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母との残された時間

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母が癌です。

今はまだ元気にとまではいかないものの普通に生活できています。
この元気な間にしておけることはないか?と思いながらも日々が過ぎていきます。
その残された普通に生活できているこの時間を無駄にしているようで何も出来ない上に奇跡を信じきる事も出来ていない自分が情けなく、どうしたらいいのか悩んでいます。
だんだん体の自由が利かなくなる前に何ができるでしょう?何をしておけば母が喜んでくれたり、安心してくれたりできるでしょう?

よく普通が一番、しっかり話をしたらいいとは聞きますが、それだけでは後悔しそうで。。。
それに普通に歩けている今、してあげられることはないのか?あれば教えていただきたい。

母に何をして欲しいかを聞きたくても、まだ諦めていない母にそんな話しは出来ないし、私も奇跡を信じていると言いながらも信じきれずにこうして不安からなのか何かしておかなくては!と思ってしまっています。

何かしてあげられる事やしておいたらいい事はないでしょうか?

後、だんだん最近は歩いていても途中で休むことも多くなってきており、そろそろなのかと不安だらけです。受け止める覚悟というかしっかり母を支えてあげたいので強くなりたいのですが、恥ずかしながら母に頼ってきた人生だったのでなかなか難しいです。
強くなれるアドバイスや言葉もいただけると有り難いです。
よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

母はいつも母

強くありたいという思いと、やり切れないお気持ちを
よくぞお聞かせいただきました。ご心中をお察しいたします。

お釈迦さまが説かれた私たちの生きる苦しみの根源、「老病死」とは、
そこに身を置くものの尊厳が損なわれていく苦しみでもあります。

老いれば、自ずと気力・体力は失われ、若き頃の充実を得ることは難しくなります。
病をうれば、痛みに苦しむ不自由な自己の心身を恨み、他の心配りさえ、憐れみやはずかしめとして受けてしまいがちです。
死は、まさにその人の存在そのものが無に帰してしまわないか、これまでの人生の価値すら疑う心持ちに苛まれるものです。

しかし、どんな状況に身を置こうとも、人は人としてありたいと願い、
貴方にとっての母は、母として貴方との時間を過ごしたいと願っているのではないでしょうか。

病に少しづつおかされてゆく体を抱えながらも、支えたいと願っているのは、お母さんの方なのかもしれません。自らの病に我が子が心をいためていないか、介護に無理をしていないか、自分の人生を私の病のために犠牲にしていないか、、、

子を思う母は、老いても病をえても、たとえ死が訪れようとも、いつも母としての尊厳を失いたくないものです。

いま貴方がお母さんにしてあげられることのひとつは、母に頼ってみることかもしれません。たとえ、母の不安を受け止めきれないことを打ち明けたとしても、お母さんは貴方の素直なお気持ちを受け入れて下さるはずです。

弱気を見せず、明るく強くあるばかりが仏教の目指される姿ではありません。クヨクヨしても、落ち込んでもいいんです。大切なのは、母と貴方、いのちといのちが一緒に悩んだり、迷ったり、しんどい気持ちを分かち合っていく「共苦」のこころがけにあると思います。

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おきもち

北海道の内陸にある浄土真宗の寺院を預かっています。法名(仏弟子の名前)、釋...
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あるがまま自然に接しられたらいかがてますか?

ご心配ですね。治って欲しい。長生きして欲しいというお気持ち、痛いほどわかります。うちも高齢の両親がいます。温泉など連れて行ってあげたいと思いますが、健康状態が許さず、近隣の神社仏閣めぐりにドライブがてらがいいところです。あとは病院通いですかね。
何かしてあげたいとのお気持ち、本当に尊いと思います。よくわかりますよ。難しいですよね。状況を言っていいものかどうか。正直に言うべきかどうか、非常に悩むところです。
私なんかは一応、坊主の端くれですから、魂は不滅で生まれ変わり死に変わると、頭では分かっていますよ。でも怖いですよ。寂しいですよ。そういう宣告は。
あくまでも私ならですが、聞きたくないですね。かりに助からないにしても、日常を淡々と生きていければいいと思います。なぜかと言えば、日々の生活こそが人生なんです。そこに幸せがあるかです。一時の幸せ、どこかへ行くとかね。思い出作りもいいでしょうが、まだ可能性があるのなら、その可能性を信じていけばいいのではないかと思うのですが、いかがですか?お母様のご気性がわかりませんのでね、何とも言えませんが、普通に自然に、気持ちとしては絶対に良くなるんだ。治るんだ、治って欲しいと信じていくのがよろしいのではないかと。私なら助からないということが確定しての最後の思い出ならともかく、まだ元気なら普通に接して欲しいと、もがきますよ。死にたくはないですから。
お母様の回復と皆様のご多幸を祈っています。

