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祖母が弱っていくのが辛いです

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質問がしたいというよりも誰かに話を聞いてもらいたいだけです。

私は今年から高校生になりました。私の祖母は今年の7月に88歳になりました。
数年前から認知症があった祖母ですが、今年の4月に肺がんが見つかり、年齢も踏まえて自宅で治療はしない選択をしました。立て続けに乳がんや大腸がんも見つかり、どんどんボケてしまいました。

特にここ2週間の弱り具合はひどくて、2週間前には自分でお箸を持ってご飯を食べ、歩行器に頼りながらも歩けていたのに、今はもうベッドからは起き上がれず目も開けられず、今日はご飯は口に入れても飲み込めませんでした。

祖母はとてもパワフルで、大地主のお嬢様のプライドがにじみ出ている人間でした。私はかっこよくて美人で握力の強い祖母が大好きです。そんな祖母がこんなにも弱ってしまったのかと思うと涙が止まりません。正直、もって一ヶ月、いつ死んでももうおかしくありません。いつも介護の手伝いをしているのですが、日々出来ないことが増えていくのを見るととてもつらいです。

また、祖父は93歳で全くボケておらず、特に大きな病気もしておらず、とても元気です。きっと祖母が弱っていくのを隣で見守っていて、一番つらく感じていると思います。

うまく言葉にできずすいません。なにかお言葉をいただけたら幸いです。

2021年10月4日 1:17

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

優しくお見守りなさって下さいね

拝読させて頂きました。
大好きなお祖母様が病によって日々弱っていく姿を見るのがとても辛いのですね。また寄り添っているお祖父様の姿を見るのもとても辛く感じるのですね。あなたのそのお気持ちを心よりお察しします。
どうか可能な範囲でお祖母様やお祖父様を優しく見守ってあげて下さい。お祖母様もお祖父様もあなたのことを心から愛していつも優しく見守ってあげてくれていたことでしょう。そしてそれはこれからもずっと続いていくのです。
お祖母様はその人生をあなたやご家族の皆様と一緒に仲良く充実なさって生きてこられたのです。皆さんと一緒に心豊かに幸せに生きてこられたのです。そして与えられた天寿を全うなさっていかれるのです。
どうかその生き様を姿を優しく見守ってあげて下さい。
お祖母様はその生命を全うなさっていかれますが、それは終わりではありません。仏様やご先祖様がお祖父様を優しくお導き下さり、お祖母様は心から安心なさって下さることでしょう。そしてお祖母様はご先祖様方と一緒に心清くご成仏なさっていかれます。そしてあなたやご家族の皆様をこれからもいつも見守っていて下さるでしょう。
なかなか悲しみやつらい思いは消えないとは思いますが、どうかその思いを素直にお祖母様に心から向き合いお伝えなさって下さいね。お祖母様はいつもあなたのその思いを優しく受けとめて下さいます。
どうか今この時この時をあなたもご家族の皆様も大切になさって下さい。そしてお互いを思いやりながら助け合って下さい。ご家族の皆様で今までもお祖母様への感謝の気持ちを込めてしっかりとお世話なさって頂いてお祖母様の天寿を見届けてあげて下さいね。
お祖母様とあなたやご家族の皆様とのご縁はこれからも永遠に続いていくのです。いつもあなたのそばにはお祖母様が見守っていて下さるのですからね。
また宜しければあなたの思いをここでもおっしゃって下さいね。あなたをお待ちしてますね。
そうですか…お悔やみ申し上げます。そしてお祖母様が心安らかになります様心を込めてお祈り申し上げます。至心合掌 南無阿弥陀仏
あなたもご家族の皆様もどうか心を込めてお祖母様にお向き合いなさりご供養なさって下さい。そしてお祖母様を皆さんで送り出してあげて下さいね。
お祖母様と皆さんとのご縁はこれからもずっと続きお祖母様がいつも皆さんを見守っていて下さいますからね。

2021年10月4日 8:13
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

ありがとうございます。
今日の夕方に、祖母は亡くなりました。私が学校から帰ってきた頃にはきれいにお化粧をして、まるで寝ているようでした。
今も受け入れられていないことはありますが、大好きな祖母がいつでも見守ってくれていると思うと心が暖かくなりました。

祖母の死から約2週間立って、色々と落ち着いてきて、だいぶ気持ちの整理が付きました。たまにどうしようもなく辛くなったり涙が止まらなくなったりしてしまいますが、毎日祖父の家へ遊びに行って色々な話を聞いたり野球や釣り番組を見ています。やはり祖父は寂しそうで、私が遊びに行くと今まで以上に喜んでくれます。祖母のパワフルな生き様を祖母譲りの私の鷲鼻を撫でては思い返します。
祖母が見守ってくれているので!なんだか安心します

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癌の母、現実逃避の父

末期癌の母がいます。 あちこち転移していますが去年までは普通の生活ができておりました。ですが年始に足が腫れ歩けなくなり、骨転移が神経に障っているのと下肢の血栓で入院中です。 月末の退院後は元通りの生活とはいかず、幾分か歩行に問題が出るとのことです。抗がん剤も打ち切ることになるので、終末期の準備と覚悟も必要になります。 コロナ禍では入院すると面会もできませんので、できる限り在宅でと思っています。 なのでヘルパーさんを入れることも視野に入れ病院と相談をしておりますが、実家は物が溢れており、まず掃除から先にと思っているのですが、父が拒否します。 父は私と仲はよい方ですが、気持ちの弱い方で頑固。母が元通りになって帰ってくると信じて…信じようとしていて、掃除して手すりをつけることを退院してからと言い張って、話も聞いてくれません。 父が冷静に話を聞けないので病院との調整役は私が全て引き受けていますが、限界を感じ病院の相談機関には相談をしています。 退院前に父と私と看護師さんで面談をし、説明と説得をお願いしています。 多分今の時点でできることは全てできていますが、今後、父の気持ちを尊重しつつ母の生活の質を維持していけるのか?その調整が上手くできるのか不安です。 弟がおりますが、義妹は第二子妊娠中ですし、弟と父の仲が悪い為そこにも注意を払わないといけません。 今日もやんわり掃除の話をしましたが、退院したら!と話を聞いてもらえず、その度に無力感に襲われます。 向き合わない父に腹が立つわけではありません。ただ、困り果てています。 私だって、母がいなくなる準備なんて少しだってしたくない。全部投げ出してしまいたい。泣いて泣いて眠れない日もあります。 でも最後まで母が母らしくいられるように努力したい。 父に時間が必要なのはわかっていますし、ゆっくり進めるしかないのでしょう。 ただでさえ、父は一昨年長年介護してきた母(私の祖母)を亡くし、最近やっと立ち直ったところです。また失うことなど考えたくないのでしょう。その気持ちは痛いほどわかるのです。私も大好きな祖母でしたので。 でも、母について気持ちを共有できるはずの父がこの状態で、私一人先を考えなくてはいけない、この状況が叫び出したいほど辛いのです。 私はどのように両親と向き合うべきでしょうか。

有り難し有り難し 22
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