父が住職です。働いてるお坊さんについて
父が住職で、娘の私は時々手伝っています。父は誰にでも優しく真面目ですが、忘れっぽかったり小さい失敗をしたりします。
数人お坊さんが働いてるのですが
一番長く働いているAさんが
父の失敗(小さい事で、お檀家さんに迷惑をかけるものではありません。)を許せず、数年前から父に対して反抗的で、何か頼むと不機嫌になります。私でも気付く位の態度で。
何年も我慢していた父は、限界になり
優しく注意したのですが、逆ギレしました。私も見ていたのですが、住職に対してする態度ではありません。
週休3日、9時〜5時。
ボーナス無し手取り50万。
これにも不満ありらしいです。
Aさん以外は、父を尊敬してくれているようで、Aさんはいつも父の悪口を言ってると今回の事で、他のお坊さんが教えてくれました。
私はキレたのを見て直ぐにでも辞めて欲しいのですが、父はしばらく様子を見ると言っています。私は父を馬鹿にしているAさんとは働きたくありません。どう思いますか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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ご住職の判断を尊重する
こんにちは。
「働いてるお坊さん」、いわゆる役僧(やくそう)さんのことですね。
「数人お坊さんが働いて」いて、「週休3日、9時〜5時」「ボーナス無し手取り50万」が出せるというのは、かなりの規模のお寺だと思います。
「Aさん」は困った人ですね。
年の頃は分かりませんが、住職であるお父さんに「反抗的」「何か頼むと不機嫌」というのは、なんとも子供っぽい感じがします。住職から「優しく注意」されたのにも関わらず。「逆ギレ」するとは一般的な勤め人としても通用しない人格のようです。
このため、「直ぐにでも辞めて欲しい」「Aさんとは働きたくありません」という気持ちは良く分かります。
ただ、ご住職が「しばらく様子を見る」という判断をするのも、同じ住職として分かる気がするのです。それは、一般に言う家族経営的なものとは違う、「数人お坊さん」を抱えた小さいながらも組織であることを踏まえた判断として妥当だとも思うからです
常時、「数人お坊さん」を抱えているということは、毎日相当な数の法務があると思います。しかも、予定が詰まっている時に葬儀が複数入って手が回らない時があります。
では、仮にAさんが「直ぐにでも辞めて」しまったら、どうなるのでしょうか。ご住職や他の僧侶への負荷が一気にかかるとも考えられます。また、「一番長く働いているAさん」は地元の地理や檀家さんのお家の位置情報に明るく、ある程度の人間関係も出来ているでしょう。こういった経験、ノウハウは簡単に替えが効きません。そういった現実的な状況を、ご住職は総合的に判断しているのではないでしょうか。
また、定額のお給料があるということは、宗教法人の正規職員ということだと思います。つまり、一般的な雇用形態と同等という観点から、特に業務上で瑕疵があったり、背任があったのでもない限り「直ぐにでも辞め」させることは難しいように思います。この点も、ご住職はお分かりだと思います。
「父の悪口を言ってる」ことを「他のお坊さんが教えてくれ」るということは、「他のお坊さん」も辟易しているということでしょう。ここはご住職の「しばらく様子を見る」の判断を尊重して、今後お父さんの「失敗」等を防ぐためにあなたがサポートしてあげるというスタンスが宜しいと思います。そういう家族が寄り添ってくれていることが分かるだけでも心強いものですから(字数制限)