子育て終盤の辛さを聞いてください
初めて御相談します。
息子は勉強が出来たので、できる範囲で頑張って教育してきました。高校は公立トップ校に進み、行きたい大学のために一浪して有名私立大へ進みました。
就活が始まり、色んなアドバイスをしたものの聞く耳を持って貰えず、仕方なく本人に任せていたら、ことごとく落ち、9月に入ってやっと小さな倉庫会社に内定を頂きましたが…どうしてここまで頑張ってきてそこしかないの?と思うと…今までの頑張りはなんだったんだろう?と、辛くて仕方がありません。
下の娘は20歳になりますが、成人式は出たくない、と言うので、せめて着物着て写真だけでも撮って欲しいと頼みましたが、拒否。
娘は中学受験して入った中高で不登校になり、家庭内暴力もあり、母子で苦しみもがいて、転校してようやく大学へ進み、今は楽しい様子で本当に良かったと思うのですが…、
20歳の誕生日は友達に祝ってもらい、こちらはまた後日下宿先から帰ってきた時お祝いしよう、と言ってるのですが気が乗らない様子です。
待ち望んだ自立だから仕方ないと思いつつ、中学の卒業式、高校の入学式は出席拒否、高校の卒業式と大学の入学式はコロナで中止。
せめて成人式の着物くらい見たかったと思うのはエゴでしょうか?
何年も心療内科通いが続いているこんな自分の弱さにほとほと呆れてしまい、こんな親だからこうなってしまったのかな?もっと違う育て方があったんだろうな、そうしていたら息子の就職も、娘の不登校も、もっと違うようになっていたのかな、などと考えてしまい……
今まで何を頑張ってきたんだろう?どこを間違えていたのだろう、と、本当に辛くて虚しくて悲しくて仕方ありません。
子供に期待なんてするからこうなるんだとわかってはいるのですが気持ちがついて行きません…
どうしたらこの気持ちから抜け出して自分の人生を取り戻し、平穏に生きて行けるようになるのでしょう?教えてください…
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
「自分」「自分の人生」
こんにちは。
同じぐらいの年の子供を持つ親として読みました。
私がご質問でとても気になったのが、その末尾です。
「どうしたらこの気持ちから抜け出して自分の人生を取り戻し、平穏に生きて行けるようになるのでしょう」と書いてあるところです。
文章の大半が、子供さん達との20年間前後の経緯に費やされているにも関わらず、「子供に期待なんてするからこうなるんだとわかってはいる」という諦念とともに、「自分の人生を取り戻」す方法を問うています。
私は、今後子供たちとどのようにすれば上手く関係が築けるのか、という方法を問うのだろうとばかり思って読み進めていました。しかし、最後は「自分の人生を取り戻」す方法という「自分」のことに焦点が行っています。
文章の表現上、構成上、あなたが意図していたこととは違う書き方になってしまったのかもしれませんが、単なる書き間違いではないとも思うのです。それは、あなたの子供さんに対する視点から感じるのです。
息子さんは「勉強が出来」て「有名私立大へ進」んだが、就活の段階であなたの「色んなアドバイスをしたものの聞く耳を持って貰え」なかった。これに対して、本人は自分の努力で「やっと小さな倉庫会社に内定」した。これに対して、あなたは「どうしてここまで頑張ってきてそこしかないの」と「辛くて仕方が」ない。
息子さんは、あなたに頼らず自分の力で「内定」を取ったのです。
精神的自立ができて良かったのです。
しかし、あなたは学歴に比して「そこ」であることを悲しんでいる。
息子さんから見た「そこ」ではなく、あなたから見た視点で「辛くて仕方が」ない。
娘さんは「成人式は出たくない」、あなたが「せめて着物着て写真だけでも撮って欲しい」と頼んでも「拒否」。「20歳の誕生日は友達に祝ってもら」ったが、後日あなたが自宅で「お祝いしよう」というと「気が乗らない様子」。
娘さんには「拒否」「気が乗らない」理由がある。
それをあなたは聞きましたか。
自分だけの視点で「せめて着物」と言っていませんか
つまり、あなたは自分の視点に重心が掛かったものの見方になっていませんか。あなたは、すでに妻であり、母です。
妻である自分、母である自分。
これを抜きにして「自分」も、「自分の人生」もないと思いますがいかがですか。問いの前提をまず振り返ることを勧めます(字数制限)
質問者からのお礼
早々にお返事頂きありがとうございました。昨日1日考えておりました。
たしかに私視点の気持ちだけをぶつけてしまった質問でした。子供2人が同時に自立して行く中で、色んな思いに囚われてしまい、早くこの思いを手放して子離れをしなくては、と焦り、あのような質問になってしまいました。
それにはまず子供達との関係を立て直さないといけませんね…自立しても母親であることに変わりは無いんですよね。
昨夜は娘の方から連絡がありました。今朝は息子と穏やかに朝食をとることが出来ました。
心持ち次第で変化すると実感しております。頑張って参ります。本当にありがとうございました。