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おきもち

浄光寺の三浦康昭です。 くよくよと考えてもしかたがありません。明るく前向...
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無理せずできるだけのことを

私も先行きわからない母を介護してます。父は癌で亡くしました。言えることは、今できることをするだけです。無理をしても負担になるだけです。
日を経るにしたがって弱るのは目に見えてますから、今できることをすることで、後に悔いを残さないということでしょうか。
今しかない満開の桜を見せてあげに、近くの河原や寺社に赴く。それが最後の思い出になるかもしれません。写真を撮っておきましょう。
母の好きなものを食べに行きましょう。たとえ高くても。もちろん手作りの料理をありがたがってくれるなら、腕を振るいましょう。
誤診で長生きしてくれればしめたもの。そうでなくてもいい思い出を作っておけば、いざというとき安らかに成仏してくれることと思います。そしてあなた自身が悔いのない送り方ができると思います。
ご自身の宗旨はわかりませんが、お母様が自然に手を合わせ、南無大師遍照金剛・南無阿弥陀仏・南無妙法蓮華経・南無釈迦牟尼仏等々の念仏(宝号・題目等)ができるようなら、ありがたいことです。仏さまに手を合わせ、これからの日々を送る幸せをできるだけ長く過ごされることを祈念しております。

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おきもち

高野山真言宗権少僧正。高野山本山布教師心得。高野山大学密教文化研究所研究員...
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癌は糖質を栄養として育つ

まず癌の活動を止めることが先決です。癌は糖質を栄養として育つので糖質制限食に変えることです。米、小麦、マーガリン、果物、小豆、かぼちゃ、人参などの高糖質を完全に絶ち、肉、魚、葉野菜、チーズ、バター、マヨネーズなどの低糖質を摂るようにします。
カロリーとは燃やしたときの熱量です。食べたものが体内で燃えることなどありません。健康とは何の関係もないカロリーに騙されてはいけません。
権威医学はこれに反対していますが一部の医師(江部、宗田先生は最近著名です)は推奨しています。
なぜ反対するのか。健康になれば薬が売れない、医療報酬が入らないからです。

次にしたいのは、声を出すことです。又聞きの情報ですが、ある科学者が南無妙法蓮華経の音波が一番健康に良いという実験結果を得たと言ったそうです。
その信憑性は?ですが、前向きな言葉を声に出すことは悪いことではなさそうです。

法華経如来寿量品に
《毒病皆癒(どくびょうかいゆ)》の金言を拝することができます。
南無妙法蓮華経を自ら唱えると毒病がことごとく癒されると。
人間は糖質の摂り過ぎで病気になると言われています。多すぎる糖質は私たちの体にとってまさに毒なのです。

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おきもち

「平等」という嘘を信じるな。 仏はこの世が不平等であり辛苦から絶対に逃れ...
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質問者からのお礼

回答を頂きありがとうございました。

母はいつも母 。。。私の思いを理解し受け止めてくださり、「よくぞお聞かせいただきました」という言葉に詰まっていた気持ちがとけたようで涙が止まりませんでした。
まさに母は自分の病気のせいで私の生活を犠牲にだけはしないで欲しいという母です。病気の自分よりも私の事を気使うばかりです。母は母なのですよね。。。
そんな私も子を持つ母、母の立場での気持ちはわかっていて同じはずなのに気が付いてなかったように思います。
「共苦」強くなくていい、落ち込んでもいい、いのちといのちが一緒に悩んだり、迷ったり、しんどい気持ちを分かち合う。。。気持ちが楽になりました。私も娘とそんな関係でありたいし、そんな風に思っていてもらいたいと思いました。気が付けたことと暖かいお言葉に感謝です本当にありがとうございました。

無理せずできるだけのことを。。。そうですよね。考えてばかりよりもできることをしてあげる事が先ですね。早速満開の桜を一緒に見に行きます!!私も子供に自分が残してやれるものって「思い出」なんですよね。。。まだまだ私も母との思いで増やしていこうと思います。ありがとうございます。

あるがまま自然に接して。。。お坊さんでも寂しく思うと聞くと当たり前の事なのに私だけではなかったと気づかされみんな同じと気持ちが落ち着けました。このまま可能な限り気持ちも信じる気持ちをしっかり持ち普通に接していこうと思います。日々に幸せがある本当ですよね。ありがとうございました。

治療をやめたので食事にはかなり気を付けています。前向きな言葉を出すように心がけたいと思います。
食事のアドバイスありがとうございます。

私は友達もおらず、母に日々の事からすべて話してきました。そんな母が癌になり不安の中、こんなにも私に暖かい救いのお言葉をくださり救われた思いです。本当に感謝です。ありがとうございました。

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