自分のやりたいこと。
私は会社に勤めていましたが、昨年に教員になるために辞めていまもう一度大学に通って勉強しています。仕事を始めた頃から落語に興味を持ち、いまでは見ること、聞くことはもちろん覚えることも楽しくなりました。もとから話すことが好きだったので自分にすごく合っているとおもいました。
教員になるために会社を辞めたのですが、いまでは落語のことを考えることのほうが、自分の中では楽しく自然とその時間も多くなっています。
いままで芸能の仕事に憧れは、遠い世界すぎてなかったのですが…最近はものすごく興味があります。
それと、周りをみると、同世代の人はみんなしっかりと働いていて、僕はまた学生に戻り時間などもあり、それが逆に情けなく感じてしまいます。
自分のやりたいことは教員だ!と決めて仕事を辞めたのに、いまでは落語をやってみたい!という気持ちに負けてしまっている気がします。
落語や、芸能の仕事に挑戦してみてもよいのでしょうか。それともいまの道を行くべきなのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
道に迷ったら一度立ち止まり、冷静になる。
仕事も辞め、教員になるために再度、大学に通っていらっしゃるとの事。
同期がバリバリ働いているのに自分が学生である事への情けなさ、焦る気持ちもわかりますが、しっかりと目標の為に頑張られているのですから何も引け目を感じることはありません!
今の状況に至るまでには貴方自身の中でそれ相応の「決意」あっての判断だと思われます。
しかし貴方は「教員になる夢」よりも「落語をやってみたい」気持ちに今傾いていらっしゃる…。
現在、時間に多少余裕がある分、好きだった落語を強く意識する気持ちが心の隙間に入り込み「教員」「落語」で心が大きく揺さぶられているのだと思われます。
このままでは人生を賭けて行った一大決心が「無」になってしまうのではないでしょうか?
話をする事が好きなのであれば教員も生徒の前で話をしなければならない職業です。
人前で話をするという点では落語と同じだと思います。
お坊さんにも趣味で落語されており、落語の要素を取り込んで仏教のお話をされたり、落語をお檀家さんの前で披露していらっしゃる方がおられます。
時間のある今、少しでも好きな落語の事を学び、落語家になるというより寧ろ、難しい話ですが落語の要素を取り入れた授業、教員を目指されるのも1つの手ではないでしょうか?
私個人の意見としましては、あくまでも「落語」は趣味として、貴方の本来の目標は「教員になる事」なのですから日々の学業(勉強)を第一に考えるべきだと思います。
新たなことにチャレンジする気持ちは大変素晴らしいことです。
ですが、今やらならなければダメでしょうか…?
教員になられ、ある程度の年数、年齢になられてからでも遅くはないのではないでしょうか?
年数が経過して、それでもまだ気持ちが残っていたならば落語家を目指されては
どうでしょうか?
今は、まず大きな決意を持って決めた事(教員になる夢)、自分がやるべき事(教員になる勉強)に対して怠る事なく精一杯行うべきです。
教員にせよ落語家にせよ、日々の積み重ねが必ず夢から実現へ変わる事を信じ、脇目ふる事なく目標に向かって頂きたく思います。
両方取るべき。
こんばんは。いったん社会に出られてから、改めて教員の道を目指す。子どもの成長に関わる事を選ぶ。誠に尊い事と感じますよ。
さて、お尋ねについてですが、ぜひ両立する事をお勧めします。落語は人生模様の宝庫、最近でもOLさんが落語サークルに入っていろんな話に触れ、自分自身の人生の糧にしていく小説がありましたね。他人になりきって台詞を言い、芝居をしていく事で、自分とは別の人生を、束の間生きるのだろうと思います。歴史の波に洗われてきた話は、どこか真実を内包しています。それに触れられる古典芸能は、もっと脚光を浴びるべきと考えています。
話し方にしても、相手(観客)との呼吸を見る事にしても、演じる事で気づく事はとても多いです。ぜひ両立する事をお勧めします。採用時も有利に働くと思います。笑いの教養も、きっとつく事でしょう。何かに打ち込んでいる大人が若者に接するのも、とても意義あることです。ぜひ二兎を追ってください。私も実は教員免許を持ちながら、一度もクラスを持つことなく現在に至ってしまい、後悔しいました。頑張ってください。
仕事と憧れとは分けて考えてみては。
あなたの思いはよく伝わってきます。
会社勤めを辞められて、大学に入られたのですから、その時点で教員になろうと強い意志をお持ちだったのではないですか。その気持ちを打ち砕くことがあったわけではなく、落語や芸能という選択肢もあるということを知り、世間というものを知ったわけです。
まずは、教員になることを最優先していかれることをお勧めします。あなたの今の思いは、教員になられたときに糧になることでしょう。落語や芸能の世界にも、外部からでは見えない業界常識というものがあります。そういう光の当たらない面も見ながら、落語や芸能の世界とお付き合いされてはいかがでしょうか。