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なんでも悪い方へ考える癖がある

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有り難し有り難し 26

どうしたらもっと前向きな考え方ができるのでしょうか?
過去の嫌な記憶がフラッシュバックして不快な気持ちになったり、どうせ自分は何やってもダメだとか、人と話す時に(こんな奴と話したくないだろうから話しかけるのはやめとこう)と考えて話しかけるのを躊躇したり、そういう事を全部やめたいです。もっと気楽に生きていたいのに、自分で自分のことを苦しめまくっている気がします。どうしたらよいのでしょうか。今年25になるのですが、今までの約10年間、ずっとこのネガティブ思考に苦しんできたので、いい加減にやめてもっと楽しく生きてみたいです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

共感でき、敬える人の話しを聞くことで変化が訪れていきます。

もちろん誰にも過去を振り返ることをするものなのですが、過去(経験・体験)を糧に邁進しなければならない思いが、不安としてネガティブ思考が習慣化されているのも一つの要因となります。

衣服に染み込んでしまったシミや汚れは何度洗ってもとれないものです。また、強引な洗い方をすると、衣類自体にダメージを与えることもありますよね。

穴あきジーンズなどでは、穴があることでジーンズに「個性」が魅力となるものです。過去は変えれないからこそ、過去に執着をしていては、今日も明日もずっと「苦い過去+今=重苦」を生きていかなればならないということになります。

釈迦は「汝よ。水を汲み出したらならば、舟は軽やかに進むであろう。」と方便で説いてくれています。
  ※舟→自身。水→過去(執着)
自身で重たくしてしまっているということですので、軽やかに人生をすすめていくには、過去の自分で新しいことに挑戦するのではなく、自分を新しくしてやるという意気込みをほんの少しもつだけでも、変化していくものです。
人は自分のためには中々やる気や希望も持てないものでもあります。
恋人のために、家族や友人のために、会社のために、なんでも良いので目標を一つ決めることで、過去の苦労や辛かった経験が背中を支えてくれたり、押してもくれるようになります。

過去は過ぎた。未来もまだやってこない。今を懸命に生きることで、未来は切り開かれるのです。

過去を振り返るのは、目標に到達したときに振り返ると「これも思い出として経験として苦難があったんだと」とらえる時期が到来します。

・他人と比較しない意識をもつ。
・過ぎ去った過去の自分は過去の自分であり、今の自分ではないと意識をもつ。
・他人からの評価を気にしない。自分の目標だけにひたすら走る意識。
・自分に責任感をもって苦手だったことも挑戦する意識。
・承認欲求が強ければ、普通に意識をもっていく。

もうすでに変わりたいと、mizuseさんは思っていることで、少しずつ変化が訪れていることも意識してみてください。

山登りは頂上まで、すぐ行けないように、意識改革もすぐにはできないものですが、必ず時間をゆっくり焦らず向き合っていくことで、自身でも気づかなかった偉大な力が開花へと導いてくれます。

やれます!必ず!

合掌

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質問者からのお礼

ありがとうございました。

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