケアになっていきましからね。ハスノハで、また話をしましょうね。
あなたの人生や未来を大切になさって下さい
拝読させて頂きました。
大切な人である夫さんを亡くされてあなたは改めて夫さんとのご縁を見つめ直しておられるのかと思います。これからの生き方に向き合う時にあなたが夫さんのことをどう受け止めていけばいいのか、どう考えてこれからの生き方を歩んでいけばいいのかとお悩みなさっておられるのですね。詳細なあなたや夫さんのことはわからないですけれども、あなたのその思いを受け止めさせて頂きます。
様々な宗派によって教えは違っていますけれど、死によって仏様や神様に導かれ、先に往かれた親しい方々がお迎えなさって下さるとも言えます。ですから一日一日生きて死に近づいていく中で大切な人との再会も近づいているとも言えます。
あなたと夫さんとのご縁はこれからもずっと続いていくのです。今までの夫さんとのご縁もありこれからのご縁もあるのですからね。
あなたがこれからの未来に新たな出会いがありお付き合いなさり再婚なさることもあるかもしれません。その時もきっと夫さんはあなたを優しくお見守りなさっていて下さると思います。あなたはこれからも沢山の方々との出会いやご縁の中でいきていくのですからね。あなたが様々な方々と一緒に幸せに生きていくことを夫さんは優しくお見守りなさっていて下さるでしょう。それもあなたの大切な人生ですしあなたの生き方ですからね。
あなたがこれからも夫さんとのご縁を大切になさり、これからも夫さんにかげひなたと見守られ穏やかに生きることができます様に、これからの未来にも多くの方々との出会いやご縁に恵まれて心から豊かに幸せに生き抜いていかれます様に切に仏様や神様やご先祖様そして夫さんにお祈りさせて頂きます。至心合掌
どうかあなた自身の人生や未来を大切になさって下さいね、あなたを心より応援しています。