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毎日ストレスにがんじがらめです

回答数回答 1
有り難し有り難し 14

夫の実家で同居しています。10年前の結婚当初は一時的なつもりだったのですが義父が心不全、脳梗塞の影響で介護療養施設に入院し義母1人にできる状況でもなく出て行く可能性はなくなりました。
その家はよくいうゴミ屋敷並みに物が階段やドアの前にまで並べられ、毎日見るたびにストレスです。義母との関係は良好ではありますしやさしく穏やかな人と思いますが、嫁の立場から何事も強くは言えません。
足腰が痛い、体調が悪い、と毎日テレビの前で横になっています。買い物は行きたいが道路は歩きづらいと私の運転する車でしかここ何年も外出していません。
私の実家は要支援認定の母1人暮らしです。週に3日は身の回りのことをしに通っています。
双方共、通院にしろなんにしろ私がメインで送迎やら買い物やら役所ごとやらやるのが当たり前です。実母には寂しい思いをさせたくなく一生懸命サポートしているつもりです。私には兄がいるのですが実家には正月くらいしか来ません。全てわたし任せです。私がやるからそうなるのでしょうが悶々とした思いもあります。両家の用事の合間になんとか自分たち夫婦の用事を済ませたりする毎日です。
両家を焦りながら行き来してると、なんでやってあげてる立場の私がこんなに追われるような気持ちになってるのだろうと思ってしまいます。「やってあげてる」という気持ちはよくないことはわかっているのです。親に対しては恩返しの気持ちでやりたくてやってるとおもいたいのです。
表向きは楽しく見せたり、明るく振る舞えますが、心から笑ったりすることはほとんどありません。ここ何年も毎日悪夢で心拍バクバクで夜中に何度も目覚め、身体への影響も心配です。
私自身、少しの身体の不調でもものすごく思い詰め心配になって心がザワザワしてしまうタイプなのでいい加減、心持ちをなんとかコントロールしてはつらつと過ごしたいのですが、なにかきっかけがつかめません。ストレスがまた不調を引き起こし、また新たなストレスになり…と堂々巡りもわかっているのになにも変える事ができません。まとまりのない文章でお恥ずかしいです。申し訳なく思います。
なにかお言葉いただけたら幸いです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

私がやるという思考を変える 分担しようとする方向の努力が必要

実家の母のことだけではなく、義母の家庭の事もあなたが一人で背負っている状況なのですね。心身にも影響が出てきている。心持をコントロールして溌剌と過ごしたいと考えているのに変えられないと感じておられるのですね。

客観的に見て、貴方に物理的に、大きな負担がかかっていることが明らかです。私たちには、心の余裕を何とか保てる物理的限度があると思うのです。あまりにも忙しいと、誰でも余裕がなくなり、様々な事がストレスに感じる状況が生まれると思います。つまり、相談文を読む限り貴方は心の持ちようや、気持ちの変化で乗り越えようとされていると感じるのです。しかし、これは心の持ちようとか、貴方の能力が不足しているとかそういう問題ではないと思うのです。貴方一人に、あまりにも大きな負担が量的にかかっていることが一番の問題だと思うのです。だから、恥ずかしいとか申し訳ないと思う必要ないですよ。だから、何とか貴方にかかる物理的な負担を軽減する方法を考えることがここでは最も重要だと思うのです。そうではないと、貴方が潰れてしまう

もう一つ文を読んで気になったことがあります。「恩返しの気持ちでやりたくてやっていると思いたい」「兄がいるけど…私がやっている」という部分です。
貴方はケアという事を純粋で、それこそ善意、美しい精神でやらなきゃと自分で決めて頑張ってしまっているように感じるのです。しかし、これは社会がケアに押し付ける美化や母性神話の価値観の影響を強く受けていると思うのです。昨今ようやくフェミニズムの文脈で見直しが起こっていますが、ケア・家事というのはとんでもなく大変な仕事です。綺麗事ではない。女性のケア・家事労働は年収換算すると約300万円という試算もあります。貴方はそれほど大変な事を一人で引き受けてしまっているのです。これはもう善意等では出来ないと思うのです。貴方の気持ちは分る。でもここは心を鬼にして、家事を分担するべきだと思うのです。兄と衝突してでも、少しは手伝って欲しいという事をお願いする。夫さんにも、思い切って家事を分担してもらって欲しい。ケアや家事の役割は女がするもの、と貴方も、周りの男性たちも強固に思ってしまっているように感じます。労力を裂くなら、その思い込みを変える所ではないでしょうか?貴方はあなたを大事にしなければ。場合によっては外部の力、ヘルパーや、福祉等の力も借りて欲しいです

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浄土真宗本願寺派の僧侶です。 産業カウンセラーの資格を持っています。...
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質問者からのお礼

御回答ありがとうございます。

自分のやっていることを減らすという考えはまったく想像できていませんでした。

自分しかやる人間はいない、と考えていたのです。人に頼んでも不備がでたりするくらいなら自分で下準備、確認を重ね頭がパンクしそうになってもやろうとしていたのです。

回答読ませていただき、ハッとしました。

少しずつでも、自分を楽にしていけたらと
思います。

貴重なお時間つかっていただき本当に
ありがとうございました。

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