セクハラを止められず、後悔しています。
会社の飲み会で他の女性従業員がセクハラにあっているのを注意することができず、心から後悔しています。
セクハラをした人はその日だけ参加した人なのですが、本当にセクハラが酷かったんです。
私は席順に恵まれたため、触られるなどはなかったのですが。他の女性従業員達は私の隣でセクハラの攻防戦をしていました。太ももを触られたり、肩を組まされたり、頭を触られたり。
しかし、私が注意できたのはたったの1回です。それでも、相手は辞めませんでした。
解散した後に被害にあった方一人一人に強く注意できなかったことを謝罪しましたが、「悪いのはセクハラしたやつだよ」とみんな許してくれて。それが逆に申し訳なくて忘れられません。
しかも、私はセクハラをした人に飲み代を全額「内緒で受け取って」と返されたんです。私が1番年下だったのもあると思いますが、セクハラの口封じにも思えて怖かったし、私はそんなに被害にも遭っていないのに受け取ってしまった罪悪感も凄いです。意図せず相手に『飲み代を奢って貰った』という貸しを作ってしまったようにも感じました。
女性従業員の太ももに手がいってるのを目撃して、自分がされたかのようにも感じて辛いです。涙が出てきます。
そして、自分にはもっとなにか出来たのでは?と考えてしまうんです。
お力添えを頂けたら幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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「会社」から場所が移っただけの「会社の飲み会」で出来たこと
こんにちは。
まず、事の経緯からの確認です。
「会社の飲み会」があった。「1番年下」のあなたは難を逃れたが、「他の女性従業員がセクハラに」遭った。「その日だけ参加した人」(年長の管理職の男性ということでしょうか?)がセクハラをした張本人である。あなたは、「解散した後に」「被害にあった方一人一人に強く注意できなかったことを謝罪し」た。これと前後して、「セクハラをした人に飲み代を全額」負担する旨を「内緒」で持ちかけられ、断れず受けとった。明記されていませんが、後にその「口封じ」のお金で全員分の会計を済ませた(全員にその旨を言ったかどうかは不明)。こういうことでしょうか。
論点は、
・「1番年下」のあなたがセクハラを「強く注意でき」る立場にあったか
・「口封じ」のお金を断れる立場にあったか
あなたは、そのセクハラ現場を「自分がされたかのようにも感じて辛い」と書いていて、被害女性の立場に立った親身な感情を抱いています。相手の苦しみを我が事のように感じていく、それ自体はとても大切な心をお持ちだと思います。
ただ、上記に上げた論点から言うと、あなたは現実的にセクハラを「強く注意」して指弾し、「口封じ」に相当するお金を断れる立場にあったかということを考えてほしいのです。
そもそも、「会社の飲み会」のなのであって、無礼講のように見えて実は違う。そういう場なのでしょう。その意味で、男性が自分の地位や立場を利用してセクハラをするのは卑劣です。
しかし、上下関係が理不尽に持ち込まれた現場であなたが出来ることや責任は「会社」の中での力に相当することしか出来なかった。それが現実だったのではないでしょうか。「会社」の日常以上の力をあなたは持ち得なかったのです。それは仕方のないことです。
これがもし、そのセクハラをする人を激しい調子で面罵して手を払い除け「強く注意」できたとしましょう。確かにセクハラは止むかも知れません。しかし、その男性がその後会社の中であなたにどんな仕打ちをするでしょうか。卑劣な行為をすることを躊躇しないその人が。
また、その時あなたが庇った「他の女性従業員」たちは、あなたを同様に必死に庇ってくれるでしょうか。これも心もとない話だと思います
あなたは「会社」から場所が移っただけの「会社の飲み会」で出来るだけのことをした。それで良いのです(字数制限)
次につなげる強い意志を!
わんさん、こんにちは。
セクハラの現場を見たけど、強い注意ができなかったのを後悔しているのですね。
なかなか注意をすることは勇気がいることです。自分に被害がかかる場合もありますから。
その反省を含め、今回を機に、そういう時にはどう対応するかをいろいろ考えてみる事も大切ですね。
注意するリスクを回避する対策方法もあります。たとえば被害者を連れ出す方法があります。普通に「(被害女性)さん、ちょっと一緒にトイレに行かない?」とか。自身がトイレにいって、被害女性に電話をかけて、席を外させるとか。加害者をうまくかわせる方法を常に考えておくといいですよ。
あまりにも酷ければ、その後に会社に伝えると、その後のセクハラ対応にもなりますね。加害者はあまりセクハラ意識がないため、会社を通じて対応することも大切です。
常にどういう対応ができるか、同僚と話し合う事も大切ですね。自分で責任を重くもたないように、前向き対策が大切です。
素晴らしい正義感を実現できるように応援します。
合掌
非道はどんどん明るみにさらして世間の声で「戒め」をつくる
人は公の場ではいじめやハラスメントはできないものです。小さな組織や集団内部で行われる事も世界の眼からすればおかしいことは絶対におかしい・悪いことは絶対に悪いことなのです。たとえ国のルールであっても酷いことは酷いこと。世の中には様々なハラスメントや酷い事件が絶えませんが、同じことを国や会社のトップがされたらいやがるでしょう。加害者だって嫌なわけですから人類全体から撲滅・根絶あるのみです。
では、そういう野蛮な行為はもっと改められるべきなのになぜ改められないのか?
それは、そういう行為を間接的に肯定している人たちが多いからです。
あるいは正そうとしても自分も被害に遭う(会社の上司を問題視することで自分が後から報復されると思う)心理があるからちっとも改められないのでしょう。
性犯罪や性被害は凶悪犯罪・極刑化されるべきです。
自分や家族がハラスメントをされれば誰でもいやなはずです。悪いことだとわかっているから小さな集団の中でおかしなルールをつくって身勝手なことをするわけです。伴侶を持つ人であれば、奥さんの前では他の女性へのハラスメントなどできないでしょうから、今後は(これをご覧になられた方も)証拠の動画・記録をとっておきましょう。学校の虐めだって親や校長先生でも見ていれば誰もやらないということはそういうことです。それが「戒め」になる。優先順位を人はきちんと弁えているのです。だからこそそういう戒めを会社でも作るのです。現代においてはさまざまな女性に対する差別や非道なことがあっても力の強いサイドが勝ってしまい、被害者が泣き寝入りをするというケースすらあります。先日の中国のテニスプレイヤーもひどい目に遭っていたから告発をしたら、国家の要職にある人間だからと声を潰されてしまった。恐ろしいことです。この世界にある人権というものはいまだまともに機能していないからでしょう。人権を利用して自分たちが都合の良いことをしようとする人すらいるから人権もまともに機能しなくなってしまうのです。
世の中のルールを決めるのは力の強い人間です。力の強い人間が正しいルール「戒め」を広めることで皆が言うことを聞くようになる。あらゆるハラスメント被害から被害者をなくすためにも、世界中の人たちにハラスメントはいけないことだという意識をSNSなどでどんどん広めて「戒め」が敷かれるようになるまで共に頑張りましょう。