自己肯定感が低く希死念慮を抱いてしまう
こんにちは。初めて質問させて頂きます。
私の母親は穏やかでとても愛情深い人でしたが、父親は高学歴のお堅い公務員で、とても厳しく時に理不尽な人でした。
父の方針で私はお受験続きの幼少期を過ごしましたが、要領が悪く自分の世界に入りがちな子供だった私は当然父の望む結果を出せるはずも無く、父から毎日のように「お前は能力が低い」「お前は頭が悪い、ダメな人間だ」と言われて育ちました。
父からの日々の叱責は、高校時代一時的に私がグレた事をきっかけにあまりにあっさりと無くなりましたし、現在は親元を離れて1人暮らしをしていることもあり今は父を脅威に感じることはありません。
友人にも恵まれ、勉強したい事が勉強出来るという恵まれた環境にいながら、どこか心の底で「本来私は生きていても価値が無い人間なのだ、こんな私にこれから先良い事など何も起こるまい」と思ってしまいます。
私は鬱病とも闘っており、通院しながら大学のカウンセリングルームに通い前向きに寛解を目指しているのですが、カウンセラーさんにも「あなたの鬱病の根っこは幼少期の体験による自己肯定感の低さの可能性が高い」と言われてしまい、もっと心の深い部分でちゃんと自分自身を肯定してあげたいと日々苦しんでいます。
気分が落ちた時、いくら自分に「私は大丈夫、私には価値がある」と言い聞かせても父の言葉がフラッシュバックしてしまい、体調が悪い時などはいつも希死念慮を抱いてしまいます。
人生に焦ってしまう、自分が恵まれている事を忘れ自分は不幸な人間だと思い込んでしまう
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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自分を優しくいだく
Fishcakebae 様 相談ありがとうございます。
お父様から受けた言葉や態度が、心の底に残っているのですね。
そんな自分を、優しく温かく抱くことです。
あなたが、自己肯定感が低いと感じることは、あなたのせいではありません。
そう思うのは、あなたに責任はないのです。フラッシュバックが起こるのも、過去の体験がそうさせているだけで、あなたに問題はありません。
フラッシュバックが起こったり、自分に価値がないと思ってしまうのは、そう思わなければあなた自身が生きにくかったし、今から精一杯生きようとしていることへの葛藤です。
さて、フラッシュバックや不安に駆られた時、それを癒すのが、あなたが癒されたこれまでの体験をイメージしてそれを心に取り込んで、温かさや優しさ思いやり愛情を育んでいくことが大切となります。幼少期の体験を取り扱う前に、今の自分がどの様にしたら癒されていくのかを考えていきましょう。出来れば何か実践する方が良いと思います。
例えば、あなたが最も安らぐ場所で、最も信頼できる人が傍に居て抱きしめてもらい、優しくあたたかい勇気ある言葉をかけてもらうイメージを瞑想的に意識してみるなどです。何度も優しい言葉や勇気のある言葉を心に植え付けていく必要があります。
そうして、幼少期の自分を今の自分が癒すことが出来ます。幼少期の自分を癒すことが出来れば、自己肯定感が低いなど意識することなく、前に進んでいくことが出来るでしょう。
あなたはお母様が穏やかで愛情深いと理解しその体験もあるようなので、あなた自身の中に思いやりや愛情を育む種が備わっていると思います。きっと今の自分、幼少期の自分、そして未来へと、思いやりや優しさを育みながら進んでいけると思います。参考までに。一礼
追伸:お礼メッセージありがとうございました。そうですね最初は時間がかかるように感じてしまうかもしれません。自分が変わると信じて自分に思いやりを向けていれば、自己肯定感を意識せずに、優しさと温かさを感じて前に進んでいけると思います。難しければどうぞ気軽にご相談ください。再礼
質問者からのお礼
釋様、お守りのような優しいお言葉をありがとうございます。時間はかかると思いますが、私の中の優しさの種を育てて、私自身、(そして周りの人にも)優しく接する事の出来る母のような人になりたいと思います。ゆっくり頑張ってみます。