婚約者の母のご相談
来月入籍予定の婚約中の彼のお母さんについての相談です。
彼は一人っ子。父は亡くなっており、母(61)は健在です。母は働いておりますが、貯金10万以下。腰が悪く後何年働けるのかといった様子。年金も払ってきておりません。(父もガス水道もとめられたまま亡くなっており、お金がなかったと思います)
結婚にあたり、彼の奨学金返済もあり、この先何かあっても金銭的に援助はできない状況です。何かあれば、息子にお金を借りていた過去もあり、この先そんな話にならないかという心配です。彼とは仲良く過ごしてきましたが母のお金の話になるとギスギスしてしまいます。
私的には、結婚前に息子から母にこれから何かあっても助けてあげることはできるけど、金銭的に支援は難しい話をしてほしいのですが今月に顔合わせを控えており、今話したら顔合わせに来ない場合もあったり、関係が崩れると言って話してくれそうにないです。
私は、今まで年金も払わず貯金もせず好き勝手して生きてきた結果でしょうと思ってしまうので正直金銭援助はしたくありません。彼に話しても、親のことを悪く言われるのがもう辛いと言われ、どうしていいかわかりません。
彼の母自身は、なんとかなる精神で先のことをあまり考えてないようにみえます。
お坊さんからの回答 3件
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多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
高齢者や生活困窮者へ向けたサポートは、各自治体の制度も利用
そうですね…彼のご実家の家庭事情もありますから、金銭的に苦しくても、他人がとやかく言えませんが、あなたはこれから家族となりますから、気になりますよね。
もちろん、あなた方 若夫婦に余裕があれば、援助も視野に入れていけるでしょうが、援助に回すよりも、今後の生活や貯蓄、未来の子育て資金や教育費、保険等に充てていきたいものですよね。
法律上は、親子間には相互扶助義務がありますから、親の面倒を放棄するというのは難しいです。
ですが、高齢者や生活困窮者へ向けたサポートは、各自治体の制度としてもあるはずですので、そこで相談をしていきましょう。もちろん、お母さんには、ご自身の生活のことなのですから、自ら行政に相談なさったり、福祉や介護支援の準備もなさっていただきたいですね。地域民生委員もいますから頼っていただきたいです。
生活困窮者自立支援制度(福祉課・保護課)、市社会福祉協議会課、地域包括支援センターにも、相談していきましょうね。
まずは、お母さんに、今後の生活設計を立て直していただきましょう。
どうぞ、お幸せにね。
花嫁さんには、笑顔でいてほしいわ。
結婚という意味を考えてみましょう
ご相談文を読ませていただきました。
ありがとうございます。
貴女の義母になる彼のお母様は、パチンコやギャンブルなどの遊びにお金を使って、生活が苦しくなって彼を頼るのですか?
もし、彼のご両親が自営業であったり、失業が重なったりの中で彼を育てて来られたのであれば、年金を生活費から支払えなかった可能性は高いです。
何も怠惰で年金を支払わなかったわけでは無いかもしれませんよ。
それに、国民年金であれば仮に出たとしても生活が出来るほどは決して出ませんよ。
そんな辛い生活をしながら、彼を育てあげて来られたのではないでしょうか?
それを結婚を前に、経済的に支援は難しいとか言うのは、少し冷たくはありませんか?
可能であれば助けて差し上げるけど、でも、子どもが生まれたりいろいろとお金はかかるから、今までのように助けられないと申し上げるなら彼のお母様は傷つかないと思いますが、、、。
逆の立場をご想像してみてください。
貴女は自分のギリギリな生活で自分を育ててくれたお母様に、もう、経済的に助けないからって言えますか?
もちろん、本当に生活が出来ない場合には、日本には生活保護の制度があり、最低限の生活は保障されています。貴女と彼が結婚して、本当に彼の母親に支援が出来ない状況であれば、お義母さまの生活保護を申請出来ます。
最初から、彼の母親を切り捨てるようなことを言えば、彼の心が傷ついてしまいますよ。
結婚は親戚縁者が増えるということです。
よほどのことが無い限り、切り捨てることはできないと思います。
貴女と彼は、全く違う環境で育っているのです。価値観も違うはずです。
お互いによく話し合わないと、違いを認め合って夫婦で支え合うことが難しくなってしまいます。
今からでも、よくよく彼と話し合ってくださいね。
お金も才能も容姿も兄弟もスペックのうち
あなたは彼のどこが好きでどこが不満でしょうか?
例えば彼がバカでもイケメンだから好きとか、不細工だけど優秀で優しいから好きとか色々あります。
才能や容姿や運動神経や教養文化や地域でのコネや財産など、私達が親からもらったものは沢山あります。
一方で、親から恵まれなかったものもあれば、不細工な容姿や借金など、マイナスの財産をもらう場合もあります。
それらを総合評価して、私達は結婚相手を選ぶわけです。
つまり、「良いとこ取り」は難しいのです。
より完璧な恋人を求めるのであれば、自分もそれに釣り合う完璧な自分でないと、そのような素晴らしい相手には別の素晴らしい恋人(ライバル)が寄ってきてしまうのです。
私達にはプライドの煩悩(自尊心)があり、自分だけでなく家族や友人をバカにされても自尊心が傷つき怒りの煩悩が起動してしまいます。
あなたが彼の家族を非難することは、彼の自尊心を攻撃してしまう恐れがあり、あなたが彼から嫌がられるリスクがあります。
貧乏な家族がいることが彼の現実のスペックなので、それを他のスペックにひっくるめた総合得点で、彼を評価するしかありませんね。
例えば奨学金を返済しながらでも生活に困らない稼ぎがあるなら問題ないし、父親がいないなら将来の親の介護等は半分(一人分)ですから、彼は優良物件ですよ。
例えば私は、母を早く亡くしまして、父は母の看病のために転職したので貧乏です。(私も奨学金を返済しました。)
しかし、実家がお寺で母がいないので、私の妻にとっては「家つき庭つきババア(姑)なし」なのです。(笑)
ただ、彼に兄弟姉妹がいれば親の世話を分担できるけど、一人っ子なら独りで背負うことにもなりますね。
敵は母ではなく、あなたの煩悩なのかもしれません。
質問者からのお礼
皆様、お忙しい中ご回答をいただきありがとうございました。
追記させていただきますと
彼は一人っ子でして、
彼の両親は、昔からパチンコとお酒とタバコがやめられず、自分も子供の頃からパチンコに着いていっていたと聞いており、一緒に住んでいた時の話だと一切、何不自由なく暮らしていたと聞いております。
裏では苦労していたかとは思いますが…
母は、前職の退職金として30万いただき、それを使い、息子の近くに引っ越しをしてきました。引っ越し当日に1ヶ月でお金を使い込んでしまったから払えないと言っていたこともあったり、いまだにパチンコとタバコが趣味なところもあります。
母の姉に彼が相談したこともありまして、
お姉さんには、二十代の時から何回も貯金しろ、年金を払えって言ってる。でも聞く耳を一切もたない。だからお母さんはほっといて、自分の人生を生きなさいと言われておりました。
なかなか助けてあげたいと思わない
私は鬼ですよね。
彼が大事でずっと一緒にいたい存在です。
しっかり自分を見つめなおしたいとおもいます…