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親を傷つけてしまって自分も苦しい

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有り難し有り難し 6

私の家では母が自営業をしており、学生である私もバイトの代わりに手伝わせて貰っています。今は私も学校が休みなので毎日ほとんど手伝っています。ですが、あまりにも毎日な上に、休みだと言っていた日にも急に今日も、手伝ってくれるよね?と言われるようになり、もちろんお金は貰っているのですがだんだんと辛くなってしまいました。
祖母を初め、何名かの知り合いに、「母に毎日こき使われてしんどいわ」と冗談混じりで漏らしてしまうようになってしまいました。今日も美容院に行った時に母がいる前で無意識にその事を漏らしてしまい、家に帰ってから、「お金上げてるのにこき使われているなんて言わないで。悪い印象を与えてしまうやろ。もう悪い印象を持たれてしまっているわ」と叱責されました。その時に、その冗談混じりの言葉がどれだけ母を傷つけていたのかが分かりました。直ぐに謝罪し、母とは和解しましたが、私の中では後悔の念でいっぱいになり、自分の部屋で泣いてしまいました。人を傷つけたという事で自分も苦しく、なかなか立ち直れないです。このような状況になった時にはどうすればいいのでしょうか


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分を責めなくていい

コロン様 相談ありがとうございます。

冗談で言ったつもりが、相手を傷つけてします。そんなことはありますね。
あなたは、お母様にちゃんと謝罪して理解されているようですから、他人対しては問題がなく、自分に対して後悔が残って、落ち込んで立ちなおれないのですね。それは、自分を責めるからですね。
自分を責めると、脳が脅威を感じてますます立ち直りがおそくなります。そうするとさらに、自分を責めるようになり、悪循環になります。「なんで自分はたちなおれないんだ!」と責めるのです。
そんなときは、自分を癒すことです。自分に愛情を向け、自分に思いやりをむけることです。
あなたのこれまでで、誰かに優しくしてもらったことを思い出してください。
お母様でも、兄弟でも、親友でも構いません。誰にか優しく思いやりをかけてもらったことを思い出して、その時の自分の感情を思い出して感じてみたください。
温かさ、寛容さ、思いやり、優しさの感情をしばらくじっと感じて、そして、その感じを、後悔している自分に向けるといいでしょう。
そうするとこんな声が聞こえてくるかもしれません
「過ぎてしまったことは、反省もしたので、教訓としておこう。そしてこれからはその教訓を生かして、人にも思いやりをむけて、傷つけることが無いように気をつけよう」的な声です。
もっと簡単な温かい声かもしれません。「大丈夫。あなたは場を和ませようとしていたのだから、気にしなくていいよ。」「そんな間違いもある、これからはもっと和ませることを考えてみよう」
このような声が自分に沸き起こるように、癒しと優しさの感覚を受け取って感じてみてください。
きっと優しい、明るい、笑顔が戻るでしょう。
参考までに。
「自分に優しさを向ける方法」難しければ、ご相談ください。一礼

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有り難し
おきもち

個別相談可能
お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリング、コーチングなどで活動しています。 メールでの相談も受け付けています。hasunohaの回答後のフォローアップはメールで致しておりますので、メールでお問い合わせください。また面接でのカウンセリングセラピーをご希望の方もメールで連絡をお願いします。 honsyoji.sk@ddknet.ne.jp へどうぞ。
昼間は、ほとんど法務に出ておりますので、夜の応対になります。 できれば、事前にメールで相談内容を教えていただければ、スムーズなセッションになるように思います。 プライバシー、相談内容の守秘義務は遵守いたします。

質問者からのお礼

お礼が遅くなってしまい、本当に申し訳ございません。あれから、母とは和解することが出来、お互い思いやりの気持ちを持ちながら生活を送れています。

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