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母と別離。虚しい気持ちから抜け出せません

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数ヶ月前、母が癌で亡くなりました。まだ50代前半でした。
長かった闘病から開放された母のことを思えば、きっと今は安らかなのだから、悲しむことばかりではないと思うのに、夜になって布団に入ると、涙が止め処なく溢れて止まりません。
私は実家暮らしで、過保護な母に甘えて育ったところもあり、母が癌になってからも、通院も介護も最期までずっと一緒でした。

今までの人生でも泣いてばかりでしたが、こんなにも深くて底が無い、別離の悲しみというものを知りませんでした。
この悲しみを知らないままで居られたなら、どんなにか幸せだっただろうかと。

神様仏様が居られるなら、なぜ今この時、この瞬間の悲しみからは救ってくださらないんだろうと自分勝手なことを考えてしまいます。
どこまでも他力本願な考えです。

また、最後には耐え難い別離が待っているのだと思うと、人と関係を深めることも避けてしまいます。
ここ数年、四六時中、病気や死に纏わることが頭から離れません。

そしてまた、この虚しさは今生きている人間では誰も、根本的な解決はできないと考えてしまいます。
他の人の体験談や仏教の教えなどを読むと、その時は気が紛れるものの、結局は一時的なもので、この先の人生を明るく楽しく生きていくなんて、とてもじゃないけれど無理だと感じます。

いつかは、自らの死によってこの悲しみから開放されると考えると気持ちが楽になりますが、自死する勇気はないです。
母は最期まで前向きな人だったので、こんなことを考える今の自分は本当に情けなくて、顔向けできません。

変わらない絶対の安心という境地に至れたらと願いますが、今の自分には信じられません。

元々、神経質でネガティブな性格でもあり、この堂々巡りの暗い考えから抜け出す方法が分かりません。
長文失礼致しました。

2021年12月3日 5:37

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お母様に心からお話なさって下さいね

拝読させて頂きました。
大切なお母様が病によってお亡くなりになりあなたは深く悲しんでおられるのですね。あなたのその悲しみは私の想像を遙かに超えるものでしょうが、あなたのその思いを心よりお察しします。
お亡くなりになられたお母様が心安らかになります様心を込めてお祈りさせて頂きます。至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
お母様は必ず仏様がお導き下さり、先に往かれた親しい方々やご先祖様方がお母様を優しくお迎えくださいます。お母様は皆さんに巡り合い心から安心なさり、仏様のもとで皆さんと一緒に一切の迷いや苦しみからも救われて心から円満になるでしょう、そしてご先祖様方と一緒に安らかにご成仏なさっていかれます。
あなたとお母様とのご縁はこれからも永遠にずっと続いていくのです。お母様はこれからもあなたを優しく見守っていて下さるのです。
あなたのその悲しみは消えないでしょう。どうかお母様に心から手を合わせて安らかになるようお祈りなさって下さい、そしてあなたのその思い悲しみを心からお母様にお伝えなさって下さい。あなたの思い全てをお母様は優しく受けとめて下さいます。そしてあなたに寄り添いなぐさめて下さいます。どうかお母様にありのままお話なさって下さいね。
いつの日かあなたがその天寿を全うなさる時が必ず参ります。その時は仏様があなたをお導き下さり、お母様がご先祖様達と一緒にあなたをあたたかく迎えて下さいます。あなたはお母様にお会いなさり喜び合い分かち合うことでしょう。そしてあなたとお母様は仏様のもとで心安らかになられて共に円満にご成仏なさっていかれるのです。ですからまたお母様とお会いすることはできるのです。
あなたは決して独りではありません、いつでもどこでもどんな状況にあってもお母様がついて見守っていて下さるのです。どうか安心なさって下さいね。
また宜しければあなたの思いをここでもおっしゃって下さいね。
あなたがこれからもお母様とのご縁を大切になさりながら毎日を心安らかに穏やかに生き抜いていかれます様にと切にお母様に祈っています。至心合掌 南無阿弥陀仏

2021年12月3日 10:46
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

Kousyo Kuuyo Azuma様
暖かいご助言と母へのお祈りを、ありがとうございます。
私はこの行き場の無い悲しみや、常に感じる人生の虚しさを、どうにか解決しなければならないものと思い込んでいました。
そう簡単に解決できるものではないからこそ、生じる矛盾に苦しみました。
今もこれからも、その気持ちが完全に消えることはないと思います。
でも、そんな悲しい気持ちすらも、正直に母に伝えても良いのだと気付かせて頂きました。
亡くなった母への想いは日増しに強くなるばかりで、泣いてばかりの毎日ですが、そんな自分を許してあげたいと思いました。
この度は、貴重なお時間を割いて丁寧にお答え頂きましたことに、心より感謝いたします。
何度も読み返して、日々の励みとさせて頂きます。

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