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出産へのトラウマと悲しい気持ち

回答数回答 1
有り難し有り難し 17

先月、2年間の不妊治療の末、第一子を出産しました。待望の我が子と対面して1ヶ月が経ちますが、未だに出産に対する思い出が辛いもので毎日悲しい気持ちを引きずりながら過ごしています。

気持ちの具体的な原因は

①計画分娩で決めた出産日に赤ちゃんが下りて来れず、予定日翌日に生まれたため、気が強くてがさつな妹(母の再婚相手の連れ子)と同じ誕生日になってしまったこと。
→計画だったため赤ちゃんが生まれてきたい日付で生んであげられず、苦労して授かった子が1/365の確率なのに身近にいる苦手な人と被ってしまってこの子だけの誕生日を作ってあげられなかった後悔でいっぱいです。

②分娩時間が長くなってしまい、鉗子で引っ張り出して生まれたため、顔に傷がある状態で生まれてきたこと。
→出産への恐怖心から麻酔をして無痛分娩を選択したため、陣痛促進剤をいくら入れてもいきむ力が弱いため、医療行為により娘を傷つけてしまった。

③分娩後、胎盤が正常に出てこなかったことによりすぐに痛くて恐ろしい処置を行ったため、赤ちゃんが生まれた喜びに浸ることができなかったこと。
→本来なら出産の喜びに浸れるところを、追加処置により幸せな気分から一気に恐怖へと変わった。

④コロナウイルスの関係で夫の立ち会いができなかったこと。
→夫は前妻との間の子どもの出産には立ち会いを行っているのに、自分との子どもの出産には立ち会えなかった。

⑤無痛分娩を選択したのに身体へのダメージは大きかったこと。
→普通分娩と違って痛みは無かったものの、出産時の裂傷がひどく手術を行って費用も通常の3倍かかってしまい、高いお金を払って痛くて怖い思いをした。

だらだらと辛い思いを述べてしまい、お恥ずかしい限りですが、まだ出産についての後悔から毎日がとても辛く、なかなか赤ちゃんに向き合うことができずに過ごしています。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

初心忘るべからず

質問読ませていただきました。

様々な後悔が頭をよぎり、ご自身の大切な子供の誕生を心から喜べないのですね。
心中お察しいたします。

さて、人というのは何事をなしても、何かしら後悔が残ってしまいます。ああしたらもっと良くなったんじゃないか・・・という風に。
しかし、人の欲望にはキリがありません。上を見だしたらどこまでも上を望んでしまうモノです。

そんな時は、初心を思い出して下さい。
2年間の不妊治療における1番の目的は何だったのでしょうか?それは、「自分の子供を授かる」、この1点に尽きるのではないでしょうか。
色々な思いはあるでしょうが、この1番大切な目的は無事に達成されました。これだけでも素晴らしいことですし、まさに奇跡とも言えるのです。いくら望んでも子供を授かることが出来ない方もいらっしゃるのですから。

それに悩まれてることの多くは、今この状況下(コロナ禍や無痛分娩の選択)において、赤ちゃんを少しでもストレス無く・無事に産もうとしたr.comさんや周りの方の最大限の努力の結果と言えるでしょう。
そうであれば、どれか1つでも違っていたら赤ちゃんは誕生していなかったかもしれません。
そう考えれば、無事に産まれたことを周りに感謝し、頑張って産まれてきてくれた赤ちゃんにありがとうと伝え、色んな事を我慢しながらも苦労して頑張ってきた自分を労ってあげれるのではないでしょうか。

何か少しでも参考にしてみて下さい。
不安でも追加の相談でも何でも良いので、必要ならばプロフィールを参照いただき、メールやZOOMの個別相談をご利用くださいね。

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個別相談可能
京都府・大阪府・奈良県の県境に当たる、京都府京田辺市の天王院というお寺でお勤めさせていただいております。山手の方にある、自然に囲まれた日蓮系宗派のお寺です。 13才から僧侶となり、たくさんの方と関わってきました。 現在は42才となり、3人の子育てに奮闘中です!また、教育関係の仕事にも勤めたことがあります。 自分の経験したこと全てが私自身の糧となり、それが人を救う力になればいいなと、何があってもポジティブに考えるようにしてます。 その経験を活かし、 ・人間関係 ・将来の不安 ・仏事全般 など、様々な質問に答えていきたいと思っております。 何か悩み事がある、個人的に相談したい、質問について他の人に知られたくない、という方は遠慮なくメールにてご相談下さい。 今までにたくさんの方からメールにてご相談をいただいておりますので、気軽にご相談してみて下さいね! また、ハスノハの回答には字数制限があり、私の回答に対するお礼に返事が出来ない場合も多々あります。ですので、返事を望まれる場合もメールにてご連絡下さい。 メールアドレスは下記をご参照下さい。 一両日中に返事をするようにしておりますが、こちらからの返事が届かない場合は、 ・メールアドレスを間違えていないか ・受信拒否設定はどうなっているか を確認して、もう一度メールを送っていただければありがたく思います。 また、お寺に直接訪問されてのご相談も受け付けております。その場合は、まずメールか電話にてその旨をお知らせ下さい。 お寺の予定と照らし合わせて、日時を調整させていただき、お寺の詳しい場所などをお伝えいたします。 ただし、電話回線が1本しかないこと、他の法務の電話が多いことから、失礼ながら電話での悩み相談は承っておりません。 直接お寺に参詣されての相談か、メールにての相談に限らせていただきます。 また、直接お寺に参詣されての法事や、ZOOMを通じての法事なども受け付けておりますので、希望があれば何でもご相談ください。 メールアドレス joukai4378+soudan@gmail.com 電話番号 0774-65-0161
法事や行事がなければ、平日・休日共に 9:00~12:00 14:00~17:00 の時間帯で相談できます。 土曜日や祝日の前の日なら、お寺の予定が何もなければ 21:00~ でも相談できます。 他にも調整できる場合もあるので、お問い合わせください。 人に話をしたり言葉に出すことで、気持ちが晴れたり、考えがまとまったりすることもあります。 どうぞ遠慮なくご相談ください。

質問者からのお礼

先日は親身に回答いただきありがとうございました。気持ちの切り替えになるお言葉で少しずつですが、このトラウマを克服してしっかり子どもに目を向けることができそうです。悲観していたことも小さなことのように思えて気にならなくなりました。大変感謝しております。

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